これは、 私が民間の刑務所から

静岡刑務所へ戻ってきた後に

すぐに配役になり、いった工場でのお話です。

 

その工場は、単独室のほうで

 配食係をできる・やる人が

    いないからやってほしいと

工場担当刑務官と衛生係に言われて

渋々、合計で約3カ月ぐらいでしたがやることになりました。。

 

静岡刑務所では、

掃夫・衛生係が配食をやるのは、

   考査中・調査懲罰・病舎・拘置所のみ。

それ以外の舎房フロアは、

朝と夜は、

工場就業者の中から配食係に任命されたものが

    やるようになっています。

 

府中では、各フロアに

掃夫・衛生係がいるのでその方々が

配食をしてくださってました。

*静岡にもそういった人達を

       作ってほしかったな。

 

配食係の条件

①刑務作業をしっかりやっているか

②安定剤などのクスリを飲んでいないか

③工場担当刑務官から信頼されているか

④他の受刑者からも信頼されているか

これが②以外、

  3つも当てはまってしまいやりました。

 

配食係は、基本4人でやります。

4人の仕事の分担は、

①お茶係  

 こぼさないように決められた分を

        均等に各部屋へ分ける

*手にこぼすと自身が熱い目に遭うこと必須。

 

②メシ担当&数物担当

 メシの数があっているか刑務官と確認。

 (A、何個 B、何個)

 ふりかけや個袋のおかずの数量チェック。

 これも刑務官と確認。

 刑務官がOKだしたら

 A・B間違えないように部屋へ配る。

 (個袋もメシと一緒に配る。)

 

③おかず担当

 均等になるようにきれいに配り、盛りつけをする。

 配り終わったら刑務官に検量してもらい

     OKでたら配る

 

④汁物担当

 均等にこぼさないようにきれいに配り分ける。

 具どかの調整もした後、

   刑務官に検量してもらいOKでたら配る  

 

 

配食係の注意点は、 

① こぼしたりしない。

② メシをAとBを間違えない。

③ 配る際、食器にふってある

    部屋番を間違わないように配る

 

この3つだけは、

   やってはいけないミス。

やってしまうとあとから、クレームが来る。。

特にメシは、AとBの人で量が違うので。

 

3カ月目に

③のミスしてしまいクレームが。。

  ひどい言葉を浴びせられて激怒

テメェー、できねーくせしてえらそうにすんなや

みたいなことを涙目になりながら言ったような

  その日で自ら配食係をおりました。

 

配食係は、

  朝の点検前にズボンのみ配食用のに

  着替えをして点検後、報知機をおろして

部屋から出て

   配色用の靴に履き替えて

白衣を着て、 ビニール手袋などをして

作業を行い、  全員配り終えた後に

部屋に戻り、メシを食べて

メシは、好き嫌いがあるので

  好きなものだけ食べて後、残飯。

  洗い物と歯を磨いたら、

報知機をおろし部屋から出て

①残飯・食器回収

②食器洗い片付け(配食で使ったモノ)

③モップで床掃除

それが終わったら

        工場へ出役準備。

かなりバタバタします。

   

夕食も同じような流れ。

休みの日は、

 お昼は、TVがみたいので

普段よりもテキパキ動き回ります。

 

工場だけでもかなりしんどくて

 配食もやると精神的にも疲れるので

夕方は、少し寝てからTV見てました。

 

やるにあたってのメリットとしては、

   報奨金に月500円の特別手当が入る。

この金額もやればやる分だけ

           上がっていくらしいです

デメリットとして、

   調査懲罰になる確率が上がる。

   繰り返しミスをしてしまうと・・・・・。。

 

静岡刑務所の配食係についてお話ししました。

 

炊場のお仕事は、こちら