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佐藤ママ
佐藤ママが語る!「ケアレスミスの対処法」
こちらは2022年9月17日公開の動画です。
今回は次の質問にご回答いただきました。
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小3男子です。
国語や算数の宿題やテストで必ずと言っていいほどケアレスミスをやらかします。
条件を読み落とす、転記ミス、途中の計算式で数字が変化してしまう等々です。
佐藤ママなら、どう対処しますか?
また、高学年になるにつれ、ケアレスミスは減るものでしょうか。
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ケアレスミス……
エアロスミスと2文字違いだね~
なんて気楽に言っている場合じゃない
最終的に我が家の最期の敵として立ちふさがってくれました
そう。
受験生の最期の敵といってもいいくらいの最強の敵
それがケアレスミス!
そんな最強の敵について、佐藤ママがアドバイスをくれています。
これは、今ではなくても後々必要になる知識だと思います。
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いや、今減らしておかないと減らないですよ。
ただ増えるだけだから。
ケアレスミスだって増えるんですよ。
ケアレスミスってっただね。
もとを正せば実力不足ですから。
実力のキッチリある子は、ケアレスミスをしないんですよ。
私は子どもたちに、何か簡単なミスとかだいたいケアレスミスとか言うけど、ケアレスやるヤツってだいたい実力ないんだよねって。
きちっとした実力が出来たらケアレスしないですから。
やっぱり実力が足りないんだと思う。
だから、それでね。
転記ミスなんてよくあるんですよ。うちの子もやってました。
でも、転記ミスって問題ができていることは出来ているのに、こっちの答えに書くのを間違うことがあります。
こんなのありえないでしょう!とか言って怒っといて、一応。
でもね、子どもってこっちからこっちに移す時、
大人でもね、11って書いてあるのを途中でちょっと意識が飛んだら、こっち12って書いたりしがちじゃないですか。
人間ってミスするもんだから。
だからこっちに11って書いたとして、この指をね、指一本たてて、指で押さえとけーとか言ってたんですよ。
指で押さえといて、そこをこう見る。
だから、何もなく指を使わないで、こっちからこっちって目だけだと絶対間違うので、指で押さえる。
指で押さえたところをこっちに転記するっていう風にしたんです。
もう絶対一瞬なんだから。
ずっと指使うように言ってて、上から下に例えば国語なんかは移すでしょ。
上の本分を写して、答えを選ぶところはあってるのに間違うんですよ。
下に違うこと書いてあるんですよ。
で、その句読点抜けたりとかしてるからね。
それはな、やっぱりあまりにももったいないし。
でもね。
それを本人は、「いや、点抜けてただけだわー」とか言って、「点数落としちゃった」とか言って、自分の実力のうちにね、考えたりするんですけどね。
実力のある子は、点なんか落とさないから。
句読点なんて落とさないので、そんなの実力にうちだよねってずっと言ってたんです。
ケアレスミスっていう言葉を使うと、子どもは自分は実力はあるけれども、ちょっとした間違いで間違えちゃった、みたいにね。
気が楽になったら、絶対良くならないので、私はケアレスミスって言葉は二度と使うな―!とか言ってたんですよ。
ケアレスなんかただの実力がないだけなんだからとか言っててね。
そうしないと絶対間違う。
人間って間違う動物なのでね。
だから転記ミスは転記ミスに対処した、とにかく指を使う。
指で会冴えてそのまま写す。
だからね、子どもたちに、転記ミスはしませんって言ってね。
その間違いはしませんってテストを見たら思って、指を使って必ず写す。
その確実さっていうのが大事なんでね。
国語も上から下だったら、必ず線を引いて、
でも1字1字下にこう枠で、マス目で写したりする時もね、間違うんですよ。
だから私は指で上を押さえながら、1字1字押さえながら。
せいぜい、抜き出したって10の字とか12文字くらいじゃないですか。
押さえてりゃいいわけですよ。
1個ずつ押さえて、きちっと書きなさいって風に言ってたんですよね。
で、転記ミスは絶対それ。
…と計算ミスでしたっけ?
計算ミスは、字が汚かったりとか、繰り上がりの字が大きすぎるとか。
数字がちゃんとやらないとかそこらがたぶんね。
どういう風にやってるかって数字をよく見てください、計算用紙を。
それとだんだん数字が変わってくるってやつで。
あれはね、よくあります。
例えば最初、61分の2+61分のなんとかって書かなくちゃいけないのに、
全部¥分母を61で揃えなくちゃいけないのに、61と次で60、だんだん3つぐらい次になって62とかなっているんですよ。次63かなって…(笑)。
いや、なに考えてんのっていうことで、私はそれは、分母が全部同じだったら、もう一本の線にする。分母1個だけしか書かない。
上だけ書いたらいいわけなので、絶対、線なが~く書いてね。
分数は書いてねって言ってたんですね。
1個ずつ、ケアレスだなって思うところには対処の仕方があるので、それをね。
1個ずつ潰していくってことが大事です。
だから学年が上がったらよりミスをするので、今、なるべく小さい時に潰すっていうことですよね。
いちいちこう。まあ、何ていうか…
指で押さえるとか、大きく書くとか、数字を4と5がいい加減とか、6と0が常に間違うとかいうんですよ。
それはもうね、数字の練習をさせるっていうことですね。
もう1個1個対処しないとケアレスミスと言われるミスは直らないんです。
ケアレスだからこそ直らないんです。
子どもを変えないといけないんでね。
そこら辺はね、親はうるさく言わないといけないですから。
実力ある子はね、ケアレスミスはしないって言っといてください。
***
ここからは感想です。
実力ある子はケアレスミスはしない。
その通りだと思います。
チビオの最期の敵はケアレスミスでした
それって、つまり…
実力不足ってことですわね
チビオが良くやったケアレスミスは、
・自分自身を欺く数字の書き方(特に0と6)
・計算式が斜めに展開されていく不思議
・飛び地で繰り広げられる計算たち
・文字の大きさが一律ではない
・正方形が長方形に見える魔法!
・円が円じゃない!!
・止め・はね・はらいの区別がつかない
などなど。
なんでしょうね。
わざとむずかしくしているとしか思えないような不思議な計算用紙を何度目撃したことか…
でも、注意してもあまり響かなかったですね、当時は。
今思えば、おそらくそれどころじゃなかったんだと思います。
計算を考えるので必死。
解き方を考えるので必死。
時間内にあと何問解かなきゃいけない‥‥
だから、そんな些細なことに気を遣っている余裕はありません!って感じだったのかと。
そういえば、難関校などレベルの高い学校の問題を解いている時ほど、ケアレスミスの発生は多かったように思いますので、やはりアップアップしながらも必死に喰いついていっている証拠なんでしょうね。
そう考えるとちょっと、チビオに対する心象もかわってくるかも…
当時は「何度も言ってるのになんで直らないの」とムカムカしてましたけどね、毎日のように…
でもやはり「実力不足」というのはその通りだと思います。
鼻くそほじりながらでも解ける問題になっていたら、きっとケアレスミスは起こらないのです。
そして、鉄は熱いうちに打て、です。
受験学年になる前に、少しずつ直していくのが吉。
それはその通りですよね。
だって、学年が上がるにつれて、内容がむずかしくなりますから。
ミスを誘発するだろうことは想像に難くないかと。
気づいた今がチャンスです
何度も言いきかせ、実力がつくのを見守っていきましょう