ゼノブレイド シナリオ | 今日も定時ダッシュ

ゼノブレイド シナリオ

 ようやく終了。いや~長かった~。

 結局ジャンクス以降はクエストを無視して、最低限のレベル上げ以外はシナリオを黙々と進める方針で遊んでいたおかげで、ゼノブレイドのシナリオについても色々思うことが出てまいりました。

 まず、シナリオをどうこう言う前に自分のスタンスを説明いたしますと、現在のわたくしは映画ですらシナリオを大して重要だと思っていない人間で、ストーリーなんて所詮は映画がダレない程度に緊張感を与えてくれる程度のもので良いのではないかと思っております。そしてゼノブレイドにおけるシナリオは、まさにこの「プレーヤーがダレない程度にゲームの筋を通す」という点において、とてもバランス良くゲームに組み込まれていると思いました。
 
 二つの神の骸がゲームの世界であるという設定がゲーム性としてしっかり発揮されていて、普通のRPGが平面的に広がっていくことでゲームが進むのと異なり、ゼノブレイドは上下に移動することでゲームが進んで行く。それが下に飛び降りる時の爽快感(←たまに死ぬが)だったり、遠くに聳える機神の異様なビジュアルだったりと、しっかり遊びや見た目に反映されて、ゼノブレイドが面白いという理由の一端は、この世界観の表現がゲームプレイに見事に昇華されているからだと思う。

 もうちょっとシナリオ寄りの感想としましてゼノブレイドの物語の構造というのは、破壊と再生を司る神に対して「オレら生きてるんだから勝手に破壊されちゃ困るよ」という人間の話である。この神様は概念的にヒンドゥー教のシバ神のようだ。詳しくは知らんが。

 神と人間との対峙を人間側から見た話というのは珍しくはないのだが、これを神の側から、何故作っちゃ壊しを繰り返す必要があるのか、ということを人間とは別の物語として説明したのは少ないように思う。この神様は発生から不完全な存在で、それゆえに孤独を嘆いて知性を持った生物を創造するも、彼らが神を超えてしまうことを常に恐れているというアンビバレントな感情が世界の基礎になっている。ゲームは人間側からの物語しか語られないので、神様の事情は最後にドバッと台詞だけで済ましてしまうのが残念なのだが、ザンザから見た物語というのもゲームにすると中々面白そうな感じであります。