まず始めに… 

採卵決定日(=トリガー日)の

ウラ話

 

【D21】診察室にて。

 

「では明後日に採卵ですが、

点鼻薬、持ってきた??」

 

うっ、、、真顔

⚠️いつものトリガー時間まで残りおよそ30分

(帰宅後では間に合わない)⚠️

 

「忘れたんです、、、ごめんなさい…

駅で思い出しました。(時すでに遅し)

ほんっと申し訳ありません、、、ガーン

 

完全にやらかした私😭

明日持っていかなきゃ!って前夜までは覚えていたのに。


そして忘れたことに気付いたあと、

採卵日が後ろにずれる可能性に賭けてしまった。。

 

先生、苦笑いしつつ

新しいの出してもいいけど‥と

仰ってくださいましたが、

小分けではなく1本購入なのが少々つらい。

 

協議(?)の結果、点鼻時間を遅らせて、

採卵時間も遅めに調整していただけることに。

 

ところがその後、

処置室&会計待ちに加えて電車の接続も悪く

帰宅まで予想以上に時間がかかってしまい、

自宅最寄駅の到着予定時間が、

変更してもらった点鼻時間をさらに過ぎること8分。

(加えて駅から家までもそこそこ時間かかる。)

 

結局、家にいたちーさんに駅まで点鼻を持ってきてもらい、

改札出たところで合流して即プッシュ!

というドタバタっぷりでした。。


反省‥

 

 

では気を取り直して‥

 

【採卵当日】

 

採卵当日がやってまいりました!

 

平日早朝。

いつものようにちーさんと電車に乗り、

途中駅でバイバイ。

 

がんばっておいでー

お昼美味しいもの食べてな

銀ブラしてきてもいいよー

 

やさし〜!

いってきまーす✨

 

 

汐留到着。

 

少し早く着いたので、

フードコートで時間調整したのち

エスカレーターに乗ったところ、

上段のほうに‥

 

あのシルエットと歩き方、

先生じゃないですか!!ポーンハート

 

うわ!朝からラッキー♪

私服姿を拝見するのは一年ぶりくらい?

駆け上がって背中ポンポンしてみようか。

でも先生音楽聴いてるっぽいしなぁ。

何、聴いてるんだろー

 

結局、更衣室(?)へ向かう先生の背中を見送って、

ひと足お先にリプロへ。

危うくストーカー。自制した私、えらい。

 

 

チェックインして、ラボへ行き、

ちーさんの置土産を提出。

培養士さんよろしくお願いしますm(__)m

 

その後すぐに呼ばれたので処置室へ。

 

なんと…!

今回はいつぶりだろう、個室!

 

朝からレアなことが立て続けに起こり、

神様からこれが最後の採卵だよ〜

念押しされたような気持ちになる。

 

だからといって緊張するわけでもなく、

むしろ心は穏やか。

 

おととい点鼻薬を忘れた私の失態により

先生にご迷惑かけてしまいましたが、

順番が後ろにまわったおかげで

周りはおそらく個数たくさん採れる方たち。

 

待ち時間もいつもよりうんと長くて

久々にカワウソ毛布でぬくぬくできたし、

 

空調きいてて、ピアノ曲流れてて、静かで、

家よりもはるかに快適で寝心地が良いもんで…

あやうく寝落ちするところでした。笑

(だってママの怒鳴り声とか赤ちゃんの泣き声とか聞こえない。←当たり前)

 

待つこと1時間20分くらいだったろうか。

 

順番がまわってきたので、

看護師さんに連れられOPU室へ。

 

何も変わらない、いつもの採卵です。

 

おはようございますー

よろしくおねがいしますー

 

まずはエコーで確認。

「左も意外としっかり見えてるね〜」

 

お!

 

先生その場でサイズ測ってくださいました。

二番手13㎜。

 

「では、お願いしまーす」

 

お願いしまーす!

 

 

「まず左からいきますね〜」

 

13㎜らんぽー、痛みは大したことない。

無事に吸われていきました。

 

しばらくして、

 

「卵1個でーす!」

 

「おっ、小さい方から採れたって。」

 

まじか!やった!

 

 

「次、右いきまーす。

子宮の裏だからちょっと痛いかも…」

 

ぐさっ!

 

うぉー、イテテテテ‥ちょっと不満

(でも痛いほうが達成感あって良いと思うM女。)

 

20㎜ほどの大きな卵胞、

最後の一滴まで丁寧に吸い上げてくださいました。

 

先生の横の台の上、

試験管とチューブをチラッと覗き見。

何気に今回初めて見たけど、

先生がブログで書いていたイラスト通りだ♪

 

右側に出血があったようで

そこから止血1分くらい?

 

 

ところで一番手の卵胞、どうだったかな。

 

ラボからはまだ声が聞こえてこない。

…ダメだったか?ガーン

 

 

と、ヤキモキしていたところへ

ついに沈黙を破る声が。

 

「1個ありましたー、計2個でーす!!」

 

おぉ!とれたか!

 

「合計2個だそうです(・ω・)!」

 

「良かったです!」

 

すごい!今回も2個採れたー!

 

「ありがとうございました〜😭」

 

 

安堵してベッドに戻り、

お茶とお菓子でひと息ついてから退室。

 

退室時、これまでの感謝を込めて

お世話になりました!と部屋に向かって一礼。

 

自分なりの儀式を終え、なんだか心は清々しい。

 

こうして一歩越えてしまえば

案外大丈夫なもんなのかも、、

なんて思ったりして。

 

 

内診でガーゼを抜いてもらい、

次は診察🐧✨

 

 

「2個採れましたね〜」

 

「回収率100%ですね!😁」

 

 

裸化処理前のグレードは2個ともG2とのこと。

前回と一緒だ。

 

精子の成績

運動率:いつも通り、直進率:悪め

 

ちーさんの子供達、

パパに似てどうも路頭に迷いがちです。笑

以前通っていた地元のクリニックでは

精子の様子を動画で見せてもらえたのですが、

グルグル同じところを回ってる子もけっこういたので、

それは今も変わってないのかもしれません☺️

 

前回に話した、空胞精子対策のIMSIについて、

先生としては勧める感じではなさそうでしたが、

あとは培養士さんのご判断にお任せすることに。

 

IMSI云々の前に成熟卵ゲットできなきゃ始まらない。

 

 

 

それから、

これまで何度もやり取りした話題だけど、

今後を考える上でどうしても確認したかったこと。

 

着床の窓の検査(リプロではERPeak)の意義について、

改めて先生のご意見をお伺いしました。

 

 

・検査をした日その一点について窓が開いているかどうかは確認できるけど、その人の窓の全体像を調べることはできない。

 

 ・例えば2回調べてこの日とこの日は開いているねと分かっても、その間中ずっと開き続けているという証明にはならない。

 

 ・チューブを入れることによってその後の内膜の状態が変化する可能性もある。

 

・他にも、黄体ホルモンの量や卵の発育スピード、初期胚であればそもそも胚盤胞になったのか、周期ごとのコンディションの差、染色体異常の有無…

着床の窓を合わせたおかげで上手くいった人もいる一方で、妊娠成立にはそれ以外にも様々な要件が絡んでくる。

よって、窓を合わせることにどの程度の信頼性があるかはまだ判断の難しい側面がある。

 

私の覚えている範囲ではこんなところでした。

 

 

今、自分の中で考えていることとして、

『治療は長くてもあと3ヵ月』という

一つの目安がありまして‥

 

その3ヵ月をどういうプランでいこうかと

悩んでいる最中なんですが、

 

パターン①

ERPeak周期移植移植

 

パターン②

移植採卵(治療費確保できた場合) (orお休み)移植

 

このどっちかかなって思っています。

なのでその旨をそのままお伝えしました。

 

すると先生、

 

ERPeakをやるかどうかの問いについては

「やらないとどうせ後悔するでしょ?

やるぶんには良いと思うよ。」と仰りつつも、

 

「ERPeakと採卵を天秤にかけるということであれば、採卵。とキッパリ。

 

「ま、採卵で卵が採れることが前提だけどね。」

 ↑‥これは3回くらい言われた(笑)

 

 

ふたつを天秤にかけた場合、

優先すべきが着床の窓ではなく採卵の理由は、

 

採卵して移植胚が増えるのなら、

その胚で移植日を調整することができる。

それは結果的に窓をずらすのと同じことになるから、と。

 

どのみち検査してズレの有無が分かったところで

曖昧要因は無くならないのだから、

 

だったら複数回ある本番で移植時期をずらしながら

試していけばいいよね、ということか。

 

 

未知数の多い初期胚移植ならではかもしれませんが‥

なるほどな〜と思いました。

 

 

移植前にひと通り検査を網羅しておけば

ひとまず安心できる、という考え方もあるけれど、

 

更に論理的に踏み込んで考えてくださる先生の潔さ。

私にとっては凄くありがたいです。

 

 

ただ費用面でいくと、

ERPeak採卵 なので‥

そこはちょっと考えなくてはいけません。

おまけに、採卵しても胚ができなかった場合は

結局その周期も掛けたお金も無駄になって終わるというリスクもある。

 

 

「もう少し検討してみます。」とお伝えしました。

 

 

そんな真面目な話もありつつ、

合間で雑談もいくつかデレデレ

 

「朝お見かけしましたよー♪」と言ったら、

先生(まじか‥)といった表情で苦笑されていましたが、

先生のプチ情報をまた一つ、二つゲットできたので、

私的にはホクホクでございました。

 

 

この日のお会計は26万5千円。

 

年度またぎの移植であと1回申請できますが、

これ以上助成金が出ないのはやっぱり痛い。。

 

 

 

と、この日の受診を終え、

ブログを書いていたところで

ふと気が付いたことが。。

 

先生に今後3ヵ月のプランを伝えたけど、

 

あれ??

 

私って、いま凍結してある2個の胚が

残り移植できる回数だと思っていて、、

 

今日の採卵で

新たに胚ができること、

1ミリも期待してないじゃん🤣❗

 

先生は気付いていたかな‥?

やはり採卵周期に慣れすぎてしまったのだろう…

ベテランゆえの悟りの境地、改めて実感した次第でした。

 

 

 

 

さて。

 

先生のご意見を伺ったことで

8月は移植周期かなぁ、とも思っていますが、

 

正直やる気スイッチはまだ入っていません。

 

自分にとっては‥なのか、

誰にとってもそうなのか分からないけど、

 

採卵周期より移植周期のほうが

精神的に億劫、というか重たい気がします。

 

結果がきっぱり出てしまうからかな?

 

自分が移植慣れしていないせいもあると思うけど、、

 

結果より過程を楽しんでいる採卵周期と違って

移植周期は本気で結果を期待してしまう分、

感情の振り幅がしんどいのかもしれません。

 

 

ま、リセットまでおそらくあと2週間ほどあるので

その間に色々考えながら、

エネルギーを溜めようと思います。

 

 

でももし8月移植なら、お迎えのあと

家族三人で向日葵か海を見に行きたいな。

 

秋の移植だったら、コスモスや紅葉かな。

 

 

桜の季節にお迎えした子と同じように、


それぞれの子と

それぞれの思い出を作りたいです(*´ェ`*)クローバー

 


というわけで。


ひとまずは今回の最終結果を待ちましょう。

 

 

相変わらずここまで楽しい日々でした。

 

ありがとうございました!