リーダーシップの考察
リーダーになれ(その1)

 こんなとき、あんな本のテーマでリーダーやリーダーを目指す人に
読んでもらいたい本を紹介しています。
ここでは、リーダーシップとは何かの考察をしてみます。

 この考察のベースは、Wisdomの上村 光弼さんの「コーチングが本当に
機能する「エンパワーリング」」の第4回と第5回です。
上村さんは、“「リーダーシップはカリスマ性でも資質ではない、それは
仕事である」というドラッカー博士の言葉の中身を、エンパワーリング流
に分解・解説してまいります。”として、リーダーシップとは何なのかを
定義してくれています。
分かりやすく、共感できるので、その部分を抜粋引用させてもらってます。
上村 光弼さんの同記事を本格的に学習するきっかけになれば幸甚です。

 尚、WisdomのURLは、http://www.blwisdom.com/です。ビジネスパーソン
には、必見のサイトです。
ビジネスシーンで役立つ知識・ノウハウ・心得が多様、多量掲載されています。
今後も参照・紹介させてもらうことがあると思います。

 また、ここで述べるリーダー、リーダーシップは、ビジネスパーソンを
対象にしています。もちろん、公務員や政治家にも共通する項目はあります。

 さて、ドラッガーの定義を見てみましょう。
  (「プロフェッショナルの条件」 P.F.ドラッガーより)

第1要件:リーダーシップを仕事としてみることである
 ・効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に
  見える形で明確に定義し、確立することである。
 ・リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を決め、それを維持する
  者である。
第2要件:リーダーシップを地位や特権ではなく責任と見ることである
 ・真のリーダーは自らが責任を負うべきことを知っている
 ・真のリーダーは人間のエネルギーとビジョンを創造することこそが、自らの
  役割であることを知っている
第3要件:信頼が得られることである
・リーダーが公言する信念とその行動は一致しなければならない
 ・リーダーシップは賢さに支えられるものではない、一貫性に支えられる

 この定義の前に、ドラッガーは、「リーダーシップは、カリスマ性や資質では
ない」と言っています。

 すなわち、志を持って、上記の三つの要件を満たすように努力すれば、
リーダーシップを有する人になれるのです。
自分のチームや部署を対象にスタートしませんか、リーダーになる努力を。