どうせ私なんか

って、自己肯定感が低いと思いがちで、
自分は他の人にとって重要人物ではないと勝手に決めつけて
そういう決めつけが

嫌われたくない→嫌われてるんじゃないか?
愛されたい→愛される筈がない
親密になりたい→親密になんてなれない

とかとか、いろいろ不安や孤独感を生み出して

本当は嫌われたくない、仲良くなりたいんだけど
そのままの自分じゃ駄目だと勝手に自分をNOにしているから、
自分を相手に気に入ってもらおう、気を引こうと
相手の顔色を窺ったり
機嫌を取ろうとしたり
自分を印象づけよう、覚えていてもらおう、自分のことを考えてもらおう、

って、いろんな変な事をして(全部ゲーム。)

なんだか疲れるしギクシャクするしで

ああもうこんな自分は嫌だと思うのと同時に相手の事も責めたり恨んだりして、

そういうの全部妄想なんだけど妄想してるうちに、もうそれが確定というか、
きっとそれが真実に違いないとか
妄想が妄想を呼んで勝手にどんどん悲しくなったり苦しくなったりして

もうこんな苦しいのなら、自分から離れてしまおう!
って、勝手に悲劇のヒロインになってしまうような

そういうコトをしてしまう時ってある。


そういう時って、ただただ自分が憐れで惨めで可哀想で
自分で自分を傷つけてるんだけど、傷付いてる私
ってのに酔ってるから、

そういう自分がとった行動で誰かが傷付くとか
微塵も思ってなかったりする。



自分で自分をどんどん孤独にしているのだけど
ハマってるときって、どうにもならないんだよね。

自分でも自分のことを、面倒臭いやつだなぁ。とか思うから
人からもきっと面倒臭いやつだなぁ。と思われているだろう。思われてもしょうがない。
だって、私、面倒臭いやつだもの。

なんて自虐的な気持ちで更に自分を嘲笑してみたりして
どんどん自分で自分を叩く。



自分でやってることなので、誰も手出しは出来ない。のだ。


リストカットする人のことを
自分で自分を傷付けるなんて理解出来ない
とか思っていた事があったけど

似たようなもんなのかもなぁ。
と、思ったりする。

自分で自分を傷付けておいて、
その酷い傷を他者に見せつけたがるところなんかも
(その真っ最中では見せつけてるつもりなんか毛頭ないってところも)
そっくりじゃないか。



きっと、私のことを大切に想ってくれている人は
私がそういう事をしているのを見て
とても悲しく思っただろうし、残念にも思っただろう。

ハマってるときって、私のことを大切に想ってくれている人なんて
居るわけがない。
とか、これまた勝手に決めつけていたから
そんなことも考えられなかった。



針ネズミになって、近寄るな!
と叫んでいたのは自分自身なのに

誰も近寄ってきてくれない。と寂しがっていた。

近寄りたいと思っても、針が痛くて近寄れないのだよ。


そんな自分の針山のような状態に気付いて
その針が、自分でこしらえて自分で突き刺してた針が
自分をも他者をも傷付けてきたのだ。
と漸く気付いたので

少しずつ、少しずつ、自分の針を抜いている。
まだまだ針山だけども。



今、私の近くには、
私が針を立てたら「いてっ!ちょっと、それ痛いんだけど?」
と言ってくれる人が居る。

針を立てた時って
自分にも刺さってるから
自分も痛くなってるんだけど

痛いよ
って言ってくれる人がいて
ごめん。
て、相手にも自分にも思えて、
針を抜こう、引っ込めよう、と思う。

自分を叩いて針山だらけになって
血を流しながら泣いて怒っていた私だけど


痛いのはもう嫌だ。
自分を刺しながら人を刺すのはもう嫌だ。
そう、思う。



ひとつずつ、針を抜く。
丁寧に、針を抜いてゆこう。