休日。
久しぶりに何の予定も入れていない土日。
約束もない、やらなければならない事もない。

嬉しい(*´∇`*)

好きな友人と出掛けたり食事したり
っていうのも、そりゃもちろん楽しい事だし嬉しいのだけど

一人で家でのんびりダラダラしたり好きなことしたりする時間てのも
同じ位、大切で嬉しい時間。

のんびりしながら、ゆっくりと、丁寧にごはんを作ろう。
そう思って、ゆっくり、ゆっくり、
普通の、ありふれたごはんを丁寧に作った。

釜あげしらす丼に具沢山のお味噌汁、
鯖の塩焼き、大根とキュウリの浅漬け。

昨日の日記で書いたけど、
大きくて立派な大根を買ったので
大根使いまくり(笑)

普通の大根の1.5倍ほどもある大きさだったけど、
瑞々しくて甘くて美味しい大根で。

まだ半分以上ある(笑)

大根餅にでもするか…?


浅漬けは、昨日の夜に作ったもの。

そういえば、浅漬けの素?みたいなのって、使ったことないんだけど
あれって美味しいのかな?

いつも簡単に、
岩塩・チョキチョキカットした昆布・白だし
なんかで作ってる。
気分でお醤油入れたり、
今回は大根の方はゆず果汁もちょっと。

切った野菜と調味料をビニール袋に入れて
よく揉んで口を縛って冷蔵庫へ。

一晩で美味しく漬かるんだけど
市販のやつってどんな味がするんだろう?


…調べてみました。
30分で出来るんだね。
思い立ったら~って感じなのか。
お砂糖と酢が入ってた。
てことは、甘酸っぱいの?

…ふぅん……なるほど。



私さ、結婚するまで、まともに料理ってしたことがなかったのね。
で、結婚した相手の人が、冷凍食品とか、レトルトとか、出来合いのお総菜とかが一切ダメな人で。

私、冷凍の、揚げるだけのコロッケで好きなのがあったのに
そういうのも全部ダメだった。
お出汁もキチンととらないとダメ。
だしの素とか味の素とか、絶対ダメ。

そういうの使うとすぐバレるんだよね。
何でわかるんだろう…って、当時すごい不思議だった。

お母さんがそういうのを使わない人だったのか?といえば
全然そんなこと無くて。
「この子は昔から面倒臭い子だったのよ」
との事。
お姉さんは冷凍だろうがレトルトだろうが買ってきたお総菜だろうが
全くこだわりなく食べているのに
「この子は昔からそういうのダメで。」
息子の分だけ別に作ったりもしてたんだって。

で、その面倒臭い息子の食事作りを引き継いじゃったのよね。
7年程で引退しましたが((笑))


でも、相手がそういう人だったから
変な話、すごい修業にはなったのよね。
当時は自覚無かったけど、どうやら私はものすごい負けず嫌いなようだし
完璧主義みたいな部分も持ってるようなので

それで腕を磨いたって所はある。


…普段は「美味しいよ」の一言も無く
「これはもっとこうした方がいい」だの
「今日のはちょっと○○だったな」だの
上から目線の煩い事ばっか言って
外では「いやぁ、ウチの嫁さんの料理は、ちょっと自慢出来るかなぁ」
なんて、お前人から絶対よく思われてないよ、それ。
ってな事を吹聴して、よく会社の人を連れてきたりもしていて

……今思えばホント、いけ好かない野郎だったが
まぁ、お陰様な所はある。
あるので感謝しておこう。

お陰様で料理の腕を磨けました。ありがとう。


そうよねぇ。
お菓子作りは好きだから中学の頃からやってたけど、
料理ってイマヒトツ興味なかったし
「なんでもいいよー」な人だったら、
きっと迷わず○美屋とかクッ○ドゥとか、○○の素とか使ってたかもね。

あの頃はさ、食事、ごはんを食べるって事が
私には嬉しい時間ではなくて。
(結婚相手がどうとかじゃなくて、子供の頃からのね。)
だから、食事ってものが、私には大切ではなかったんだよね。

でもそうやって磨いたからこそ、
今、自分に美味しいものを提供する事が出来るようになったし

なんていうかなぁ。
自分のごはんを丁寧に大切に作るって、
自分を丁寧に大切にしている、という感覚で
すごく、嬉しいんだよね。今。


なので、そうだな、あの頃の自分に感謝、かな。
ありがとう。お陰で今、生かされています。