さて、ロシアピアニズムやアレクサンダーテクニークを取り入れて、

ピアノに対するイメージまで変わったというのが、

前回までのことでした。

(まぁ基本YouTubeで、

先生に見てもらったわけじゃないんで

参考程度に🙏)

『ピアノの奏法のこと1』ピアノを再開してから、ずーーーーっと気にしていたことそれはピアノの奏法。なんなら今も試行錯誤しています。一応私のピアノ歴を紹介しますと、4歳👉幼稚園の先生にピ…ameblo.jp

『ピアノの奏法のこと2』前回の続きです前回は💁‍♀️ 『ピアノの奏法のこと1』ピアノを再開してから、ずーーーーっと気にしていたことそれはピアノの奏法。なんなら今も試行錯誤しています…

ameblo.jp

自分の中でずーっと引っかかっていたのが、

果たして、

自分の音は、

以前よりも良くなっているのか

ということ。

それに関しては、

友達を集めて、

何人かでミニコンサートのような

発表会のようなものを

開催した時、

とても好評をいただいたので、

良くなっているのだな

と思いました。

ただ、

それが、ピアノ界隈で認められるものなのか？

ということです。

音が浮いていないか、

弱々しくないか

かなり気になっていました。

という状態で、二年くらい経過しました。

ちなみに、その間に、

新しいピアノの先生にはついていません。

その間は、

とにかく緊張や暗譜と向き合っていました。

『ピアノの本番に強くなりたい！緊張して台無しにしたくない！という思いを抱える私です。』先日図書館で、こんな本に出会いました。本番に強くなる! ~演奏者の必勝メンタルトレーニング~Amazon（アマゾン）417〜5,045円 Amazon（ア…ameblo.jp

そして、

久しぶりに師匠のところにレッスンを受けに行ったのが2023年末頃です。

今、ベートーヴェンのワルトシュタインをやっているのですが、

左手が上っ面だけのような音がする

と、指摘を受けました。

今の私の奏法が、

師匠から習った奏法とは

違うものになってしまっているので、

師匠の指摘を素直に受け取れない自分

がいましたが、

確かに、自分でも、

なんだかベートーヴェンらしさに欠けるなあ

とは感じていたので、

自分の奏法を再び見直すことに。

色々悩み、

一時は、ピアノもう嫌！！

と思うまでになっていました。

しかし、師匠に言われた、

手首を下げること、

を取り入れた結果、

音の鳴りがとても良くなったのです。

それまで感じていた、

音の詰まりなんかも、

なくなりました。

すごく音が鳴るようになり、

楽しくて色々弾きました

ここに至るまで、

色々調べまして、

一番矛盾がないところに

行きつきました。

私は、今まで

音大ピアノ科卒の人、プロピアニストの人は、

確たる奏法を身につけて、

人前で演奏しているのだと思っていました。

しかし、

仲道郁代さんが

コロナ禍中に奏法の見直しをされていたように、

そういった方々も皆、

色々悩み、色々試した上で、

取り入れたり、取り入れなかったり

折り合いをつけながら、

ピアノを弾いている

ということに、ようやく気づきました。

かの小林愛実さんも、

一度目のショパンコンクールと

二度目のショパンコンクールでは、

姿勢からして違いますよね。

ピアノはもっと、

色々な奏で方をしていいし、

どのひとにとってもベスト！

と言い切れる奏法はなくて、

自分が出したい音に合った、

身体の使い方を研究して、

弾いていくものなんだなあと、

思いました。

思えば、

再開してからずーーっと、

奏法については

あれこれと悩ましかったので、

今回、

一つの結論に辿り着いて、

スッキリしました。

私は、

自然な、無理のない身体の使い方が、

美しく力みのない、

伸びやかな音を生む

のだと考えています。

自分がどんな音を出したいのか

それが、とても大切だと思います。

ピアノの奏法のこと３