基本は前回紹介した3つの教材の内、主にクエスチョンバンク(以下QB)と過去問集を使っていきます。
勉強法を簡潔に書くと、
過去問5年分(1000問)を5周(QB併用)
単語帳作成
模試を解く
隙間時間に単語帳、動画で復習
暗記
アプリで過去問解き
です。
具体的に僕なりの勉強の流れを箇条書きします。
1.まず直近の国試(今年なら第34回)の"午前の問題"を解いてみる
(午後の問題は別日にやります。おそらく勉強が久しぶりの人は問題文の意味すらわからなくてストレスが溜まります)
2.採点し、何点とれたかメモ
(1回目午前 30/99 みたいに)
3.解説を読み、わからない単語があればQBの索引とネットを駆使して自分が理解できるまで掘り下げる。
(解説を読みながら蛍光ペンで線を引いていく+教材の"答えの書いてある方のページ"に自分なりの注釈を直接書き込みます。おそらくこの1周目の解説が最も時間がかかります。でも時間をかけるべきところなので惜しまずたっぷり使いましょう)
4.ある程度正解を覚えてる内にすぐ2周目を解く(これは短期記憶として頭に定着させるためで、解説をやった直後ぐらいがベストです)
5.採点。何点とれたかメモ
6.また解説を読みながら(正解したところも不正解したところも全て)調べたり、蛍光ペンで線を引いたり、注釈書き込んだり、ノートに正文を書いたり…
7. 1週間後ぐらいにまた同じ午前の問題を解く
(1週間後というのがポイントで、短期記憶が薄れかかってくるのがこの頃です。この頃にもう一度知識を刷り込むことで頭に定着しやすくなります)
8.同じように解説読んだりネットで検索したり…
9.ここまで終わったら(午前問題3周)、ようやく34回の午後の問題に入る
10.同じように3周する
ここで一旦、直近の国試問題からは離れます。
残り2周は1月以降にやります。
直近の国試問題は出題方式なども新しく、本番で受ける出題方式と最も近いはずです。
その問題を読める(理解する)脳にするために、1番最初と国試直前にやりました。
ここからは少しやり方が変わります。
①まず過去問集を使い、教科10科目の内1科目を選び、直近の国試を除いた過去問4年分を解く。
僕の教科の選び方は、
①「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」→「基礎栄養学」→「応用栄養学」→「臨床栄養学」
②「社会・環境と健康」→「公衆栄養学」→「給食経営管理論」
③「食べ物と健康」
④「栄養教育論」
⑤「応用力試験」
と、内容が繋がってる部分が多いものを1まとめにして教科を全部で5科目に分けました。
もっと細かいところでは繋がってる教科もありますが大まかに5科目です。
この5科目を期間で分けながらそれぞれ集中的にやっていきます。(人体3周が終わったら次は基礎栄養3周!…みたいな感じで)
すると、同じ箇所を別教科で何度も勉強することになるので覚えやすいです。
矢印が書いてあるものは、この順番でやっていくと基礎から応用へと流れができて理解しやすいためです。
②.採点し、何点とれたかメモ
③.QBで解いた問題が載ってるページを探し、そのページ番号を過去問集の問題文のところに直接メモる
④.QBと過去問集の解説を両方読みながら蛍光ペンで線を引く、注釈を書き込む
⑤終わったらできる限りすぐ2回目を解く
あとは同じ流れです。
1週間経ってから3周目、
そこから3週間くらい経ってから4周目
1ヶ月後くらいに5周目
(期間はあくまで目安。自分の記憶が薄れかかってきたな〜って頃にやるのが効果的です。完全に消えてからでは逆効果)
3周目以降は"完璧に"理解できてる問題はスルー。何度も間違うところは重点的にやります。
5周やればもうほぼ完全に頭に入ります。
1月まではとにかく掘り下げまくってください。わからないところは理解できるまでやってうやむやにしない方が、後々自分を助けます。
暗記は2月からで十分間に合います。
・単語帳について
単語帳はオススメです。
100均で大きい単語帳が売ってますのでぜひ。
・使い方
過去問をそれぞれ3周してみて、3周目でも覚えきれなかった単語、定義、数値をどんどん書いていきます。
そして4周目に入るまでの期間で隙間時間に読み込む感じです。
何度も読んでもうこれは完璧に覚えたなと思ったらそのページを破ります。すると国試本番の頃には、自分が忘れやすいものだけ復習できる効率のいい単語帳が完成しています。
教科同士で繋がってる部分が多いので、教科ごとに分けたりはしませんでした。
ただし、"食べ健"だけは一冊全て"食べ健"にしました。ここだけは他の教科とほとんど繋がってないし、暗記量が多いので。
試験前日のホテル、移動中、当日の会場まで常に一緒でした。最後の最後まで頼りになるやつです。
次回はおすすめサイト、動画、アプリについて