1月20日 大寒となりました
二十四節気のひとつです
”冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也” (暦便覧)
北風も吹き、大雪になるころといわれ
冬も本格的になるとされます
手と足先をあたためて
程よく身体を動かして巡りよく
風邪にご用心くださいませ
「大寒」のことばのおはなしは、先回のブログをぜひご覧ください
いろんなお話を書かせてもらいました
大寒のことばのおはなしはこちらをクリック(2023年1月21日)
今回は、
「寒」(かん)
のことば
寒(かん)は、
寒の入の1月6日~
寒の明け2月4日前日頃まで
30日間のこと。
寒に入って4日目のことを
寒四郎
9日目のことを
寒九郎
夜明けのころは1日のうちで一番寒い
この日に雨が降ると、豊年の前兆といわれています。
【写真:京都大原】
この本格的な冬の時間
寒いけど
空気、温度、風、水、自然すべて
私たちにとって必要なこと
特にこの時期は寒水となる。
冷たく清らかな水であり、神秘的な効力があるとされていて
体を強くするために飲んだり
食べ物のために使用したり
天はては自然からの恵みであります
寒(かん)
言葉の表情(音・リズム・響き)から捉えてみました。
kaN
若々しい響きを捉え、親しみのある新鮮軽やかなリズム。
無声有声1対1の少拍ですっきり感が引き立っているようです。
動く感じもなく、重たい感じもないかといってスピード瞬発的でもない
春への下ごしらえのように
水清らかに、若々しい生命の息吹を出迎えるかのような
大らかな情緒ある響きが放たれています。
寒い という素直な表現力は庶民的であり親しみもある
そして神秘純粋な空気、水、音色の情景を伝えるかのように
しっかりと神秘的な情緒たる音も捉えられています。
ひんやりとした中に躍動と純な香がします
亡俳人塚腰先生の俳句を読みかえしていたら
ちょうど寒を詠まれていた句がありました。
また句会でよくしてくださった
みさをさまの句もご紹介させてください
日本の原風景の情景が美しくみえる
繊細に奥ゆかしい
(私には到底詠めません)
↓
大寒の梅の枝々艶めけり
(一月抄より 先生句)
あかつきや寒九の水の氷面鏡
(みさをさん句)
氷面鏡(ひもかがみ)は、氷面が鏡のようにみえること
洗面器に水を張ると凍りつく日本家屋ならではの風景で、
17音の言葉が美しく踊っています
この情景と情緒ある匂いや雰囲気そして時間と空間の
実生活があったからこそ
詠まれた句ということを感じるものです。
どの句も美しい感性が響いてくるのです
亡き塚腰杜尚先生は、山口誓子系名古屋天狼会森俳句会を主宰され
俳句普及活動も積極的で勲章もいただいたほど貢献されておりました
【写真:長野】
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より大切な人へ心に響きますように。