当院では、標準治療だけではなかなか改善しないアレルギー性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎やじんましん、花粉症)の方にヒスタグロビン注射治療を行っております(保険適応)。
 
ヒスタグロビン(ヒスタミン加人免疫グロブリン製剤)は、アトピーや花粉症をはじめとするアレルギー疾患に関わっている好酸球を減らしたり、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えるもので、日本国内における貴重な献血から作られた製剤です(血液製剤に該当しますが、昭和42年の発売以来、重篤な感染症の報告はありません)。

 治療自体は古くからおこなわれており、ヒスタグロビンを週1回、6週間にわたって皮下注射することにより、ヒスタミンに対して抗体をつくり、少しずつ耐性を作っていく効果が期待できます。これは、“非特異的減感作療法”と呼ばれ、アレルギーの原因が多岐にわたる場合に選択肢となってきます(もちろん効果には個人差があります)。

 詳しくは診察時にお尋ねくださいませ。