冷たい熱帯魚
やたらと描写はエグイが案外怖さの少ない「冷たい熱帯魚」ですが、これはおそらく、人を殺して死体をバラバラにするという行為に狂気を全く含ませていないからだと思う。
この映画のモデルとなった事件をはじめ、いくつかの類似の事件に共通するのは、犯人にとって人殺しはあくまで事業と捉えている節がある事だ。劇中でも殺してバラして燃やす行為を犯人は何度も「仕事」と呼んでいる。やってる事は異常でも当人はあくまで正気で行っているので、観客のほうも案外落ち着いて見ていられた人が多いのではないかと思う。もちろん実際の事件として考えると「正気だからより怖い」という見方もできるのだけれど。
「冷たい熱帯魚」は先ず犯人の強烈なキャラクターが中心にあり、夫の犯行を分かってて一緒にいる女房とはどんな女なのかという考察があり、そして彼に巻き込まれる人間というのはどういう性格で、どういう生活をしているとつけ込まれやすいか、という状況をよく考えてある。これは脚本がしっかりしているのだろうと思う。筋運びが、最後に主人公の娘がとった行動も含めて、とても現実的で理にかなっている。
脚本が良かったと思う上で敢えて書くが、映画が始まって一家が冷凍食品ばかりの食事をとった後に主人公がトイレで吐くシーンがあるのだけれど、結局あの嘔吐シーンは何だったんだろう。映画の途中で「唐揚げぐらいの大きさ」という悪趣味なセリフがあり、そういえば冒頭の食事には唐揚げが出てたよなあ、そりゃこんなこと言われちゃ唐揚げ食えなくなるよなあ、と納得していたのだ。となると冒頭の食事シーンは事件が起こった後日談で、これは結末を映画の冒頭に流すタイプの映画だと思ったら、ラストは全く冒頭と繋がっていませんでした。あと、主人公の女房が常にオッパイの谷間を見せつける深い胸元の服を着ていたのだが、あの家庭の主婦があの服装ってオカシイだろう、と思いつつ、見事なオッパイなのでこっちはオーライでござる。
こんな人にオススメ:グロ耐性があれば、素直に楽しめる映画だと思います。
この映画のモデルとなった事件をはじめ、いくつかの類似の事件に共通するのは、犯人にとって人殺しはあくまで事業と捉えている節がある事だ。劇中でも殺してバラして燃やす行為を犯人は何度も「仕事」と呼んでいる。やってる事は異常でも当人はあくまで正気で行っているので、観客のほうも案外落ち着いて見ていられた人が多いのではないかと思う。もちろん実際の事件として考えると「正気だからより怖い」という見方もできるのだけれど。
「冷たい熱帯魚」は先ず犯人の強烈なキャラクターが中心にあり、夫の犯行を分かってて一緒にいる女房とはどんな女なのかという考察があり、そして彼に巻き込まれる人間というのはどういう性格で、どういう生活をしているとつけ込まれやすいか、という状況をよく考えてある。これは脚本がしっかりしているのだろうと思う。筋運びが、最後に主人公の娘がとった行動も含めて、とても現実的で理にかなっている。
脚本が良かったと思う上で敢えて書くが、映画が始まって一家が冷凍食品ばかりの食事をとった後に主人公がトイレで吐くシーンがあるのだけれど、結局あの嘔吐シーンは何だったんだろう。映画の途中で「唐揚げぐらいの大きさ」という悪趣味なセリフがあり、そういえば冒頭の食事には唐揚げが出てたよなあ、そりゃこんなこと言われちゃ唐揚げ食えなくなるよなあ、と納得していたのだ。となると冒頭の食事シーンは事件が起こった後日談で、これは結末を映画の冒頭に流すタイプの映画だと思ったら、ラストは全く冒頭と繋がっていませんでした。あと、主人公の女房が常にオッパイの谷間を見せつける深い胸元の服を着ていたのだが、あの家庭の主婦があの服装ってオカシイだろう、と思いつつ、見事なオッパイなのでこっちはオーライでござる。
こんな人にオススメ:グロ耐性があれば、素直に楽しめる映画だと思います。