あまりドラマを

みなくなったなぁ…

そんな私が録画しても

見たかったドラマ

「舟を編む」

これはずいぶん前に

アニメでやっていた。

それがとても好きだった。

ドラマはどうなんだろう!?

期待半分で見始めた。

辞書を作ることに

情熱をかけた人達のお話。

すごく良いドラマで、

何度も泣かされた。

62年生きてきても、

知らない言葉がたくさんある。

そして使い方が

間違っていたりする。

本来の意味を知らなかったり…

日本語はとても美しいが

難しいアセアセ

私には言葉コンプレックス

というものがある。

小学校高学年の頃に母から

「あんたの言葉は胸にグサッ

と刺さるナイフのようだ」

そう言われた。

もちろん意図的に

そんな喋り方を

していた訳じゃない。

どこが悪いのか、

何がいけないのか!?

一切の説明は無く結果だけを

伝えられてもねぇ…

子供だった私は、

子供なりに悩んだ。

あまりお喋りな方では

なかったが、

人を傷付ける言葉を吐くなら

喋らない方が良いと、

そう考えた。

益々人付き合いが

不得手になった…魂

そんな自分は人に

好かれるはずもないと、

どんどん卑屈になった。

まぁ悪いのは自分だろうが、

母の言い方も悪いかな。

親に愛されていないと、

感じながら育った子供は

不安ばかりが大きい。

それに追い討ちを

かけるんだから。

自分の居場所の無い心細さ。

何ひとつ自信を持てない

自分嫌いは加速していった。

それから数十年…

今、

自分と向き合うようになって

色々考えている。

私は母が嫌いではないし、

一生懸命ピアノに向かう自分が嫌いではないと気付いた。

人は変わっていける。

相変わらず人付き合いは

上手な方ではない。

それでも友人に恵まれた。

どれだけ感謝しているだろう。

思っていても、

言葉にして伝えなければ

分からないことがある。

それを言葉にして

いきたいと思う。

言わなかった言葉、

言えなかった言葉。

言ってもらって

嬉しかった言葉。

私なりの言の葉の(ことのは)

世界を大切に照れ