良い姿勢を作るために 下腹に力を入れる | 今日も定時ダッシュ

良い姿勢を作るために 下腹に力を入れる

 内股、お尻ときて、次は下腹に力を入れましょうぞ。実際には、内股に力がうまく入るようになると、自然に下腹にも力が入れられるようになります。逆に言うと、下腹に力を入れずに内股やお尻だけに力を入れるなんて芸当はまずできません。

 お腹をひっこめることは内股に力を入れるより簡単なので、気合いを入れる際は全力で、ほどほどの時は少し緊張させる程度で下腹を締めてやりましょう。

 しかし下腹。この下腹なるもの。なんちゅーかポッコリ下腹だろうがタヌキ腹だろうが、30代後半になると多くの人間が風呂上がりに下を向いて、あるいは鏡を眺めて「どうしてこうなった」と一人ごちた覚えがあるのではないかと思います。なーんで下腹に集中して脂肪が付くんやろうねえ、これが全身に散ってくれれば見た目はそれほど気にならないのに。

 ということで、中年太りならば下腹出っ張るのが当たり前、という認識から一歩遡って、「なぜ下腹なのか?」というのをアレコレ調べてまとめてみました。以下は多分に与太話を含みますので、テキトーに読み流してください。

 そもそも脂肪には付く場所によって皮下脂肪と内臓脂肪とに分けられます。てことは、内臓のある腹部は脂肪がダブルで付く部位で、なかでも腹筋の衰えとともに起こる内臓下垂によって下腹部に内臓脂肪が特に貯まりやすく、それに皮下脂肪まで付いちゃ下腹ポッコリにもなるわな、という理屈その1。

 そもそも腹部は肋骨のように骨によるガードがない部位なので、内臓を支えるためには筋肉しかなかったのが、中年の不調法で腹筋が衰え、かわりに脂肪を溜め込むことによって内臓を支えている、下腹部の脂肪は筋肉のピンチヒッターであるという理屈その2。

 その3は、これは下腹部自体に脂肪がつく理由ではないのですが、小太りのほうが長生きするという最近の報道がありました。まあ一応統計を取った結果なのだから正しいのだろうとした上で話しますと、中年太りは基礎代謝量が減って余剰分のエネルギーを脂肪として蓄える、という、一般には老化現象に入る事柄だったのが、実は延命のための生理現象だったのだということになる。その現象の中で、腹が一番脂肪を貯めるのに適した構造になっているのだろう。

 中年になって痩せようと一念発起して、若かりし頃の自分の腹を目指そうとする人は多いと思う。というか自分はそうでした。でもね、皮の下がすぐ筋肉で、脂肪なんてホントにこの世に存在するの?なんていう傲慢な思想は若者だけに許されることで、中年になったら(大会時のボディビルダーでもなければ)適度に脂肪が付いていて然るべきと悟りましょう。その上で腹筋を蓄えて正しい姿勢を身につければ、普段の見た目は非常にスッキリしたものになります。