ソーシャルゲームの報道のありかた | 今日も定時ダッシュ

ソーシャルゲームの報道のありかた

 「ドリランド」が有名なソーシャルゲームで行われているコンプガチャが景品表示法に抵触するために消費者庁から中止要請がなされる方針であるという報道について。

 上の一文において、自分はなるべく簡潔に、かつ過不足なく記述したつもりでありますが、この文に出て来る単語のどれ一つとして理解できておりません。まあドリランドはいいか、TOKIOがCMするたびに何か騒動が起こるゲームってことで。

 先ずソーシャルゲームとは何ぞや?が分からない。分からないが、ソーシャルゲームを扱うニュースから受けるイメージは「グリーとモバゲーでやっているゲーム」としか読み解けない。もちろんこれが違っていることは百も承知だが、報道する側もソーシャルといえばグリー・モバゲーのイメージしかないのではなかろうか。

 コンプガチャってのも遊んだことのない身にとってはイメージしづらいが、これもニュースを読む範囲では「グリー・モバゲーの高収益を支えるサービス」ということで、これが法律に違反するだろうという事なのだろう。

 ニュースを普通に鵜呑みにするならば、ソーシャルゲーム=グリモバ=ガチャで高収益、という線で結ばれる。テレビの経済ニュースもネットのニュースも、この線を超えてソーシャルゲームとは何ぞやを説明する意図は一切無かったし、グリーやモバゲーにあるゲームの特徴を「課金が儲かる」という以上に知らせようという報道も無かった。そこには、報道する側の怠慢と受け手に対して「奴らはどうせ儲かるか儲からないかでしか判断できねーし」という見くびりと、大口の広告主であるソーシャルゲーム会社の価値をさらに上げようというマッチポンプ的な記事が繰り返されている。

 今回のニュースで色々とネットを見て回ったのだが、当のグリーやモバゲー側の発言ですら、会員からどうやって金を落とさせるかという手段を滔々と述べはしても、「ウチのゲームはこんなに面白い」と内容で勝負しようとする発言が全く無かった。このような貧相なイメージしか持たれていない中で、唯一「儲かってる」という点でしか持ち上げられていなかったのだから、実際にコンプガチャ以外に儲ける手段があったところでそりゃ一気に引くわ。

 たぶん、ソーシャル会社もマスメディアも、ソーシャルゲームに関して一番どうでもいいのが「それがゲームであること」ということなのだと思う。