土曜に夕飯の用意をしていて、

ミートソースを作るのに

野菜をケースに入れて

中にスライサーが入ってて、

グルグルレバーを回して

みじん切りにするヤツ。

何て名前か知らないけど。

若い頃から

ずっとそれを使ってきた。

野菜が細かくなったら、

スライサーを先に外して

中の野菜を取り出す。

何か考えていたのか?

何も考えて無かったのか??

スライサーを外さずに

中に手を入れてしまった…

「痛い!!

当たり前に指先が切れた。

手を出すと血が流れてる。

それを見た瞬間

「ピアノ弾かれへんやんむかっ

と思った自分が可笑しかった。

主婦歴は長いけど、

手を切ったのは数回で

しかも数十年ぶりかな。

とにかく止血しないといけない。

主人を呼んで料理の続きを

してもらうことにした。

2階から降りて来た主人は、

ダラダラ流れる血を見て固まった。

「薬や絆創膏は?

病院に行くアセアセ

いや土曜の晩だし、

病院やってないから。

そう言うと血相変えて、

ドラッグストアへ走った。

男の人は血に弱いよね…

流水で血を洗いながら、

意外と傷は浅いなとか

観察していた。

右手の中指の先だったので、

本当にピアノどうしようか!?

月曜のレッスンは

どうしようかな?

そんな事考えながら

止血した。

マシになったので、

ペーパータオルを巻いて

料理の続きをした。

ミートスパゲッティ食べたいパスタ

ようやく主人が帰ってきて、

早く傷口が治る絆創膏を

貼ってひと段落。

水を使う時は

使い捨て手袋をしている。

その話しを昨日先生にしたら

「ようこそこちらの世界へ!

と笑われた。

先生は年に1回ぐらい

手を切っている…タラー

切った傷を見たら、

どれぐらいピアノ弾けないか

分かるのだそうだ。

いや、

切らないように注意しようよアセアセ

「痛くないの?

そう不思議がられたけど、

ピアノの神さまのおかげか

痛みはほぼ無い。

ただ絆創膏を貼っていると、

鍵盤に触れる指先の感覚が

微妙に違ってやりにくい。

弟子は師に似る…のか