みんなのリズム天国 重役会議 | 今日も定時ダッシュ

みんなのリズム天国 重役会議

 手軽に遊べるスタイルが携帯機向きなんじゃないかと思ってましたが、Wiiでも断然イケてます。

 まずWiiリモコンを使う点がグー。このゲームはAボタンとBボタンしか使わないという、ファミコンよりもシンプルな操作で、一見リモコンの特徴を利用していないように見えるのだが、体感ゲーム的な特徴よりも、「片手で持ってフリースタイルで遊べる」という点で物凄くWiiリモコンと相性がいい。腕を振ってリズムをとりながら遊ぶもよし、CMのように立って体全体でリズムをとりながら遊ぶもよし。

 もう一つ、このゲームは一人でコツコツやるタイプでもあるけれど、家族や友達みんなで笑いながら遊ぶこともできて、これまでのGBAやDSの奴は子供達が密集してゲームを見ていたのだが、テレビの大画面だと皆が好きずきにリズムをとりながらゲームを見ていられる。たいがいのゲームは誰かがプレイする横で見ているだけでもそれなりに面白いのだが、プレーヤーが上手くても下手でも(むしろ下手なほうが見ていて色々面白い)見ていて笑えるというのは、なかなか他のゲームにはない特徴です。

 AボタンとBボタンしか使わない仕様も、DSの弾き操作に挫折したオッサンとしては非常に嬉しい。

 ゲームの内容は相変わらずシュール。このシリーズはそもそも、つんくが「日本人のリズム感を良くしたい」という思いで任天堂に企画を持ち込んだそうだが、これが暗算力だの記憶力だのなら理解しやすいが、リズム感といわれてもサッパリピンと来ない。もうこのゲームの出発点からかなりシュールであります。

 そして過去のゲームが「サルと踊る」だの「タマネギに生えたヒゲを抜く」だの、どうやってこのアイディアからゲームにしているのか、これも考えるだけでも恐ろしくシュールであります。「メイド・イン・ワリオ」ならばパッと見て面白いかの判断はつきそうだが、「リズム天国」だと企画だけで面白いと判断するのは至難の業ではなかろうか。結局このゲームはリズムにノる事に面白さがあるのだから、ゲームの面白さはアイディアよりも、どんな音楽で、どういう演出をして、どこでボタンを押させるかという、作り込みの部分に拠る所が大きいように思う。

 そこで今回のゲームに収録されている「重役会議」について。腹の出た4匹のブルドックがノリノリで椅子に座ってクルクル回るゲームのタイトルが重役会議なんて、腹抱えて笑ってしまいました。子供達は何がそこまで笑えるのかサッパリ分かっていませんでしたが、もうね、音楽にノれさえすれば何でもOKとばかりにここまで腹黒い演出をほどこす辺り、やっぱり任天堂はスゴい。こんな発想は、絶対に上司に対する悪意と天然のユーモアがなきゃ出てこないよ。