たまにはこんな真面目な話もいいかなぁ~と、気が向いたので書いてみます(。-人-。)
最近の報道をみていると、某神社への参拝、そして隣国からの非難の嵐。
正直、あーあ・まぁた始まった。。。と思うのと同時に、その度に遠い過去を思い出すのです。
かれこれ数年前。
その時は某小泉さんが首相だった時代です。
その頃、私には韓国ソウルにとても親しくしていた韓国人のご家族がいて、
私がソウルに行く度に一緒に皆でお食事に行ったりして親交を深めていました。
ソウルのご家族は、当時の私の拙い韓国語でも、楽しくコミュニケーションをとっては
韓国語を教えてくださったり、本当に親切に色々とよくしてくださいました。
今でも心底感謝していて、大大大好きなご家族です。
韓国で一番思い出す、本当に大切なご家族です。
だけど私が訪韓していたある時のこと。
ちょうど某小泉さんが某神社へ参拝に行った報道が流れたのでした。
当時私はその報道のことを知らないまま旅行で韓国に滞在していたのですが、
韓国の報道ではその話題で持ちきりだったようです。
私は旅行中で楽しく過ごしていたので全然知らなかったのですが、
そのままいつも通りにソウル在住のご家族のところへ遊びに伺ったのです。
すると、私を見るアボニム(お父さん)とオモニム(お母さん)お二方の様子がいつもと違ったのです。
異様な空気がそう感じさせました。
イヤなくらいに漂ってくるのです。
アボニムが開口一番私にこう聞いてきました。
「○○○(私の本名)、君はコイズミのことをどう思う?」
私は、…???でした。
最初、何を聞かれているのかさっぱり意味がわかりませんでした。
オモニムは、ただ黙って私を見つめていました。
ですが、聞かれていることを理解するのにそう時間はかかりませんでした。
ハッと、日本で何かあったんだな…、そう気づきました。
いつもニコやかで穏やかだったお二人が、いつもと違う少しけわしい表情で私を見つめたまま、
私の返事を待っていました。
私は、
「…会ったことがないので、よくわかりません。。」
まるで冗談のような返事をしてしまいました(苦笑)
でも当時その場での私の精一杯でした。とても情けないです。。。
その返事に対して、お二人は少し苦笑まじりに微笑んで、
それ以上言及されることもなく、いつも通りの空気に戻りました。
この間、ほんの短い時間だったはずなのに、
そのわずかな時間はとてもとても長く苦しく切なく感じました。
まるで試されたかのような、韓国での自分の一言の重さが身にしみた貴重な経験でした。
別に一国を背負っているわけではないのに、
大げさかもしれませんが、日本代表の一言になってしまうかのような恐怖さえ感じたのです。
そして、すごくすごく悲しかった。。。
今でもあの時のお二人の表情を思い出すと、泣けてきます。
このフクザツな気持ちは、未だかつて他で感じたことがありません。
この時、つくづく実感したんです。
これが、日本と韓国にある深い深い 溝 なんだな、と。
この溝は体感してこそわかるものです。
いつも仲良くしていたご家族が、
大好きなご家族が、
目の前で一瞬にして境界線が生じたかのように変わってしまった現実。
どうして、何故だろうか、人と人と繋がりの中にあってはならないことなのではないか、
漠然とそう問いかけるきっかけになったのかもしれません。
この出来事以外にも色々あって、さらにそれらを根深く感じさせることになりましたが、
またそのお話は機会があればいずれ。。。
これらの経験を経てきて、
韓国のお一人お一人との地道な交流を通して、
この溝を私なりに例え1mmでも、ほんのわずかでも埋められないかと、
そんな切なる願いもあって、未だに私は韓国にこだわり続けているのかもしれません。
批判や祈るだけでは、何も変わらないから。