青春18きっぷを利用して、8:09に川崎駅を出発し、普通列車を乗り継いで、11:48 土合駅にようやく到着。

土合駅から谷川岳ロープウェイまでは徒歩30分ぐらいの道程だが、歩いている人はまばらだ。

国道291号線は緩やかな上り坂だが、「湯桧曽川」、「清水トンネル」、「吹割の滝」、「慰霊碑」、「谷川岳インフォメーションセンター」などの見どころが多く、歩くのもなかなか楽しい。

この辺りは、まだ下界と気温が変わらず蒸し暑く、汗が滝のように流れでるので、インフォメーションセンターでしばらくすずんで汗が引くのを待った。


【慰霊碑】
谷川岳で遭難した方々の慰霊碑。

谷川岳は世界でもっとも遭難者が多いことでギネス認定されている。

標高1977m程度にも関わらず、遭難者がおおいのは天候の変化と一ノ倉沢という絶壁のルートが登山家に人気があるためらしい。

【谷川岳ロープウェイ】

谷川岳ロープウェイは冬はスキー場として有明な天神平までのぼれる。

観光リフト券込みで¥3,500と強気の価格設定は、さすが星野リゾートの運営である。

乗ったのが13:00近くであったこともあり、他に乗客はなく、貸し切り状態であった。

後方には朝日岳や武尊山も見えるが、下は深い谷となっており、高所恐怖症ツレは前をむいたままであった。

【天神平】

ロープウェイをおりると、天神平は雲がかかっており肌寒い。ついさっきまで滝のようにかいていた汗が嘘のように引いていく。

リフトが3基あり、冬はここがスキー場であることがわかる。

草原がひろがり、気持ちがいい。

【朝日岳】

天神平の北側の展望台にあるパネルは等身大といっていいほど景色と写真が一致している。

【天神平山頂】

さらにリフトで登ると、谷川岳が見えてくる。

ここから谷川岳までは登山道となるが、尾根づたいに片道2時間30分程度の距離で初心者でも登れる。

今回は時間も遅いし、スニーカーなのでもちろん行かない。


谷川岳への登山道を少し降りたところで、山を眺めながらお弁当を食べるのに最適な場所をみつけた。

登山道方面にはほとんど観光客はこないので誰もいない。

気がつくと、さっきまであたりをおおっていた雲が嘘のようになくなり、晴れ間が広がっていた。肌寒いほどの気温は一気に上昇し、汗が吹き出す。

これが「死の山」といわれる「谷川岳」の天候のかわりやすさなのだ。山を舐めてはいけない。



汗をふきながら、高崎駅で仕入れた「だるま弁当」をいただく。

山の景色を眺めながら食べる「だるま弁当」は一流レストランにも劣らない。

【天神平ロープウェイ駅】

眼下はお花畑状態になっていて、その先にロープウェイの天神平駅と「ビューテラスてんじん」がみえる。

【谷川岳】

さらに、登山道をすすむと、谷川岳が眼前に姿をあらわす。

ここで、登山道は引き返すことにした。

【ゲレンデコース】

登ってきたリフトの駅の反対側は神社や展望台もあり観光客も多い。

ここからロープウェイまでは徒歩15分ぐらいとなっているので、下りはリフトを使わずに歩いておりることにした。

【ゲレンデ】

緩やかな下りとなっているがところどころ凹凸があり、冬場は中級のスキーコースになっていると思われる。

前方にも広いゲレンデが広がっている。

【ベースプラザ】

ロープウェイを下りベースプラザをでると、またあのサウナのような暑さが戻ってきた。

アル中のツレが「暑いからビールを飲みながら歩きたい」という。

こんなところで売ってるわけないだろう、と思いつつプラザ内を探すと、なんとビールの自動販売機があったのだ!

というわけで、ビールを飲みながら土合駅へとむかった。

15:34発をのがすと2時間以上待たなければならない。

下り線は地上にあるのでなんとかギリギリ間に合ったが、上り線は地下なので486段の階段を10分近くかけておりなければならないので完全に乗り遅れるところであった。

水上で乗り換えて、本日の3個所目の目的地である高崎へむかった。

【シャンゴ】

16:57 高崎問屋町駅着。

そこから向かったのは、キングオブパスタの店「シャンゴ」本店である。

高崎がパスタの街であることは、地元の人と秘密の県民ショーを見ている人しかしらないと思われるが、15年近くも「キングオブパスタ」というコンテストを続けているほどパスタ好きの街なのだ。

【シャンゴ風】

私は迷わず、店の代表メニュー「シャンゴ風」Mサイズ¥1,190、ツレは「ベスビオ」Mサイズ990を注文。

Mサイズは麺200gなので、かなりのボリュームだ。

シャンゴ風はスパゲティーの上に、とんかつをのせてデミグラスソースをかけたものである。

デミグラスソースだけだと飽きてしまうが、アクセントとしてとんかつを食べることによって飽きずに最後までたべられる。

ベスビオは魚介類とパスタをトマトソースと大量のハラペーニョであえたものでなかなか辛い。

メニューはほかにも数多くあるが、客の大半はこのどちらかを頼んでいる。

【セブンイレブン】

肝心の味はどうなのか?

それはもう、地元のセブンイレブンの一番目立つところに、蒙古タンメン中本と並んで売られている「シャンゴソース」が証明している。

既に評価が確定しているものを、私ごときが、あれやこれや言うのは、「吉野家の牛丼て、あんまり美味しくないよね」とか言うのと同じぐらい、野暮というものだ。

このあと高崎経由で、川崎駅までのって、本日の青春18きっぷを終了した。

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今回の青春18きっぷ利用のお得度

●普通乗車券の場合
川崎駅〜高崎〜水上〜土合 ¥3,740  192.5km
土合〜水上〜高崎問屋町駅 ¥1,170   66.5km
高崎問屋町駅〜高崎〜川崎 ¥2,310   126km
合計  ¥7,220     385km

●青春18きっぷ1日あたり料金
¥2,410

本日の割引額は¥4,810、距離にして、わかりやすく東海道線で言うと東京から名古屋までぐらいを、列車にのっていたことになる。

青春18きっぷ恐るべし