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にしむら先生 受験指導専門家

【知らないと悲劇】保護者が知っておきたい「偏差値」の真実TOP10

 

 

こちらは2022年8月31日公開の動画です。

 

9月に入ると中学受験も本格的なモードに変わります。

毎月の模試が行われます。

早稲田アカデミー生なら合不合判定テスト、通称合判というやつですね。

 

この合判、自分の現在の立ち位置を知り、抜けている穴を埋めていくために使いたいところです。

 

この自分の立ち位置を知る上で、かかせないのが偏差値。

 

この偏差値、中学受験には保護者の方が理解しておかないと聞けない基本的な知識が存在します。

 

今回はそのお話です。

 

にしむら先生、今回も熱いですビックリマーク

いや、今回はより熱いかも!!!!!!

私にとっての神回動画ですラブラブ

もう、みんなに観てほしい。

「国民の義務」的なノリで「受験家庭の義務」です。

必見の動画です!!

 

 

ランキングでの説明も熱いのですが、私としてはランキング発表終了後のにしむら先生のお言葉をぜひ皆さんに知ってほしい。

なので、そちらを中心にご紹介したいと思います。

 

ランキング内容を詳しく聞きたいよ!という方はぜひ動画をごらんくださいませ。

 

では、さっそく観ていきましょう!

 

***

偏差値は受験界の魔物。

 

偏差値の持つ負の力にあてられて我が子の教育虐待に発展したり、偏差値が上がらないばかりに受験が終わって大人になってからも自信をなくしたまま人生を送ったりしている人、少なくないですからね。

 

ただ私が思うに、それは偏差値に対して誤解が多いからだと思うんです。

 

そこで今回は、保護者が知っていきたい偏差値の事実をランキング形式で紹介します。

 

 

 第10位

学校の偏差値の高さと、その学校の入試問題の難しさは比例しない。

 

第9位

3ポイント程度の偏差値の違いは誤差の範囲。

 

第8位

中学受験の偏差値と高校受験の偏差値は別物。

 

第7位

偏差値は模試の受験者層によって大きく異なる。

 

第6位

志望校の偏差値を下回る偏差値しか出せなくても、その学校への合格はあり得る。

 

第5位

偏差値はなかなか上がらなくて当然。

 

第4位

偏差値の高い学校ほど「良い学校」というわけではない。

 

 

第3位

勉強すれば偏差値は上がらなくても学力は上がっている。

 

 

第2位

どんなに真面目にがんばっても、その子が超えられない偏差値の壁がある。

 

 

第1位

偏差値=頭の良さを示す絶対的な指標ではない。

 

 

偏差値なんかじゃ頭の良さを測ることなんて出来ません。

でも、この当たり前の事実を、受験生の親になると忘れてしまいがちなんです。

大事な大事なわが子ののことですからね。

熱くなっちゃうんですよ。

 

 

・模試の偏差値で分かるのは、世の中のありとあらゆることのなかの、受験勉強という限られた分野のなかの、ごく限られた単元のなかの、限られた範囲の中から、限られた角度での質問に対して、限られた時間のなかで、どれくらい正解することができたかということです。

 

 

・偏差値による評価なんて、その瞬間の結果でしかないんです。

偏差値は一過性のもので、永続的な評価ではないんです。

 

 

・頭の良さってひとくちに言っても色々ある。

「才気煥発」「当意即妙」早く正確に思考できる、いわゆる頭の回転が速いタイプの頭の良さもあれば、

「沈思黙考」じっくり時間をかけて深く考えられる頭の良さもあります。

頭のよさって、思考のスピードと深さだけじゃない。

一見混沌とした複数の要素から共通の要素を見つけて整理することが得意な頭の良さもあれば、ちょっとした仕草や一瞬の表情から、相手の感情を読み取ることが得意な洞察力に長けている頭の良さもあります。

 

 

・見たものを絵にすることが得意な人もいれば、楽器の演奏やダンスをすぐに覚えてしまう人もいます。

感覚だけで、身につけるものや部屋のインテリアを選んで、それがすごく調和が取れているオシャレなセンスがある人もいます。

 

 

世の中には無限の頭の良さがあって、世の中には偏差値以外の目に見えない無限のものさしが存在するんです。

 

 

・でも、受験沼にハマってしまった人は、そんな当たり前の事実を忘れてしまいます。偏差値こそが唯一絶対の指標だと思っちゃうんですよね。

 

 

偏差値ってこの世の絶対指標なんかではなくて、今はもう亡くなっているおじいちゃん(駿台グループのトップだった故山崎学園長)が受験業界に持ち込んだひとつの指標・見方に過ぎない、ということです。

 

 

・偏差値は志望校の合格可能性を判断するには便利ですが、その志望校の過去問を解いて合格最低点に対してどれぐらい開きがあるのかという確認に比べれば、合格判断の信憑性は劣ります。

偏差値と言うのは同じ模試を受けた人たちの中で、自分の位置がどれぐらいかを示す指標です。

ただそれだけのことです。

 

別の模試を受ければ別の偏差値がでます。

別の時期に模試を受ければ、別の偏差値が出ます。

 

「あくまで偏差値はひとつの目安でしかないんですよ」ということを合計25年以上どっぷり受験業界に浸かってきた私の口からお伝えしたくて今回の動画を配信しました。

 

 

・偏差値でわが子を評価するのは「他人軸」でわが子を評価することです。

自分の人生を楽しんでいる人は「他人軸」ではなく「自分軸」で生きています。

 

偏差値が上がらなくても、学ぶ楽しさを見出したり、分かった時の快感を感じたり、好きな科目や単元に出会うことが出来たり、勉強を通じて視野が広くなれば、もうそれは相対的・瞬間的な偏差値よりも、すっと将来にわたって価値のあることだと私は思っています。

 

 

・多分に主観に偏った私の考えもまた、無数にある考えのひとつなのです。

大事なのは、ひとつの見方・考え・価値観にハマり込みすぎると、幸せな人生から遠ざかってしまいますよ、ということです。

 

 

・偏差値を唯一絶対の価値観とするのは、激しい競争のレールに乗ることです。

それが好きで燃える子もいるでしょう。

でも、そうでない子も私はたくさん見てきました。

 

 

・偏差値は、マイナス感情増幅装置。

特に親に強力に作用します。

偏差値は魔物です。

 

偏差値を上げるために、とにかくわが子をがんばらせようとすると、かえって偏差値は上がらなくなります。

偏差値が上がらないだけならまだしも、「塾、もうがんばれない…」と心をすり減らして自分を見失ってしまいかねません。

そこで、私の動画で以前紹介した言葉をもう一度お伝えします。

 

 

これを知る者は

これを好む者に如かず

これを好む者は

これを楽しむ者に如かず

 

 

物事を知っている人は、それを好んでいる人には及ばない。

物事を好んでいる人も、それを心から楽しんでいる者には及ばない、ということです。

 

今から2500年前の孔子の言葉が今なお残っているということは、そこに真実があるということです。

 

努力は夢中に及びません。

楽しむのが最強なんです。

 

どう生きるかは人それぞれですが、私は偏差値という「他人軸」で競争のレールに乗るだけでなく、面白さを追求する「自分軸」で生きたいです。

学ぶことを楽しめるようになれば、もうその時点で偏差値を上げることよりも、どこの学校に行くかということよりも、ずっと楽しい人生ですからね。

 

そしてここが理想だけでなく現実的な話で、ただひたすらに偏差値を上げるためにがんばるよりも、どうしたら勉強を楽しめるようになれるか、その工夫をがんばる方が結果的に偏差値が上がるんです。

 

塾のトップクラスのさらに成績上位層は、心から勉強を楽しんでいます。

 

偏差値という魔物に取り込まれることなく、一定の距離を保ち、賢く活用することで世の中の子どもたちの笑顔が、そして親御さんの笑顔が増えたらいいなという思いで私は今話しています。

 

そもそも学ぶことって楽しいんですよ。

 

小学校低学年ぐらいまではみんな知っていたはずです。

私は「え?学ぶことって面白いじゃん!」って思い出してくれる子が、この世の中に一人でも増えるためにこれからも動画を配信していきます。

 

 

***

ここからは感想です。

 

神回ビックリマーク

私にとっては神回です、これ。

 

上の紹介文でも書いた通り、ランキング後のにしむら先生のお言葉に身が引き締まる思いでした(私の場合、今更ではあるのですが…)

これから受験される皆さんは、にしむら先生の言葉を何度も思い出して、受験勉強に臨んでくださいね。

 

 

我が家は教育虐待なんじゃないのか?と悩みつつの字中学受験でした。

このままでいいのかなど色々と考えるんだけど、

 

「いい中学に入るため…」

「チビオのためにここは厳しくしないと…」

「まわりの子もこの量をこなしているんだから…」

「この量をこなせないチビオって…」

「このままではいけない、もっと何かしないといけないのでは…?」

 

グレーゾーンどっぷりのまま進んでいき、あげくチビオの能力をも疑いそうになるという体たらく…汗

親として最低ですよね…悲しい汗汗汗

でも、そう考えてしまうぐらい不安・わけがわからなくなった時期もあった、ということです。

まさしく魔物ですわ…不安あせる

 

 

チビオが中学校に入学ウシシキラキラしてから、聞いたことがあります。

虐待だったと思う?って。

 

答えはチビオも分からない、ということでした。

 

自分のために言ってくれているのも分かっている。

やらなきゃいけないのも分かっている。

みんなもがんばっている。

 

なぜ厳しいのかは理解している。

でも、大変は大変。

やりたくないときもある。

でも分かってる…

 

なので、虐待なのか判断つかない。

でも、大変は大変だった~ゲラゲラあせる

 

 

これが我が家の現実の姿です。

チビオは優しいので気を遣ってそういっている可能性もあります。

そしてもし虐待であった場合の結果は、今ではなく未来に出ることでしょう。

チビオが成長する過程でヒズミとしてでるのかなと。

 

同じような環境下でも、A君は平気で、B君には虐待になってしまうこともあるでしょう。

 

グレーゾーンっていうのが一番たち悪いですよね…汗

 

中学受験に挑むということは、想像していた以上に過酷なものだったのかも…汗

 

今までは、

 

スケジュール管理が大変だだの、

塾のプリントの整理が追い付かないだの、

夫との意見の相違でむかつくだの…

 

そういう問題で大変だとは思っていましたが、それは些細な問題なのかも?

 

今になってそう気づいたナマケママです…不安ガーン

 

チビオは今のところ学校が楽しくてしょうがないみたいです。

塾でも講義は大好き、宿題嫌いでしたので、「知る」楽しみ、「分かる」快感は経験済みなのでしょう。

このままにしむら先生の言う「自分軸」で楽しむ人生を送ってほしいと思っています。

 

残念なことに、これらの知識を身につけても、受験中はかなり精神的に揺さぶられるはずです。

 

人間だもの。

揺さぶられるのは仕方がないです。

 

揺さぶられることがある、ということを前提に挑んでいきましょう。

その覚悟があるのとないのとでは、かなり違うはずですから。

 

揺さぶられても、それは中学受験に対してだけのこと。

 

お子さん本人全部のことではないんです。

 

それさえ間違えなければ、きっと大丈夫です。