Q : 2023年を代表するダンドゥットの曲を教えて!
A : マジカー!もう23年も終わりなんですね。どんだけ時間が経つのが早いんだろ。また歳とってく~orz
過去の10選はこちら
よし、前向いて生きていこう(なんのこっちゃ)
↓マシコ先生がYoutubeで作成したプレイリストです。1曲終わると次のセレクト曲に移ります。セットリストは下記参照
Youtubeで直接見たい人はこちら
セットリスト(優劣順ではありません)
* 最初に断っておきます。下記レビュー群はマシコ先生の主観、個人の感想に満ちています。これ以降、イチイチ「個人の感想です」とか「主観です」等の注釈は入れませんので、それを念頭に置いて読んで頂ければ幸いです。
あくまで個人の感想に基づくレビューなので、アテにしないことをお勧めします。
1. Jihan Audy X Mala Agatha - Efek Gedhang Klutuk
え、「こんな、野外フェスの捨てパフォーマンスをセレクトすんのかいな」って!?
はい、するのです。だってほら、同じ野外フェス(Road to Kilau Raya)の捨てパフォーマンス「Kiky Primadona X Shepin Misa X Arlida Putri - Alolo Sayang」もMNCTVのアワード番組「Anugerah Dangdut Indonesia 2023」にノミネートされるぐらいですしお寿司。
兎に角、このフェスが開催されたのが9月2日。先生は日本より画面越しに生配信を拝んでいました。
記録的な猛暑に見舞われた2023年の夏。9月なのに酷く暑い夜であったと記憶しています。
端末を介してインドネシアにアクセスすれば、そこは光と音の洪水。
跳んだ、跳ねた、叫んだ。
画面越しにインドネシアのオーディエンスと一体化した、あの夏の思ひ出(アホ)
2. Arlida Putri ft Dike Sabrina - Ikan Dalam Kolam
Arlida嬢、Dike嬢共に空前のヒットとなったこのMVは、ユーチューブでの再生回数が7000万回オーバー!(2023年12月31日の時点)。元々は2021年にEl Coronaというバンドが演っていた曲で(というか、源流を辿れば、数十年も前にHusein Bawafieという人が作った曲ですけど)、ご多分に漏れず本年度にティックトックでバイラルに。
El Coronaは「Gambus」の称号を付けて「El Corona Gambus」と呼ばれることもありますけど、そもそもGambusってアラビア語で歌われるものじゃないの?
と思ったら、そんな決まりはないそうです。
で、このA & Dのカバー版なんですけど、一つ難癖付けるなら、サックスとトランペットのホーンセクションはいらないです。元々、インド・パキスタンのガザルを彷彿とさせる旋律を持つIDKなだけに、ホーンが入るとそれが急にスカっぽくなってしまってちょいガッカリ。
スカがダメと言っているのではなく、この曲だけはとことんガザルチックで攻めて欲しかったなぁっていう、極私的な要望です。
え、誰ですか?「じゃあEl Coronaを聴けよ」とか言う人は!?
3. Lala Widy - Mabok Janda
日本のファンコッターの間ではお馴染みの曲。そう、Melindaのアレです。
曲名の「Mabok Janda」をグーグル翻訳にかけると、「酔った未亡人」と出てきます。ですが、インドネシアでは4別も離別も両方とも「JANDA」になるらしいので、この場合のJANDAは離別、つまり、単に「離婚経験のある独女」という意味になるかと思います。なぜなら、仮にこの「JANDA」が未亡人の意味だとしたら、「旦那が●んでるのに、酒を飲んで人生を謳歌して尻を振りまくるとはケツカラン!もとい、ケシカラン!」と各方面で炎上してしまう危険性を孕んでいるからです。
って、酒を飲むという描写がすでに炎上案件ではあるんですけどね。イスラム教徒が圧倒的多数派のインドネシアでは(これ、音楽のレビューなのかなぁ)
4. Difarina Indra - Domba Kuring
バンドンの李博士(と先生が勝手に呼んでいる)、故ダルソーの名曲をディファリナ嬢の歌声でお楽しみください。本年度は、高速道路で車が大破するほどの大事故に遭遇するも奇跡的に軽傷のみで生還した彼女。運を味方に来年も突き進むことでしょう。
ボクは●にましぇん!!
ボクは●にましぇ~ん!!(古っ)
5. Dara Fu - Mama Muda
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
この曲がMNCTVのダンドゥット・アワード番組ANUGERAH DANGDUT INDONESIA 2023のエレクトロ・ポップドゥット部門で最優秀賞を受賞した時、先生は「はぁ?この人が最優秀賞!?絶対出来レースやん!」と思っていました。
でもじっくりと曲を聴いてみると、意外といい曲ですやん!
いやぁ~、こりゃ受賞するわ~w 出来レースを疑ってほんとごめんなさい
歌詞は「私は若いママさんよ」「2人の子を持つシングルマザーだけど、セクシーで魅力的なのよ」的なことが歌われています。
特筆すべきはリリックのキッチュな語感ですね。キッチリと韻を踏んでいるところも聴いてきて心地よいです。
ガーサス、バニュワンギの若きママさんライター、ウラン・フィアノ作ですね!
6. Duo Manja - Madu Merah
もはやニュースクール・ダンドゥットと切っても切り離せなくなったティックトック。そのトックから沢山のViral曲(バズり曲)が本年度も生み出されました。このMadu Merahもそのうちの1つで、Viralになったメギー・ディアズ版こそ選出に相応しいナンバーなのかもしれません。でもメギー版は2010年にリリースされたものなので、やはりここはマシダンイチオシのデュオ・マンジャ版をセレクトします。ジハン・アウディーとマラ・アガタの、歌声のコントラスが素晴らしいです。
Sikaaaat!(イテもうたれ!)
7. Safira Inema - Ninu Ninu
Infone Masehというタイトルのほうが通りやすいかも。兎に角、絶好調のサフィーラ嬢の本年度は、MNCTVのアンビャール(ダンドゥット・ジャワ)の大賞「Ambyar Awards 2023」で、なんと女性歌手部門の最優秀賞を受賞!
セクシーさを全く売りにしない清純派の彼女なので、お子さんもお婆さんも安心してご覧になれます。って、見ないか
そんなサフィーラ嬢が歌うこのナンバーは疾走感抜群!なんとなく春が待ち遠しくなるナンバーです。
8. Jihan Audy - Jangan Kau Pergi
ヴォー!!カッケー!!往年の名曲『恋のフーガ』のEDMカバーですけど、ビートがめっちゃカッコいいですね。スカエシ姐さんもビックリです。いや、もっとビックリするのはザ・ピーナッツなんでしょうけど。
特に0:55~のトリッキーなバスドラ連打が抜群にカッコいいです!キャプションには「Songwritter : Rudy Anand」とクレジットされていますけど、編曲もこの方?
分かる人、カモン(アホ)
9. Era Syaqira - Edan Turun
エデャン・トロンと発音するのかな?少なくとも先生にはそう聞こえます。
オシン語(東ジャワ州バニュワンギで話されているジャワ語の一方言)の定番曲にして、特に目新しいモノではないんですけど、ここは先生の独断と偏見でセレクト。
そのオシン語の曲をバニュワンギ出身のオシン歌手エラ嬢が歌います。そしてバンドメンバーが着るTシャツには「Welcome to Banyuwangi」の文字と、「バニュワンギと言えば黒魔術やんけ!」と言わんばかりのDukun Santet(呪術医)のイラスト。これでもかっ!てぐらい、バニュワンギしてらっしゃいます。
バニュワンギはこれからも、ダンドゥット・コプロの王国であり続けるべきなんです!
10. Happy Asmara - Terlalu
大手テレビ局MNCTVのダンドゥット・コンテスト系番組Kontes Ambyar Indonesiaと、IndosiarのD' Academy6の審査員に抜擢されたアスマラ嬢の2023年。ゴタゴタも多かったけどまずまずの年だったのではないでしょうか。
前世代のコプロの女王にして、同郷の先輩ネラ・カリスマのようなクセの強い歌声ではないものの、だからこそどんなタイプの曲にも合わせることが出来る、と言えるのかもしれません。
「ダンドゥット・コプロを聴いてみたいけど、何から聴き始めたらいいか分からない」というビギナーの方には、先生はまずアスマラ嬢から入ることをお勧めしています。それぐらい安定感抜群なんです。
Bonus Tracks
そもそも10曲で収めること自体、かなり無理がありますし😅 なので、追加で40曲いきます。
前述10選と合わせて怒涛の50曲クソレビュー、イッテSikat!
Youtubeで直接見たい人はこちら
セットリスト
B1. Mala Agatha - Pacar Biduan
タイトルの意味は「恋人は歌手」で、「歌手の恋人を持ったなら、嫉妬したりなんかしないで。ご飯食べていくのにもお金が必要なのよ。あなたが十分な生活費を稼いでくれるっていうの!?」的なことが歌われています。
恋人が歌手・・・そんな状況訪れることってあるかなぁ?まぁ、「恋人がサンタクロース」な状況よりは可能性あるかもですけど。
マラ嬢お得意のキッチュなポップドゥット・ナンバーで、ダサダサなバックダンサーを従えてパフォーマンスします。でもそのダサさがまた良いんですよね。ダサカッコイイとでも言いましょうか。って、そんな言葉ないか
これがもしブラックピンクのようなカッコ良ささだったら、多分セレクトしていないでしょうね。
B2. Happy Asmara - Kembang Wangi
上の「Happy Asmara- Terlalu」のレビューで「アスマラ嬢にとってはまずまずの年」と書きましたけど、やっぱり散々な年だったのかもしれません(どっちやねん)。
屁こきフェイク動画*1がSNSで拡散され、それがタブロイド系ニュースサイトで報じられたり、ダルボイとのコラボ作「SELAMAT TINGGAL KASIH(さようなら、愛しい人)」のリリース時期が元彼のデニーチャクナンの結婚式と重なったため、デニチャクファンから「当てつけだ!」と叩かれたり、また、新しい彼氏さんを作ったら「これも当てつけかよ!」とまた叩かれたり・・・。かつて「PASTENAN*2」と呼ばれたアスマラ嬢とデニチャクニキのファンクラブ連合は、破局後、バッシング合戦に発展するような悲しい展開になりました。
*1 アスマラ嬢はおならをこく仕草をしただけで実際にはこいておらず、ネット民の誰かがおならの音を映像にミックスして拡散したようです。アスマラ嬢本人が「これ編集モノ!」と否定されておられました。屁ッピーアスマラ!
*2 PASHATI(Paskan Happy Asmara Sejati / アスマラ嬢のファンクラブ) X TENANAN(デニーチャクナンのファンクラブ)= PASTENANです
あ、危うく忘れるとこでしたけど、Ambyar Awards 2023 (MNCTV)のLagu Patah Hati Terambyar(失恋ソング最優秀賞)受賞曲です。やっぱりまずまずな年だったんですやん(1人で何言ってんだか)。
そりゃ40ウン万円もするクリディオバッグど~んと買うわぁ🤣
B3. Kiky Primadona X Shepin Misa X Arlida Putri - Alololo Sayang
おろろろ、こんな野外フェスの捨てパフォーマンスをセレクトしちゃう!?(2度目)。いやだって、前述どおり「Anugerah Dangdut Indonesia 2023」にノミネートされたパフォーマンスですし。
このナンバーもご多分に漏れず、ティックトックでバイラルになったモノです。そのトックでは大人数でラインダンスを踊る的な動画が多いですけど、ダンドゥットのMVでそのダンスを再現しているモノは見かけません(あったらごめんなさい)。
それよりも、コプロの例の腰くねくね卑猥ウ●コ座りダンスを踊るなら、この曲のサビの部分がピッタリなんですよね。Sampe Bawah!!なんちって😅
と言いつつ、このMVにはそういうパフォーマンスはありませんけど。あ、パルゴイはあります。控えめだけど😅
B4. Wika Salim - Bagaikan Pohon Tumbang
「見た目だけで実力が伴わない」「大したヒット曲も持ち歌も無い」とネット民からディスられ、凹んだ女の大逆襲!?この持ち歌を引っ提げ、MNCTVのダンドゥット・アワード番組ANUGERAH DANGDUT INDONESIA 2023のエキシビションで、独唱を務めることになったのです。通常、MNCTVのダンドゥット系番組で独唱を任されるのは、イヌルやシバド等モンスター級の大物歌手なので(並の歌手は大抵、抱き合わせでコラボ歌唱)、ウィカサリはとうとうその域にまで達したのかもしれません。
そして彼女の怒涛の逆襲は留まるところを知らず、サッカー印尼代表オフィシャルテーマソング「Bersama Garuda」のリリースへと続きます。
B5. Era Syaqira - Moshimo Mata Itsuka
原曲は、インドネシアの親日派バンドNoahのMungkin Nantiで、それを在尼日本人シンガーソングライター加藤ひろあきさんが日本語に訳し、そしてエラ嬢がダンドゥットスタイルでカバーします。回り回って、インドネシア音楽界版マネーロンダリング!
この日本語版をカバーしているダンドゥット歌手はほとんどいません。経緯は知りませんけど、兎に角日本語の曲を選んでくれてありがとう、偉いエラー!!
B6. Mala Agatha - Rungkad Versi Jepang
昨年度にスマッシュヒットを飛ばしたRungkadを親日派ユーチューバーフォリスカ & サスキアが日本語でカバー(日本語訳はキラグニアという人らしいけど、よく知りません)し、それをなんとマシダン及びその取り巻きが推すマラ嬢がカバー!
ちょっと日本語が変だけど、それがむしろいい味を出していて良いのです。
経緯は知りませんけど、兎に角日本語の曲を選んでくれてありがとう、マラいマラー!!(あんたの日本語が一番おかしいわ
)
金無くなった、酷いだ・・・
B7. Ucie Sucita & Sule - Perjalanan Cinta
ウチ・スチタもメインストリームでのプチ復権を果たしたイブコッターで、同じくスンダ人のシンガーソングライター・スーレーとのコラボ曲をなぜか東ジャワのレーベルよりリリースしています。
MVがストーリー仕立てとなっていて、彼氏にフラれて投身自●を図ろうとするウチをたまたま通りがかったスーレーが止めるところから話が始まります。そしてあれよあれよという間に、2人は結婚に。
その昔、元2ちゃんねるの管理人ひろゆき氏は「安穏と暮らしてる人が、自●しようとする人の苦しみを分かち合う気もないのに自●を止めようとするのはどうかと思う」「自●止めるやつって自分が気持ちよくなりたいだけだろ?その人の人生背負う気あるの?」とおっしゃっていました。
なるほど、スーレー師匠はウチの自●をただ止めるだけではなく、彼女と結婚することによって彼女の苦しみを分かち合い、人生を背負おうとしたのですね(だから音楽自体のレビューを書きなさいよって)
B8. Almera Sabrina - Cinta Memang Buta
マシダンが来年推すのは彼女!?
テレビ局MNCTVが今年から始めたKontes Primadona Pantura(女性限定のポリコレ無視コンテスト番組)に出場し、最年少にして堂々の3位という好成績を収めたアルメラちゃん。ティーンエイジャーらしくアイドル路線!?MVもどことなくK-POPを意識してそうな。
でも表情は完全にダンドゥットなんですよね。感心感心。
B9. Duo Manja - Kalih Welasku
原曲はメガヒットナンバーを量産し続けるデニーチャクナンなんですけど、ぶっちゃけるとこの曲、先生は初聴ではビビッときませんでした。でも出だしのドラムパターンと、ラストの「Anane mung tresno kalih welasku」の合唱が良かったので聴き続けているうち、段々と好きになってきました。こういうことはよくあることで、先生はこの現象を「ジワリ曲」と名付けています。
で、原曲のデニチャク版は何回聴いてもジワりません🤣
B10. Baby Shima - Bajidoran
ジョホールバルの歓喜!マレーシア人のダンドゥットシンガー・ベイビーシマがスンダのバジドランに挑戦!?バジドランとはジャイポンに多大なる影響を与えている芸能らしいですけど、あまりよく分かっていませんw
兎に角D' Academy Asia上がりの彼女だから、もちろん歌唱力は折り紙付き。
そしてMVの撮影はバジドラン及びジャイポンの本場バンドンで行われるという腰の入れよう。本気度がうかがい知ることができます。
え、誰ですか、「シマの横でチョコマカちょっかい出してくるおじさんは誰?」とかいう人は!?
はい、この方はですね、キー・ダウスというスンダ人コメディアン兼歌手で、有名な方なのですよ!
B11. Mala Agatha - No Comment
No Commentだけに、ノーコメントで。いや、ウソです。ちゃんとコメントします😆
ASEAN首脳会議のガラ・ディナーの余興やサッカーワールドカップU-17の開会式でオーレリー・モエレマンスが披露した、本年度を代表するダンドゥットナンバーのこれ、元々はトティー・ウィボヨという人が11年前にリリースし、ブンダ・コルラというドイツ在住の歌手によるカバーバージョンがティックトックでバズって広まったものなんです。
え、じゃあなんでブンダ・コルラやオーレリーをセレクトしないのかって?はい、この曲中に惜しげもなくカマされる「Gam Gam Teki Teki」や「Bakar Roomnya Bro」のサンプリングネタが大好きだからです!
決して、マラ・アガタ嬢が演っているという理由だけではないんです。
B12. Happy Asmara - Pambasilet
パンパンパンバシレ~♪のリリックが印象的なこの曲も、やはりティックトックでバイラルに。時にはシリアスに、時にはコミカルにパフォーマンスをこなすアスマラ嬢にはぴったりのキッチュなナンバーです。
B13. Gildcoustic - Nemen
マディウンより彗星のごとく現れたポップ・ダンドゥットバンドのギルドコースティックは、MNCTVのダンドゥット・アワード「Ambyar Awards 2023」のグループ部門でいきなり最優秀賞を受賞!
ブレイクを果たしたGinioよりもこのNemenのほうが先生は好きです。
MV版はチョーつまらない映像なので、代わりに件のAmbyar Awardsでのエキシビション・パフォーマンスをどーぞ。
B14. Almera Sabrina - Bunga Dan Kumbang
先生が大好きな男女デュエットの定番ソングで、女性が自身を花、男性を花にたかる虫に例え、コントのように掛け合いながら愛を語ります。歌うのはモジョケルトの新星アルメラちゃんで、デュエットの相手はバックバンド涅槃のスリンの人が務めます。
このお方、ハモリも出来て、下手な歌手よりも全然歌えてますね!
そして、アルメラちゃんピチピチで可愛い(*^_^*)
B15. Dara Ayu Feat. Niken Salindry - Lingsir Wengi
試しに「Lingsir Wengi」で画像検索かけてみてください。なぜかホラーっぽい画像が沢山ヒットすることでしょう。なんでこんなことになるのか、説明しだすと長くなってしまうので、詳しくは弊ブログの過去トピをご参照ください。
何はともあれアラ・ダユちゃん、じゃなかった、ダラ・アユちゃんのチャンプルサリーもオツなものです。あ、もちろんニケンちゃんも。
ジャワの夜はミステリアス。
B16. Difarina Indra Ft. Fendik - Sia Sia Mengharap Cintamu
原曲はめっちゃ古い曲・・・と思ったら、意外と昨年リリースされた曲!?一体先生は何の曲と勘違いしてたんだろ?まあいいや
兎に角、オーソドックススタイル・ダンドゥットなアレンジがよく合うこの曲をディファリナ嬢とフェンディックニキのデュエットで。
エロ過ぎず適度にセクシーなお上品歌手、ディファリナにはお似合いのナンバーだと思います。
B17. Duo Manja - Sayunk I Love You
WILFEX BORと呼ばれるサンプリング・ボイスネタを前面に押し出したポップドゥット・ナンバーのこれは、ANUGERAH DANGDUT INDONESIA 2023のエレクトロ・ポップドゥット部門にノミネートされました。惜しくも受賞は逃しましたけど、メインストリームに甘えん坊(Manja)の存在を知らしめる絶好の機会になったのではないでしょうか。ソロでは両人とも抜群の知名度を誇っているんですけどね。
オリジナルはマレーシアのチョンビによるものです。チョンボしたトンビみたい(意味不明)
B18. Lala Widy - Terhukum Rindu
人を殴って逮捕されちゃった酔っぱらい実業家プットラ・シレガールが、獄中から妻に宛てた手紙に感動した有志によって作成された曲(ララママさんはただカバーしているだけで、有志連合には加わっていません)。
いや、酒飲んで人殴ってる時点で、感動も何もないやん!!
あなたは感動できますか?
ただ、音楽にはなんの罪もないです。なのでセレクトします (^^;
B19. Happy Asmara - Ngopi Maszeh
時にコミカルに攻めるアスマラ嬢にピッタリの軽快なナンバー。替え歌にして、東南アジア最大のECサイトShopeeのオフィシャルソングShopee Maszehも併せてどーぞ。
コーヒー飲みましょう!
その前に、インスタントコーヒーとドリップコーヒーは何が違うか、あなたは言えますか?
B20. Kristin D - Bersama Garuda (English Version)
フィア・ファレンのアメリカ公演の際に注目を浴びた、アメリカ人のダンドゥット・エンタメ集団「Dangdut in America」。そのエース・ストライカーであるクリスティンDが、メインストリームのレーベルSani Musicよりインドネシア本国のゴールに襲いかかります。
この曲のオリジナルはウィカ・サリムが歌うサッカー・インドネシア代表のオフィシャルソングで、それの英語版の歌唱を任されるという大役を仰せつかることに。
ウィカ版はネット民から「英語の発音が全然なっていない」と叩かれたりしましたけど、これなら誰も文句言えまい
ちなみに日本語版は加藤ひろあきさんが歌っておられます。
B21. Mala Agatha - Katanya Yang Disana Kurang Besar
初聴では全然ビビッとこなかったにも関わらず、それでも聴き続けているうちに段々と好きになってきたジワリ曲。なぜ聴き続けたのかというと、曲中に惜しげもなくカマされる「Tocana Pista」や「Gam Gam Teki Teki」のサンプリング・ボイスネタが大好きだからです。
「彼氏さんは「アレは十分な大きさではない」と言わはった」という意味深な歌詞に合わせた手の動きが、なんか卑猥!?
ティックトックでバズったものです・・・
B22. Intania Casanda - Perawan Atau Janda
マシダンが次に推す歌手は彼女!?MNCTVの新コンテスト番組Kontes Ambyar Indonesiaで上位に食い込み、大規模野外フェスKilau Rayaにも招集されたインタニア嬢によるチタ・チタタ(現チタ・ラハユ)のメガヒットナンバーをどうぞ。
インタニア・サフィラ、インタニア・アンビャール、インタニアBP5と多彩な別名や称号を持つ彼女は、バニュワンギの西隣りボンドウォソ出身なんだそうです。
B23. Azmy Z ft Azka Z - Hayang Jajan
昨年、Runtahでブレイクしたアスミー乙・・・じゃなかった、アスミーZちゃんが弟のアスカZを巻き込み(?)、姉弟デュエットで伝家の宝刀、学生服歌謡!って、そんなジャンルないか
チープなベースラインにスンダ歌謡のメロディー、そしてクンダン・ジャイポンのビート。これこそが乙姉弟の真骨頂なんです。
にしても全然似てない姉弟ですこと・・・。
B24. Shinta Arsinta ft Vita Alvia - Bojo Biduan
Pacar Biduan(インドネシア語で「歌手の恋人」)に対抗するのは、Bojo Biduan(ジャワ語で「歌手の嫁」)!?いや、どちらが先なのかは知らないですけど、歌手の嫁を貰うような状況が訪れることってあるかなぁ?
「無職の旦那」はかなりの確率でありそう。いや、知らないですけど。
B25. Syahiba Saufa Ft. Shinta Arshinta - Bajol Ndanu - Ngidam Jemblem
昔からある土臭いジャワ歌謡で、特に見新しいモノでもないんですけど、バジョルニキのこの表情が良かったのでセレクト。
いい味出してます
B26. Bagindas X Fitri Carlina X DJ Rycko Ria - Suka Sama Kamu
ダンドゥットバンドじゃないのになぜかいつもMNCTVのダンドゥット系歌謡番組に呼ばれるバギンダスと、もはや大御所の域に達したフィトリのコラボレーション。1オクターブ上を行くフィトリの歌唱にビックリ。いや、これハモっているのかなぁ?
B27. Vita Alvia - Ayang
Anugerah Dangdut Indonesia 2023のエレクトロ・ポップドゥット部門にノミネートされ、ダラ・フーのMama Mudaやデュオ・マンジャのSayunk I Love Youなどと競った曲。エレクトロというだけあって、デジタルビートのアゲアゲご機嫌ナンバーです。
リリースはバニュワンギから良質のポップドゥット・サウンドを届ける新進気鋭レーベルDJ Wangiより。
あ、「DJ Wangi」というのは特定の個人の名前ではありません。「(バニュ)ワンギ発DJサウンド」という意味だと思います(違ってたらごめんなさい)。と言いながら、コプロモノもリリースしているんですけどね。
ちなみにBW Recordの子会社とのことです。
B28. Dara Ayu feat. James AP - Dua Rasa Cinta
冒頭で、ステージ上のダラちゃんがデュエットの相手として客席のジェームスニキを指名します。
ジェームスニキ「いや、彼女が・・・」
フィダネキ(ジェームスの彼女さん)「まあ、ちょっとだけなら・・・」
で、歌が終わると嫉妬したフィダが、速攻でジェームスの手を引いて彼を連れ戻します。
あんまりインドネシア人男子に魅力を感じない先生も、ジェームスニキは別格です。フィダネキの気持ちが分かります (*^_^*)
いや、まあ 茶番 演出なんでしょうけど・・・
あ、なんでジェームスニキに指名がかかったのかというと、この曲を作ったのが彼だからです。
B29. GuyonWaton X Denny Caknan - Sanes
いろんなところで嫌というほど聞かされた、今年度を代表するアンビャール(ダンドゥット・ジャワ)。アンドリー・プリヤンタという人が作った曲らしいけど、GWもデニチャくんも自分で曲作れる割には、ちょっとカバー多すぎない!?
B30. Safira Inema feat Danuarta - Dumes
これも嫌というほど聞かされたアンビャールです。
どーでもいいことだけど、このダヌアルタというニキってサフィーラ嬢の彼氏さん?
なんか親密な画像が彼女のインスタ・ストーリーに上がっていたんですけど・・・。
それにしても、今年は4~5文字からなるジャワ語1単語のタイトルがやたら多かった。Dumes、Sanes、Nemu、Nemen、Tulus、あと何がありましたっけ? (^^;
曲を聴いてもパッとタイトルが思い出せない状態に陥ってるので、できれば止めて欲しいなあw
B31. Siti Badriah X RPH - Cocote
結婚、出産、そしてリンパ節切除の手術を経て、シバドことシティ・バードリアが華麗に復活。3年ぶりの新曲となるこれは、彼女自身初となるジャワ語のナンバーです。
Paijoにクリソツとか、そういうことは言ってはいけないことになっています。
B32. Aurélie Moeremans - Cikini Ke Gondangdia
2023年にティックトックでViralになった(バズった)ダンドゥット曲、略してトックラルドゥット(変な略し方しないで)を代表するCikini Gondangdiaを、ASEAN首脳会議@JKTのガラディナーで披露したのは、デュオ・アングレッ・・・ではなく、なぜかベルギー出身インドネシア人女優のオーレリー・モエレマンスでやんす。いや、全然いいんですよ。でもなぜ本職でない彼女にこれを歌わせたの?
まあそれはそうと、先生はこの曲を聴くとなぜか胸がキュンってなります。なぜなのかは分かりません。
B33. Nella Kharisma - Taman Jurug
ネラ姫と旦那さんのドリーが中心となって始動したDONEL MUSIC(DORY X NELLA)。Taman Jurugをうちらが歌わずして誰が歌うのよ!?
とは言っておられませんけど、Taman Jurug(ジュル公園)はドリーパパさんの故郷ソロに実在するのです。そして、クディリ出身のネラ姫も、現在は家族でソロに住んでおられます。
あ、懐かしのE, Hae Haeの掛け声がカマされています。
【'24/3/2 追記】DONEL MUSICのチャンネルはなぜか作り直され、古いチャンネルは閉じられ、元のTaman Jurug MVも消えてしまいました。幸いなことに新チャンネルの方に再投稿されているので、そちらと差し替えました。MVの投稿日が2024年2月23日になっているのはそのためです。
B34. Via Vallen - Not You
洋楽好きの彼女らしく、アラン・ウォーカー X エマ・スタインバッケンの曲を原語の英語のままカバー。著作権関係大丈夫?
今年の9月にアランが訪尼した際、彼に謁見したのはフィア・・・じゃなくて、アスマラ嬢でした。嫉妬してないですよね?
B35. Jihan Audy - Santri Pekok
ぶっちゃけると、先生は以前はジハンちゃんが好きでも嫌いでもありませんでした。
でもデュオ・マンジャとして活動を始めてからは、好きな歌手に転じてしまっています。マラ嬢が妹のように可愛いがる子だから、きっと良い子なのでしょう。知らないけど。
てか、ちょこまかカマかけてくる鍋ニキうざいなぁ/(^o^)\
B36. Gilga Sahid X Trio Macan - Alololo Sayang
さすがトリオ・マチャン(豹三人娘)だけあって、3人とも美人でセクシー!男性陣は誰が好みですか?
そして、Indo女子に人気爆発のギルガとのコラボで、マレーシアのAlololoをカバー。
PargoyやSampe Bawahなどのお尻フリフリ卑猥ダンスも余裕でこなします。前メンバーは映画でキスシーンまでこなしていましたけどね。
B37. Difarina Indra, Lala Widy - Rungkad
曲自体は2022年にブレイクしたものですけど、映像が面白いのでセレクト。
清純派のターシャちゃんの周りでお尻フリフリ卑猥Pargoyダンスが始まっちゃったらどうなるの?
はい、周りが全員卑猥ダンスを踊ろうが、ターシャちゃんは決してその輪には加わりません。体を同じ方向に向けて上体を軽く揺らす程度です。
3:18~から注目!ターシャちゃんにララ・ウィディーのお尻が迫ってくる~
恥じらうターシャちゃんが、SNC(Sahabat Najwa Camelia = ターシャちゃんのファンクラブ)のハートをキャッチ!世界のトップニュース!(意味不明)
B38. Yeni Inka ft Farel Prayoga - IH Abang Jahat
IHってなんでしょう?よく分かんないけど、Ecko Showというコミカルなラッパーの曲をファレル君とイェニのゴールデンコンビがコプロスタイルで。原曲よりもこちらのほうが遥かにいいと思うけど、それはそうとして、育ち盛りの割には昨年からあんまり成長してないように見えるファレルくんと、結婚を機に芸能活動を大幅に縮小してしまったベタな展開のイェニ嬢と。
B39. Jirayut - Terluka Cinta
タイ出身のジラユットはテレビ局Indosiarのダンドゥット・オーディション&コンテスト系番組D' Academy Asia上がり。メインストリームをメインに活動するコンテスト系番組出身者は、オールドスクール風のオーソドックスドゥットを得意とする人が多い(ような気がする)ですけど、このナンバーはポップドゥット仕様です。
タイ深南部のマレー系の彼だから、インドネシア語の発音も問題なし。
甘いマスクと、タイ出身という珍しさも相まって、若い女性のファンが急増中!?
B40. Duo Manja - Tulus
マラ・アガタ嬢周辺の歌手の陰にPPWW氏あり!?
この曲のPencipta(クリエーター)のPPWWとはPup Pup Well Wellの略で、別名でPup Pup Whellyと名乗ることもあります。本名はYunawan Whelly Prasetyoとのことです。兎に角、マラ嬢及び甘えん坊、そしてその周辺の歌手がカバーする曲にはPPWW氏作がやたらと多い印象です。Pacar Biduanなど、いつも先生好みの曲を作ってくれます。
Tulusと書いて「トロス」と読むのかな?なんにしろ、今後とも甘えん坊をよろしくお願いいたします。
あらら、投稿できる文字数の上限に達しちゃった。なので
後編に続く・・・
* 後編は本日18時に公開します。アメーバ会員の方は、弊ブログの読者登録をぜひお願いいたします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231218/18/nalpes/c9/5a/j/o0250006515378563950.jpg?caw=800)
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