最近、モンキーの中古部品が高い!


特にシートは、破れが無い物は高値で取引されていて、貧乏レストアラーは手が出ません。


今回は、そんな悩みを解決する『シート表皮の張り替え』がテーマです。


ヤフオクて、198円で手に入れたボロボロのシートを蘇らせます。


入手する時は、裏面の縁に錆が出て無いものを選ぶのが必須です。



表皮はボロボロです。


モンキーの泣き所のシート後部も、お決まりの様に破れています。


使えない表皮を剥がします。

モンキーは、シートベースに爪が有り、そこに表皮を引っ掛けて固定されていますので、爪をマイナスドライバーで起こします。

『裏面の縁に錆が無い物』と書きましたが、この爪を起こす時に折れてしまう為です。





次にシートリベットを取ります。

裏側に留め具があるので、コレもマイナスドライバーで剥がします。





全部で、12本。結構な仕事量です。


剥がした表皮。



裏面には、雨の侵入を防ぐビニールがあります。


交換する社外品に、このビニールが無いと、後で雨がシートスポンジに染み込みエライ事になります。

購入するときのポイントです。



リベットは、再使用しても良いですが、私は、ステンレスリベットに交換します。




これで、準備が整いました。



社外品(多分、中華)なので、ちょっとサイズが合いません。なるべくシワにならないように張ります。


  
シート座面にシワがありますね。(//∇//)
まぁ、これは、後で何とかなります。

リベットを止めていきます。
場所は、指の感覚で『えいやっ!!』と決めましょう。





リベットも打ち込めました。



あれっ? 表皮座面のシワは??

実は、ヒートガンで温めるどシワが取れます。

(温め過ぎ注意⚠️)


このままでも、良いのですが、純正にはHONDAのロゴが有りますので、再現します。


昔、レースをしていた時にカウルに色々な文字を入れる為に、古いステカ(カッティングマシン)を使っていましたので、それでHONDAのロゴを作りました。




ガーっと、ロゴをカット。

今回は、いつもは廃棄する”外側”をマスキング用に使用します。



続く!!