横隔膜と日本社会
肩こりや腰痛にくらべて、横隔膜の衰えはとても気付きにくい。猫背の構造というのは背中の筋肉が過度に伸びて肩が前方に突き出し、胸郭自体が前傾して横隔膜を押しつぶしている状態なのだから、肩こりの痛みと同様のダメージを横隔膜も受けているハズである。
初老向けの健康情報誌などで「ふくらはぎは第二の心臓」というキャッチフレーズのもと、やれふくらはぎを揉みなさいだのかかとの上下運動(カーフレイズ)をしなさいだのとありますが、横隔膜も血液を心臓に戻す同様の機能があり、ポジション的に考えてふくらはぎよりも横隔膜のほうが遥かに重要だと思われるのに、あまり注目されていない気がする。
そもそも姿勢というのは大抵の人が良くないことを自覚しつつ皆が問題視せずスルーしてしまう。なぜこうも軽んじてしまうのかというのをシロートの気安さで考えると、姿勢が悪くても横隔膜の衰えを自覚せずに済んでしまうからだというのが最大の原因なのだと思う。肩こりと同様の痛みが横隔膜にあり、睡眠時すら呼吸の度に鳩尾に激痛が走る様だったら、人類はとっくに滅亡しているんじゃないかと思う。手足の筋肉の衰えは中年になればほぼ全員が自覚するが、横隔膜の衰えはたいてい死ぬまで気付かない。
この理由をツラツラ妄想してみると。
横隔膜を含めた体幹が内臓を保持したり呼吸したりといった生命維持の役割を果たすのに対して、四肢の筋肉は走ったり物を持ったりといった作業を行うためのものである。それこそ狩猟採集の時代からスマホ必携の現代まで、人間の行動というのはその全てが目の前の対象物に対して手足を使って作用するというものであります。本来は体幹と四肢が協調して動くのだけれど、しかし人間の行動は往々にして体幹よりも四肢の動作を優先させてしまう。
スマホでもゲームでも料理でも農作業でも、目の前のものに対して手を使って作業をすると、無意識に胸郭が前傾してしまう。それは少しずつ横隔膜を押しつぶすという事である。逆に言いますと、人間は体幹の衰えに無自覚でいられるからこそ、高度で巨大な文明を築く事ができたのだ。いや、ホントに真面目に言ってますよワタシは。
今の社会がこのようにある中に姿勢の悪さが織り込まれている。トンデモ理論にもほどがあると思うでしょうが、今の日本は大人になったら自分の力を超えた無理をしてでも毎月稼いで、生命維持の力を犠牲にして鬱になってでも社会や家庭を維持しようとしてしまうのだ。社会で活躍する人は、往々にして体幹を犠牲にしてその力を四肢にまわす。おたくの会社の出来るサラリーマンが体調不良を自慢げに語る姿とダブりませんでしょうか?
初老向けの健康情報誌などで「ふくらはぎは第二の心臓」というキャッチフレーズのもと、やれふくらはぎを揉みなさいだのかかとの上下運動(カーフレイズ)をしなさいだのとありますが、横隔膜も血液を心臓に戻す同様の機能があり、ポジション的に考えてふくらはぎよりも横隔膜のほうが遥かに重要だと思われるのに、あまり注目されていない気がする。
そもそも姿勢というのは大抵の人が良くないことを自覚しつつ皆が問題視せずスルーしてしまう。なぜこうも軽んじてしまうのかというのをシロートの気安さで考えると、姿勢が悪くても横隔膜の衰えを自覚せずに済んでしまうからだというのが最大の原因なのだと思う。肩こりと同様の痛みが横隔膜にあり、睡眠時すら呼吸の度に鳩尾に激痛が走る様だったら、人類はとっくに滅亡しているんじゃないかと思う。手足の筋肉の衰えは中年になればほぼ全員が自覚するが、横隔膜の衰えはたいてい死ぬまで気付かない。
この理由をツラツラ妄想してみると。
横隔膜を含めた体幹が内臓を保持したり呼吸したりといった生命維持の役割を果たすのに対して、四肢の筋肉は走ったり物を持ったりといった作業を行うためのものである。それこそ狩猟採集の時代からスマホ必携の現代まで、人間の行動というのはその全てが目の前の対象物に対して手足を使って作用するというものであります。本来は体幹と四肢が協調して動くのだけれど、しかし人間の行動は往々にして体幹よりも四肢の動作を優先させてしまう。
スマホでもゲームでも料理でも農作業でも、目の前のものに対して手を使って作業をすると、無意識に胸郭が前傾してしまう。それは少しずつ横隔膜を押しつぶすという事である。逆に言いますと、人間は体幹の衰えに無自覚でいられるからこそ、高度で巨大な文明を築く事ができたのだ。いや、ホントに真面目に言ってますよワタシは。
今の社会がこのようにある中に姿勢の悪さが織り込まれている。トンデモ理論にもほどがあると思うでしょうが、今の日本は大人になったら自分の力を超えた無理をしてでも毎月稼いで、生命維持の力を犠牲にして鬱になってでも社会や家庭を維持しようとしてしまうのだ。社会で活躍する人は、往々にして体幹を犠牲にしてその力を四肢にまわす。おたくの会社の出来るサラリーマンが体調不良を自慢げに語る姿とダブりませんでしょうか?