【D26】

 

採血はOさん。

痛みゼロで有り難い。

 

次は内診。

 

前室で呼ばれるのを待っている最中、

声量など周囲に配慮されていたと思うけど、

それでも自分にははっきり聞こえてしまった。

「順調です、次で卒業になりますね!」と明るい声。

 

ちゃんと結果を出して卒業に歩を進める人が、

ここには毎日何人もいるんだよな‥


不思議だなぁ‥

さらさら流れる川の底に沈んだ石ころみたい。

みんな頭上を通り過ぎていくけど、

自分の場所だけずっと変わらない。


ま、移植に進めない状況じゃ当たり前か。

 

 

クリニックのサイトやブログの多くには、

患者さんの喜びの声が紹介されている。

 

幸せいっぱい、眩しい言葉の数々。

ありったけの感謝。

 

それは先生方にとっても我々患者にとっても

不妊治療に関わる誰もが望む理想のゴールだから

当然のことなんだけれど、

 

同じ空間で過ごし、同じように頑張ってきても、

治療の結果は、まるで天と地ほどの差。

 

自分がどちら側かは歴然で‥

私はいつも情けなくて虚しい、それだけ。

 

他の方の良い報告にはおめでとうって思うし、

上手くいって良かったと思う。

でもそれを自身への期待や希望に変換できたのは

せいぜい治療2年目あたりまでだっただろうか。

 

今はその差をまざまざと思い知らされるというか‥

 

だから誰かの成功体験に触れたあとは

チクリと心に棘が刺さっていて、痛い。


闇まっしぐらですいません‥(゜_゜)

 

でも、私の書くブログも同様です。

悪い時が大半ですが、たまに嬉しい経過とか書くから、

そういった文章で傷付く方もおられるかもしれない、、と

書く時にはいつも考えております。

誰も傷付かない言葉なんてこの世界には無いのだろうな‥

 

だからどんなときでも、嫌だなと思ったら逃げる。

シャットアウトする。自分自身とだけ向き合う。

それ以外は考えない、深入りしない。お互いさま。

私はそれでいいと思っています。

‥友達はめっぽう減りますが(´・ω・`)

 


内診は残念、D先生ではなく。

 

このエコーすごい見にくい‥

って呟きが途中聞こえてきたような‥😅

前の方の設定の関係かな?

 

今回もボヤーっとしか見えなかったけど

右: 5.8㎜、11.5㎜(cy)

左:15.3㎜

内膜:9.3㎜

 

左、前回11.4㎜だった子。

次回目標は13㎜以上。

 

超えていました。

 

しかし、狙えるのは1個。

これに賭けるしかないのか‥

 

いっそ全く育っていなかったら、

迷うことなくキャンセル決断できたのに。

 

一番悩まされる展開になってしまった、、

 

 

でもE2もきっと上がってるだろうから

続ける方向には持っていけるんだろうな。

 

ぜひとも採卵しよう!と言えるような

モチベーションでは無いにしろ、

先生も継続の方向で話を進められるかもしれない。

 

とはいえ‥

 

当初の順調な経過からはかけ離れてしまった。

採卵したところでまたダメな気もしてくる。

残り少ない軍資金も無駄になる。

本当にそれでいいのかな‥

 

 

どうしたもんかとしばらく考えたけど、

 

ダメだ、今日は全く気持ちがついてこない。 

もうこれ以上考えたくない。

 

自分の中の火が完全に消えてしまいました。

 

続けるのもやめるのも、今は苦しい。

 

 

ちーさんに内診の結果をラインし、

どうしたらよいか決めてほしいと伝えました。

 

ちーさんは

「先生が今回も50:50と言うのならやめよう。

それがもし60:40に変わるのなら続けよう」と。

 

了解。

 

その後、少しずつ考える元気が出てきて

以前の周期を振り返っていたら、

2020年の8月、そして12月も

排卵済みを経験していることに気付きました。

 

8月は卵胞が多く、排卵後も狙える子が複数いたので

そのまま採卵へ進み、結果はMⅠ(成熟せず)と変性。

 

12月は排卵後に1個狙いになってしまい、

自己都合もあり、キャンセル。

 

12月の時のブログを読み返したら、

“自力で黄体ホルモンがこれだけ出ている状態で

採卵したらどうなのかというのは少し気になる。”

と先生の言葉が書いてあった。

 

使っている薬は違うけど、展開は今回と似た感じ。

どうだろう。同じお気持ちかな‥

聞いてみよう。

 

 

 

診察へ🐧

 

「一応15㎜だね。

ちょっとボヤっとしてるけど。

でもE2は378あるから、卵胞ではあると思うよ。

 

ということで継続は可能です。

‥もう一度来てみる?」

 

「(狙えるのは)1個ですか?」

 

「1個ですね。」

 

先ほど調べた'20年12月の件をお伝え。

 

カルテ画面で見せていただいたら、

12月の時はP:18で、今回はP:6と

けっこう違ったけれど、

 

いわゆるランダムスタートでの採卵。

やったらどうなるかなという気持ちはある。

と、今回もそのように仰られていました。


これまでPPOS周期は多かったけど、

確かに私このパターンで採卵したことなかったのかも。

 

 

「さて、どうしましょう‥

ここまで迷いつつも進めてきましたが‥」

 

「私ではもう決断しかねるので、主人に聞いたら、

先生のお考えが50:50ならやめる、

6割になるなら続ける、とのことでした。」

 

「今回ですか?」

 

「はい。」

 

「それは数字を出したあとに言うべきだったよね?」

 

仰る通りです。ごめんなさい。

 

一方的だし、

意地悪だったと思う。

 

だけどなんだかこっちのほうが

先生の本当の部分が聞けるかなって‥

 

今日は守りに入ってほしくないなって‥

 

今のホルモンバランスのせいだと思うけど、

精神的に結構参っていたこの日だったので、

続けるにせよ、やめるにせよ、

背中を押してもらいたかったんだと思います。

 

一番信頼している先生から、

曖昧じゃない答えを聞きたかった。

 

 

先生はさほど迷われる雰囲気もなく、

6:4と仰られました。

 

「じゃあ続けます。」と返事しました。

 

ホッとした気持ちが半分、

まだ続くんだなという気持ちも半分。


 


ちーさんから選択肢を貰って、

先生に決めてもらったこの日。


でも今回はこれでいい。

 

ここからまた気合い入れ直して、あと少し。

採卵に向けて頑張ろう。

 

主役は私だ。

 

 

 

次回のE2目標、採卵時期などについて

いくつかやり取りをし、

 

カウンセラーさんのこともまた少し話して、

最後は笑っておしまいデレデレ

 

 

「では次はこの日に。」


次会う約束をできるのも、残りあと数ヵ月。

大事にしなくちゃ。

 

ちゃんと行きますよ、先生。

 

 

 

ちょっとしんみりしちゃったので、今日の小ネタ。

机の上に大事そうに置かれていた、この塊。

ちーさんに何かと聞いたら「保証書。」真顔むらさき音符

最近ノートパソコン用に安いマウスを買ったんですが、

おそらくそれでしょう。

洗濯後のズボンのポッケから出てきたそうです。


この保証書の破損を保証していただけるもの、

誰かご存知ありませんか‥??凝視w