Self-helpしませんか

偶然の幸運に出会う能力というものがある(その2)



 勝間 和代さんが売れています。本も本人も。

あの佐藤 優さん(元外務省主席分析官)は、勝間さんの自己啓発本はよいと誉めています。「戦後、日本の教育は米国型に転換した、米国型教育は哲学を重視しない。それでも社会的エリートに上昇するために教養を身につける必要に迫られる。哲学に比較的に弱い文化圏で、教養の方法論を欲する“がっついたビジネスパーソン”のための自己啓発という分野が生まれたのではないか、という仮説を筆者は持っている。したがって、哲学的な基礎固めがしっかりされた自己啓発セミナーに参加したり、自己啓発本を読むと、仕事の能力を向上させるうえで役に立つ。具体例を挙げると勝間和代氏の著書が抜群に優れている。」(週刊東洋経済より引用)



「起きていることはすべて正しい」 勝間 和代は、Self-selpせねばと思わせる本でお薦めです。以下、抜粋引用。



<無限に広がる運命の成長パス>

将来あるいは運命は「ばらつき」だと思っている。過去のいろいろな努力を基礎として、将来の状況はそれに基づいた確率分布で生じる訳である。その確率分布をより上にするか、下方にするかのポイントは何であるのか。それは何らかの明確な目標があったり、より自分の運がいいと考えることが、いい方向に導く手がかりだと思う。同じ将来の可能性がツリー上に広がる中で、より上に行くコツは積極的な思考をもつこと、ものごとを自主的に決め将来のパスを自ら切り開いていく行動力である。ほんのちょっとした考えの違い、技術の違いで誰にでもできることだ。



「起きていることはすべて正しい」というのは、いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと夢想してもしょうがない。それよりは、起きていることから何を学びとり、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を最大に活用できるかを考えるか大切である。運を実力に変えることは誰もができることだ。


この思いから、その考え方や自分のやってきたことを経験に基づいて解説しています。



<セレンディピティ:偶然の幸運に出会う能力というものがある>

 偶然を幸福に結びつけるためには、何かピンとくるものがあったら、それに関する本を読んでみる。自分の仕事に応用してみる、記録しておくとかの反応をする。常に潜在意識のにピンときたものに行動を起こす。「気づく」、「受け入れる」、「行動する」ことで、偶然が幸福に結びつく。


<利他主義を習慣にすると運がやってくる>

 周りの人や関係者のためにと考えて行動する習慣があると何か仕事をしたり、活動をしたりするときに自分の効用ではなく、自分が所属している集団の効用がどうしたら最大になるかを考える習慣がつく。そしてチームの効果が最大化し、しかもその最大化への貢献が明らかであれば、自分の効用もほぼ自動的に最大化することになる。




推薦図書&参考文献:

「起きていることはすべて正しい」 勝間 和代