中年と姿勢 | 今日も定時ダッシュ

中年と姿勢

 中年になって健康情報がことさら気になる今日このごろ。自分なりに色々とやってみた感想なぞを書いてみようと思います。

 しばらく前に「腹はひっこめるだけで痩せる」という触れ込みでドローインが流行った。などと他人事のように言ってますが、ワタクシも植森先生のドローイン本を買いましてございまする。

 とりあえずこの本は「腹をひっこめていれば、そのうち形状記憶的に腹が痩せる」という人を小馬鹿にしたような主旨で、なんちゅーか、昔マンガにあった「早く走りたければ、一歩足を出したらすぐに反対の足も出す」みたいな、そりゃー腹ひっこめてんだから腹はひっこまってるだろうがよ、などとイチャモンつけながらチマチマやっていたらアラ不思議。なんだかホントにウエストがスッキリしてきた感じがする。

 ここで人生四十数年、さまざまな痩せ情報に振り回されてきたワタクシが人生で初めて悟ったのでありました。曰く


「痩せると締まるは違う」


 ドローインは腹痩せを謳ってはいるが、これは痩せるのではなく引き締めるための技術であり、腹の脂肪の量が変わらなくても腹筋が付くだけで腹の形は変わるのだ。そしてココが大切なポイントだが、人間は腹をひっこめるときになんとなく姿勢が良くなるのだ。中年になって猫背が進んで腹に力が入らなくなると下腹に贅肉がボコッと付いてくるけれど、これは若い頃に比べて太ったというよりも腹筋が弱まって腹が垂れたという表現のほうが正しかったのだ。そして中年太りで腹に集中的に脂肪が集まるという負のサイクルが始まる。あなおそろしや。

 逆に言うと、体重を減らしても腹のボリュームは全然減った感じがしないというような人は、姿勢を正しくするだけで見た目がかなりスッキリするハズ。ドローインの本によると、腹をひっこめる前に背筋を伸ばすと書いてあります。猫背で背筋が簡単に伸びない人は壁に背中をくっつけて背筋を伸ばしましょうとまで書いてあり、実はドローインは腹をひっこめることじゃなくて背筋を伸ばすほうが肝心なんじゃないかと思う。なんとなれば、背筋が伸びるとそれだけで腹筋が締まって腹が引っ込むのだ。映画評論的に言うと、ドローインは背筋を伸ばすためのマクガフィンなのであります。

 中年になると、姿勢が悪いために肩こりやら腰痛やら色々ガタが出てきて、下腹ポッコリもそのうちの一つである。じゃあ姿勢を直せば体の節々が痛いのも無くなって腹もシェイプされて良い事尽くめだぜ!オーイェー!!

 なんてね、そんな簡単なモンじゃーないのよ、中年の姿勢問題って。