Dimash の親友 カザフスタンのフィギュアスケート選手、Denis Tenさんの インタビューと 彼のスケートショーのドキュメンタリービデオ 3選。

※ Dimashが絡んでいる部分の翻訳※

 

 

① Denis Tenさんのインタビュー(2018年5月30日)にて:

 

Dimashとの会話の部分

KhabarTV(ハバールTV)公式YouTube ↓ 2018.07.20

 

 

6:47

👨:Denis君にとって “愛国” とは何でしょう?

 

デニス:ある意味 心の状態ですね。

自分の祖国を尊敬すること、祖国に敬意を持つべきです。

でも…僕の愛は 言葉では言い表すことはできないです。

そういうものは、日頃の小さなことで体現しているものですから。

例えば、街角にいる時は ゴミを(路上に)むやみに捨てない…とか。

 

昨日、ちょうど Dimash と会っていたんですけど、その時はもう夜遅くになっていたのですが、僕らのスタジオにいて、急にお腹がすいたんですよね。

でも、どのレストランに行ったらいいか 分からなくて…Almaty(アルマトイ)には 食べるところがたくさんありすぎて…。

そうしたら Dimashが「ねぇ、ビュッフェ式の居酒屋とか 行く?」と聞いてきたので、

僕は「いいじゃん、行こうよ」と答えると、

Dimashは「おぉ、良かった!偉いな。じゃ、じゃ 行こう!」と。

そして彼がなんでそんなリアクションをしたかを説明してくれました。

彼は「スターになってちょっと有名になったら “こんな(庶民的な)ところは自分には合わない” って言い出す人もいるからね」と言ったのです。

ちょっと暗いが ↑の会話後の食事に行く シーン➡ 

 

14:43~  ↑ の動画見れる      

 

 

:どれほど素晴らしい業績を得ても、そういうものは重要ではないのです。

僕たちはまず “人” なのです。

まずは 生きている人間なのです。

命というものは、全ての人間に平等にあるものです。

命は とても弱いもので、明日 何が起きるのかは、誰にも分かりません。

祖国を想い愛すること、国や人々への愛というものは こういう基本的な理解をすることから始まると思うのです。

 

※その後のDenis の人生を知っていると この言葉には本当に胸が痛む※

 

 

② Denis Ten, The Greatest Show

2018年6月9日に行われたデニステン企画のアイスショーのドキュメンタリー

2019年2月23日から3月3日まで、Almatyにて上映。

今回ビデオが2023年7月19日に配信。

企画・制作:デニステン

 

 

(冒頭:日本のデニステンのファンとの交流)

6:48(歌の収録中のデニス)

 

7:00(お馴染みの アレンジャー Erlanと打ち合わせ)

 

8:17(再び収録中のデニス)

ずっとフィギュアスケート用の曲を書きたいと思っていたデニスは、今回それを実現させて、自分の書いた曲でパフォーマンスをした。

自分の曲を歌ったものをヘッドホンで聞いたとき、とても恥ずかしかったというデニス。

 

11:49

(スタジオで口ずさむD

E:よし、君の曲を聴いてみようか?

 

デニス:今は彼(Dimash)の歌は聴きたくないしね。

(全員笑)

 

(3人で曲を聴いている)

12:12(自分の作品を聴いている Dimashの顔を見て カメラに向かってビビっている顔をするデニス)

(歌と一緒に口ずさむD

(デニスと握手するD

 

Dよかったよ。

ボーカルはスポーツと同じでね。

 

ほんのちょっとの差なんだよね。

 

Dうん

 

声がね。

 

Dうん。

 

(Dimash)はそれ(声)をこんなにカッコよくコントロールできるなんて めちゃすごいよな。

僕はね、自分で書いた曲はいっぱいあるんだけど、自分では歌えなかったりするんだよね(笑)

歌うのはまた別物なんだね。

で、自分で歌おうと思ってレコーディングを始めた時に気付くんだよね。

「あぁ、ここはもうちょっとダイナミックにした方がいいな、でもこんな風にしたいな」とかね。

この曲も、僕には難しいんだ。

♪♫

ここをはっきり歌うのが難しい。

 

Dが口ずさむ)

 

13:22(カメラにむりやり映り込むD

 

:(ここは少し)アイデアがあって、(主人公は)こんな風に隠れるようにして…

(スマホをErlanに見せながら)こんな風にね、全てがグラフィックになっていて。

これをパフォーマンスに融合させるんですよ。

コンサートをやりたいんです。

このパフォーマンスはビデオ映像から始まるんです。

パフォーマンスのストーリーの元は ビデオのスタイルで始めるということです。

そして、ビデオが終わったらリンクに引き継いでいくんです…劇場に入ったみたいにね。

このグラフィックを全部使って…どんな風になるかはまだ分からないんですけど。

 

E君の曲をやるんだね?

 

オーケストラも入れるんですよ。

 

Dすごいねぇ

 

君も来てよ!ご家族と一緒にでもさ。

みなさんにもお見せしたいよ。

このショーは撮影するから、放送もされるよ。

 

D僕、7月はずっと中国なんだよね。

 

中国か。

 

Dうん。

 

14:43(外に出て<Earth Song> を大きな声で歌うD:夜中の3時だという噂)

(歌に合わせて踊るデニスを指して)

Dへたくそなダンサーだね(笑)

(ビデオの撮影風景 ➡ リハーサルのパフォーマンス)

 

35:49 (織田信成さんのコメント

(カザフ語)アスタナのみなさんこんにちは!

(ロシア語)僕は日本から来た 織田信成です。

(英語)間違ってないかな?(笑)

カザフスタンと言って最初の頭に浮かぶのは デニスです。

デニスしか思い浮かばないくらいです。

日本にいる時に、カザフスタンの情報は入ってきたらすぐに デニスのことを想い出すんです。

ていうのも、それくらいしか知らないんでね。

カザフスタン? あぁ、デニステンだね。

カザフスタンと言えば 君(デニス)だよ!

 

38:18

👩:ここに来れてとっても嬉しいです。

大親友のデニスの応援ができることは とっても誇らしいことですから。

デニスの夢が、自分の祖国の人達の前でショーを開催することでしたからね。

私の国でもそうですが、自国ではまだまだあまり知られていないスポーツなので、こんな美しいスポーツを広める為の大使となって、どれだけ私達がこのスポーツを愛していて、楽しいものかをみなさんに知ってもらうことは、とても嬉しいことなのです。

アスタナに来て思ったのは、この都市はとても若い都市で、発展の速度がとても速いということです。

それは若い都市ではあるべき姿であり、興味深いですね。

デニスは親友であり、また 素晴らしいスケーターですから、人々にずっと語られることでしょう。

 

47:45(カザフ調のショーの様子:織田信成さんも参加)

 

予告編

 

デニステンのインスタグラムでの告知 ↓

 

 

③ «Бұл осылай болған еді» деректі фильмі <そういうことだった>

社会に衝撃を与えた 歴史的な出来事について解説するドキュメンタリー:デニス・テン篇

事件の振り返りと、スケート界のゆかりの人達から 故人への言葉などを紹介する。

 

デニステン 事故のドキュメンタリー Khabar TV 公式YouTube ↓2023.03.19

8:15

デニス・テンは、1993年6月13日にAlmatyで生まれる。

韓国系カザフスタン人。

韓国が日本から独立した時の 韓国軍の有名な将軍であったミン・グンホの子孫。

カザフスタン人として初めて フィギュアスケート 世界選手権に出場した選手となった。

 

デニス・テン(1993-2018)

2014年ソチオリンピックで銀メダルを獲得した カザフスタンのスター。

 

19:27(Dimashの歌う <Samaltau>が流れる)

 

ナレーション: “車の鏡が原因で死に至った彼だが、彼自身は カザフ人の鏡であった”

デニス・テンとDimashはかつて、一緒にステージに立って歌おう と約束をしていたのだが、残念なことに この 友人との約束は 叶うことはなかった。

デニスは 若くして旅立ってしまったが、その後 “デニスの友人達” という名目で 世界的なアイスショーが催されたのである。

こうして彼のファン達は この世界的に有名なデニス・テンの名の下に再会することができたのだ。

 

20:06(<S.O.S.>)

 

24:00(浅田真央)

(字幕:バンクーバーオリンピック銀メダリスト、3度の世界チャンピオン)

浅田真央さんのコメント:こんな悪いニュースは信じられませんし、信じたくもありません。彼はとても大切な友人の1人でしたから、本当に信じられないです。日本で会った時に、カザフスタンでのショーに招待してくれました。一緒に練習や テニスをしましたし、カナダやロシアにも行きました。彼はとても優しくて 明るく、そして練習熱心な人でした。心からご冥福をお祈りいたします。