《Dimash Show》2020.08.22
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(冒頭:番組のダイジェスト)
Jardan(ジョーダン:Dimashコンサートの当時のコーラス / 親友):
…私達はDimash Kudaibergenのファンなわけではないんです。
Rassul(ラスール:Dimashコンサートの当時のコーラス / 親友)):
…だから僕は彼を止めて言ったんです。
「君は何をしようとしているのか 分かっているのか」って。
Zarina(ザリーナ:Dimashコンサートの当時のコーラス / 友人)):
彼はそれでも持って「僕は男だよね?」って言っているみたいにね…
Crazy Maks(マクス:Dimashの友人 / ブログYouTuber):
まだお互いをよく知らない間は 俺も彼を撮るのは気が引けていたんだよね。
いろいろ質問したり…あんまり頭のいいもんじゃなかった…って感じで。
今はバックステージの様子を撮影するのはやめたんだよね。
先生:彼は普通の、シンプルな人だと思っていたわ
(ナレーション)
銀は普通の金属のようだが、そうではない
それは高貴な物であり最も輝くものなのだ
それは扱いやすい為 職人に非常に好まれるのだ
それはジュエリーや世界の文化に最も注目されている素材のひとつなのだ
それは守られ、大事に、大切にされるのだ
しかしそれは他のジュエリーとは違い、銀だけが近しい者の間でのみ(プレゼントとして)渡されるものである
(番組タイトル <Dimash Show>)
(ナレーション)
銀は一般的に塊で見つかる
その為、精錬する必要はないのだ
“彼” もやはり元からの天然の素材だったのだ
先生の声:Kudaibergen Dinmukhamed Kanatuly(Dimashの本名)の成績は全て“5”です。
(ナレーション)
Clara KajygalievaはDinmukhamed Kudaibergenov(Dimash)の最初の先生だ
彼女はDimashの最初の頃のクリエイティブな才能を覚えていた
そしてその思い出を新たな生徒にも語っているのだ
彼は学校に上がった時には既に字を読むことが出来ていたと語る
Clara / クララ先生:小学校での主な授業はカザフ語 “Ana tili” でした。
私達はよく表現力を鍛える本読みを行っていました。
でもDImashは詩を朗読することは好まず、それを歌にしていましたね。
教師が彼についてのコメントをする時はみな微笑んでいましたよ。
彼はいつも輝いていました。
そんな子を叱る事なんて できませんよね。
彼はいつでも普通とは違っていて、とてもクリエイティブでしたよ。
(ナレーション)
この学校はDimashのファンの2019年の “Arnau” コンサート前の旅行ツアーのコースにもなっているのだ
ファン達は、自分たちのアイドルがたどった道が始まった場所を見たいとやって来ることがあるのだ
これがDimashと友達が演じた最初の公演だ
彼はそこで 独唱こそが彼の本筋だ と気づいたのだ
Serik(Dimashのクラスメート):僕たちの多くはドンブラの弾き方を習おうとするんだけど、Dimashが一番でしたね。
僕達は オーケストラとしてパフォーマンスをしたんです。
そして彼が歌い出すのですが、聴衆はみんな喜んでいましたよ。
彼は常に自分自身を向上させ 新しい曲を覚えていきました。
Aibal(Dimashのクラスメート):学校のイベントには全てコンサートや祝賀とかに関わらず、Dimashなしでは進みませんでした。
彼のお陰だと言う人もいましたよ。
彼はどのイベントにも参加しました。
親切で、優しくて心が広いんです。
Nursultan(Dimashのクラスメート):僕達には “Murager” というドンブラのクラスがありました。
Rosa先生のクラスです。
その時に 僕たちはDimashがどの生徒よりも芸術に近い存在だって思いましたね。
楽譜を読むのは彼にとっては簡単だったんです。
彼はすぐにメロディがわかるんです。
(ナレーション)
Rosa先生はDimashにカザフ文学を長年教えている先生だ
彼女は子供たちに 読むことへの意欲を掻き立てるだけではなく、読んだものから生きていくうえでの知恵を学ぶことも教えようとしたのだ
先生は、“寛大な心が人が与えられる主なものだ” ということを教えたのだ
Rosa先生:学食で生徒全員と長い休憩を取っている時には、小さい子も含めていつもDimashの周りを囲んでいました。
ある時 Dimashが教室に戻って来て、ため息をつきながら「また自分の物は何も買えなかった」と言っていました。
彼のお母さんは 昼食用に1,000テンゲを与えていたのですが、そのお金を全部クラスの子達の食事に使っていたんです。
いつも 自分の分までは残らなかったようなのです。
どこまで親切なのでしょう。
でも、彼が施した子達の感謝と祝福があるのです。
それが彼を人間的に引き上げたのだと思います。
(ナレーション)
Dimashは “思考” という別のタイプの “食物” にもっと興味があったのだ。
彼が5年生のある日、不眠で目を赤くした彼がやって来た
どうしてよく眠れなかったのか と先生が聞くと、「今度大草原の天才の本を聴衆に聞かせたいからその準備を一晩中していたんです」と言った
このようにして彼は “アバイの本の読み聞かせ” でみんなを驚かせたのだった
大学生となっても、Dimashは心のリフレッシュをするべく、母校にしばしば戻るのだ
Rosa先生:彼は既に音楽大学の2年生になっていたと思うのですが、あれは寒かったので冬だったと記憶しています。
彼が私の授業を聴講したいと言いました。
何があったの?と聞きました。
すると彼は「AbayとMukhtar Auezovの作品を聞きたいんです」と答えたのです。
そして彼は3時間も私についてクラスを回り、カザフ語とカザフ文学の授業を聴いたのでした。
後に、精神を高めて豊富になっていくのを感じたかったと彼は言っていました。
(ナレーション)
彼はいつでも自分の能力に自信を持っていた
彼は自分が何になりたいか、それには何が必要か がはっきりわかっていたのだ
Bera (ピアノ教師):最初の授業はお互いを知ろうとするものだから、音楽家として、将来のミュージシャンの子供達にどんなふうになりたいかを聞くのですが、プライベートで話した時に彼は、マイケルジャクソンみたいになりたいと言いましたね。
面白いと思いましたね。ちょっと滑稽とも…。
それで、後に彼が世界でも有名になったと聞いた時、初めは信じられませんでした。
私はずっと 彼は普通のシンプルな子だと思っていたので…彼には素晴らしい未来があるとは思っていましたけど、ここまでとは思ってもみませんでした。
でも今では彼のファンの一人ですよ。
彼の歌を聴くのが大好きです。感動します。
全てがとても懐かしくてよく涙します。
彼の指、仕草、動き、表情、目が懐かしいわ。
あんなにいつも、こんなに近くで見ていた時があったって。
Erlan(アレンジャー:編曲 / 親友):あの頃はDimashは10歳でした。
彼は「いつか世界の舞台で歌うんだ」って言っていましたよ。
僕は心の中で「ヘイ、ちびっ子、普通の夢を見ろよ」って思ってたね。
ティーンエージャーのハッタリだと思っていたけど、Dimashはやった(成功した)ね。
大勢の人々が自分の歌を歌ってくれることは、アーティスト、カザフ人にとっては夢なんです。
それがどれだけ気分がいいかは言葉にできないですよ。
(ナレーション)
有名になる事にはマイナス要素ももたらす
Dimashはアンチの人々の攻撃にとても繊細だ
Aisltan(親友・ドラマー):アクトべ市の記念日で、“Bakytty Bala” という歌の大会の受賞式に彼が出席して、グランプリの授与をしたんだけど、自分の地元なのに彼は一曲も歌わなかったということで、みんな怒ってかなり批判されたんだ。
彼はかなり傷ついたよ。
彼は2~3曲だけ歌って帰っちゃうってことをしたくなかったのに、みんなは理解してくれなかったんだ。
彼は自国民には大きなソロコンサートを見せたかったんだよ。
(ナレーション)
全てが彼にとっては簡単(順調)だと見える…学校においても
彼はすぐに人道学や新しいスポーツをマスターした
Nursultan(クラスメート):彼はサッカーとテコンドーをやります。
武術は1年くらいやりましたね。
ある時Dimashは体育の授業でハイキックを見せてくれました。
みんなびっくりしましたよ。
長いこと練習していなかったと思うんですけど、上達していたんです。
これは彼がクリエイティブなだけでなく、スポーツもこなせる人間だっていう証明ですよね。
(ナレーション)
銀には多くの特徴があり、洗浄や消毒もできると言われている
古代トゥルク人はこの金属は “悪魔の眼から守るものだ” と信じていたのだ
そういうことから、結婚式の際には銀貨をお菓子の中に埋め込んだりしていたものだ
そして親族は、新婚夫婦にそれを振りかけることでこの若い家族を様々な困難から守ってくれると信じていたのだ
Meyrambek(クラスメート):僕はクラスの中で一番最初に結婚しました。2018年6月30日です。
夜11時の式の最中にDimashがレストランに入って来たんです。
最初は何も分からなかったんですけど、友人たちのテーブルが賑やかになっているのを見て…みんなは僕を驚かせようとしたんですね。
僕はDimashも招待しようと思ったのですが、(来てくれる)時間なんかないと思っていたので…。
予想外でした。でも友達が首都からわざわざ来てくれて僕たちの喜びを分かち合ってくれて本当に嬉しかったです。
(ナレーション)
友人たちはDimashが一緒でない時でもよくMeyrambekの結婚式のことを話題にする
(電話で話している)
D:そっちで僕のことをあんまり悪く言わないでよね。
Aibal:そうしようと思ってたところなんだけど…褒めた方がいいかな、けなした方がいいかな?
(ナレーション)
彼らは子供の頃を思い出し、また新たな計画を立てる…彼の友人の一人…Mursultan(ムルスルタン)の結婚について
Serik:花嫁はお前が来ないと結婚しないっていってるぞ。
D:多分彼女は僕と結婚したいんじゃない?
Meyrambek:お前の花嫁も探してやるから、来いよ。
(ナレーション)
Dimashにとって結婚式のゲストで呼ばれることは容易ではないのだ
彼がすぐに新婚夫婦の親戚たちに囲まれ、結婚パーティーが終わりなき撮影会となってしまうからだ
Rassulが結婚した時もそうだ
Dimash チームでバックコーラスを担当している彼だ
Dimashは彼の結婚式には必ずきて自分の同僚の為に祝福すると約束したのだ
Russl:丁度1年前に結婚しました。
僕達が友達と出かけた時や 会った時には、彼はよく「君の結婚式には絶対ドンブラを弾いて歌ってお祝いするからね」って言っていたんです。
だから僕は「うん、うん、そうだね」って。
半年経って、丁度結婚式の準備をしていた時に 彼にはこのことを早めに知らせておいたんです。
準備は全て上手くいっていました。
そして結婚式の1ヶ月前に、中国の大きな会社が全く同じ日にコンサートをスケジュールに入れてしまったんです。
それで彼から(結婚式には)行けなくなったと連絡がありました。
そうなっちゃったんだから、何も言えませんよ。わかりますし。
彼は「どうしたらいいかな?」と言って…
カザフスタンには “KYZ Uzatu” という習慣があって、結婚の祝いを新婦の自宅でやるので「そうだ、僕がそこに行けばいいんじゃない? それだったら君の結婚式に参加したことになるね」って言ったんです。
(ナレーション)
カザフの風習では結婚式は2度行われる
最初はKYZ Uzatu…花嫁を結婚生活に送り出す…
そして正式な結婚式…これは新郎サイドが主催
新たなプランとしてDimashがRassulの新婦のKYZ Uzatuに参加することになったのだ
このイベントは家族親族にとって信じられない事であった
Dimashは 最後までこの行事につきあってくれたのだ
そしてRassul自身もDimashが結婚式に来ないということで責められることもなかった
彼ほどの有名人はスターだということで(結婚式に出席できないという)言い訳もできるのだが、Dimashは約束を守ることを常に信条としているのだ
Rassul:家にいると、彼が電話してきて「入ってもいい?」って言うんです。
僕は「いや、僕が行くから」と言って出て行ったら そこには車があって、DimashとAisultanが乗っていて、他の奴らもその車の周りにいて…。
Dimashが降りてきて 僕たちは家に向かって歩いている時、僕は彼を引き留めて「何をしようとしているのか分かってるの」って聞いたら「うん、今日はみんなと写真を撮るんだよ」と。
それで家に入って…すごかったんですよ!みなさんも見たらよかったですよね!
あれはすごくいい時間でした。
彼は約束通り、歌って、ドンブラを弾いて、その場を素晴らしいものにしてくれました。
宴の間中ずっとそこにいてくれましたよ。
(ナレーション)
銀は酸化しない貴金属として大切にされる
これが、銀がエメラルドや様々な宝石という他の素材と上手く融合できる理由なのだ
銀こそがはめ込んだ全てのものを光輝かせるものなのだ
彼の素晴らしいところはその感染的拡大性だ
彼をよく知る者はそれが彼なのだと知っている
カザフスタンからやって来た彼を知ったばかりの者達は本当に驚くのである
そういう人物の一人にCrazy Maksがいる
Dimashのバックステージをよくアップしている人気ブロガーである
そして彼はただのプロブロガーではなくなり、ロシアでのクリエイティブチームのツアーマネージャーも担当することになったのだ
Maxim Pokidovに登場してもらおう
Crazy Maks:俺たちは永いこと(Dimashが)俺の呼び方をどうするかって議論したんだよね。
非公式に言うYOU(あなた)と公式の言い方(aga)とね。
俺は彼の2倍近い歳なんだけど、自分では42歳って感じじゃないし…みんなも俺のことを同じ感じで話してくるし…
Erlanと同じなんだよね。
俺たちは時々車の中で話しをした時のことを話題にするんだ。
俺がいっつも彼に変な質問ばっかりしてたんだよね。
「お前の国の冬ってどんな気候なんだ?」 「そこのどこが好きなんだ?」とかね。
1ヶ月もしたら関係も変わって(仲良くなって)冗談も言い合ったり…かしこまって上品にしてたなって。
Dimashとも同じだよ。
すぐに彼に、俺には砕けた感じでいいよって言ったんだ。
俺そんなの(かしこまった感じ)慣れてないんだよ…なんで“Max “おじさん”(カザフの習慣でMax “aga” から来ている)”って呼ぶんだよ? そんなのないぜ…ってね。
(ナレーション)
この男はDimashについてなんでも知っているようだ
Crazy Maks:みんなDimashが何が好きかって知ってるよ。
ステーキ、フライドポテトにコカ・コーラ。
そういうことさ。
Hizri / ヒズリ(ロシアでのDimashの担当)は彼が好きな物を覚えているんだ。
彼らはモスクワのどこのレストランに行っても「ヒンカリ(グルジア式餃子)は要る?」って聞くんだ。そう、彼がヒンカリが好きなんでね。
(ナレーション)
しかしそこには面倒なこともあった
彼らがお互いを知る程、Crazy MaksはDimashに関するビデオを自分のブログに乗せるのが辛くなってきたのだ
Maks:お互いをあんまりよく知らない間は彼を撮るのは平気だったんだけど…あんまり考えてなかったらだと思うし…
自分で思いついたこととか時には購読者に(質問したいことを)聞いてみたり…
でももっと彼と仲良くなったら、あんまりカメラを向けたくなくなったんだ。
こんな質問で彼の気持ちに割り入っていくのは違う気がしてきたんだ。
もう今はバックステージの様子を撮ることは辞めてるんだよね。
彼はそういうのが好きじゃないって分かったし…最初の頃はそういうのをいっぱい撮っていたんだけど。
だから今は変えたんだよね。
彼をあまり撮らないようにね。
(ナレーション)
Crazy Maksは他の何百万という人々と同様に彼の性格に魅かれている
その真面目さと気高さを目の当たりにすると、Dimashとの友情を幸運だと思うのだ
M:どこの町だったか覚えていないんだけど、俺たちは控室だか他の部屋だったかに早めに入っていた時、俺がDimashの来ているジャケットを見て「いいジャケットを着てるな」って言ったら、彼がこっちを見て「気に入ったの?」って言うから「うん」って答えたら、全く躊躇せずに「じゃ、あげるよ」って…「あげるよって何よそれ? 2月だぜ、どうやって外に出るんだヨ?」って言ったら「いいんだよ」って言うから「いやいや、そりゃダメだぜ」って断ったんだけどね。
ジャケットは受け取れないだろうよ。
第一あれ、ちょっと小さかったし…今年随分痩せたとは言えね…。
ま、これが彼なんだよね。
トルコから帰って来てから、被っていた帽子を脱いで「これプレゼント」って言ってくれたんだ。
Nursultan(クラスメート):みんな彼のことをDimash Kudaibergenって呼ぶけど、僕にとってはDikoなんです。
彼は親友です。良い所がいっぱいあります。
彼は人間味があるし、落ち着いています(温かい)。
例えば、多くのスターは人気が出たら、高級車を買ったりそんなことをするんですけど、Dimashはどんな車に乗っているかとかは気にしないんです。
古い車を持っている友人がいるんですが、Dimashはその助手席に座って待っているんです。
みんな驚いていましたよ。座っているのが本当に彼なのかって。
彼は僕たちの模範なんです。
彼はシャワルマ(串焼き肉)とかサムサ(肉や野菜を詰めたパン)でも食べるんですよ。
Krala(小学校の先生):小さい頃からDimashはとても思慮深い子でしたよ。
彼の夢を実現する為に一生懸命勉強しました。
その努力は全部実っていると思いますよ。
彼は見聞を広め、一生懸命に学んで…例えば彼は7~8言語を話します。
そういうことが出来るようになるには相当な努力が要ります。
彼の言語の知識は、外国語の歌を高いレベルで歌う時や、聴衆と同じ言語で話すのに役に立ちます。
これは世界クラスのスターになるのには大事なことですよね。
Zarina:私が(チームの中で歴史が)一番短いことと歳のせいもあるんでしょうね。
スーツケースの話があるんです。
私が誰よりも大きなスーツケースを持っていて、いつも荷物を受け取るのが大変だったんです。
化粧道具とかパフォーマンス用の靴とかいろいろ入っていて。
彼がいつも手伝ってくれるんです。自分でやるからって言うんですけど。
それに空港に着いたらDearsにも囲まれますし。
それで「やらなくていいよ。写真を撮られるし」って言ったんですけど、なんだか「僕は男だからね」って言っているみたいにそのまま持って。
ちゃんとした本当の男性ということですよね。
(ナレーション)
ZarinaはDimashと同じ大学で学んだ
しかし彼女がこのチームに入ったのは同じ大学だったからというわけではなく、同僚からの推薦があったからなのだ
彼らは同じプロジェクトでやっていたことがあり、Dimashが3番目のバックコーラスを探していると言うことで、Erlan Bakchurinに紹介されたのだった
彼女は厳しいオーディションがあると思っていたのだが、いきなり楽譜が送られてきて、コンサートの準備をしておくようにと言われたのだった
彼女の両親はいつもツアーで彼女を見守っている
そして彼らはDimashと会う機会があったのだ
Zarina:コンサートに向けて待っている空港で、私の両親がJordan とErlanの傍にいたところにDimashがやって来ました。
彼らはDimashにあれは私の両親なので、挨拶したらと耳打ちしたんです。
彼は私に「なんで言ってくれないの」と言ってすぐに彼らの所にやって来ました。
両親は彼に気づいてもらおうとは思っていなかったんですけど、とても喜んでいました。
彼がやって来て挨拶してくれたんですが、彼らが話をしている時、数人が彼に気づいて近づいてきて、写真を撮りたいと言ってきたんです。
両親との会話を中断された形になったんですけど、Dimashがとても丁寧に「今(彼らと)話をしているから、それが終わったら一緒に撮りますから」と言ったので、私の母はもうトロけちゃって…。
(ナレーション)
銀はカザフスタンでも多く使われている
家族の世話を担っているおばあさん達は、銀のスプーンだけで子供達に食べさせるのだ
今でも尚、ほとんどの家庭は子供には銀の食器を使うのだ
歴史研究家は非常に重要な事実を発見した
銀の食器で食事をしてきた子供は最高の人生を送ってきたと言うものだ
それ故成長した人生において 成功へのモチベーションが上がるというのだ
Ramir / ラミール(ErlanとJordanの長男):僕のDimashだ! 僕のDimashだ!
Dimash!Dimash!
(ナレーション)
世界中の全てのDearsがこの可愛いRamirの成長を見守っている
Dimashも時々、親友のErlanとバックコーラスのJordanの息子と一緒に遊んでいるビデオをシェアするのだ
Jordan:RamirのDimashへの愛は特別なものがあるんです。
彼がホントに小さい頃から彼は “Dimash aga, Dimash aga”って呼んでいますよ。
彼はDimashの歌で育ったんです。
両親と仕事場にいる時はDimashの歌で寝るんです。
(ナレーション)
ある日のコンサートの時、Dimashはこのベイビーボーイの誕生日をみんなと一緒に祝福したのだった
Jordan:すごく泣いちゃいました。
すごく良かった。
あれはエカテリンブルグ、2月20日のRamirの誕生日でした。
予想もしていませんでした。
私達はステージにいて、Dimashはいつものように聴衆に話しかけていました。
そして彼が「じゃ、誕生日をお祝いしたいんだけど…」って言ってちょっと間があって、そうしたら聴衆が「Ramir Irlanobich!(ラミールの名前)」って叫んだんです。
ファンは私達のことも全部知っているんですよ。
本当のところ、彼らは私達よりも私達のことを知っているんです。
いつコンサートがあって、どの飛行機に乗るかとか、私達が知るよりも先に情報を持っているんです。
そして、聴衆全員がRamirの為にハッピーバースデーの歌をDimashと一緒に歌ってくれたんです。
ビデオも持っていますよ。あの場ではもう泣いちゃって。
あれはすごく感動しました、予想外だったし。
その前にはRamirに電話してお誕生日のお祝いを言うって(Dimashと)約束していたんです。
でも、Dimashはやらなかった。理由は分からなかったんですけど。
コンサートの前日も(Dimashとは)合わなかったんです。
でも、それが彼の計画だったんです!
(ナレーション)
Dimashはよくステージで即興で歌い、次に進むことを忘れることがある
Jordan:私達はステージの後ろに立って見ていたんですけど、Arnauコンサートだったと思いますが、歌の後のDimashの衣装替えの間のダンスなどのパフォーマンスがあるんです。
その為にダンサーが出てきたのに、Dimashはまだしゃべっていたんです。
彼は気持ちが高揚しすぎて、「ありがとう」って何度も言っているうちに ステージから引っ込まないといけないのに忘れちゃってたんですよね。
で、歌詞モニターに「引っ込まないと!」って大きな文字で提示されたんです。
<уходишь(引っ込みなさい)>
でも、彼はそれを見ていなくて、しゃべり続けていたんですよ。
だから今度はカザフ語で打ち込んだんです。
<уходи‼‼(引っ込みなさい)>って。
それでも彼が気づかなかったから、スクリーンに “Leave:引っ込みなさい” っていっぱい‼‼が付いて出たんですよ。
それでも彼は気づきませんでしたね。
話が長くなったけど、彼は結局ステージを離れずに他の歌を歌い始めたんで、ダンサー達がステージの後ろに引っ込んだんですよ。
それで私達は「OK, じゃ、続けましょうか」ってことになったんです。
あれは楽しかったわね。
(ナレーション)
Dimashを知る者なら誰しも彼がクリエイティブなモードに入ったら場所も時間も状況も重要ではなくなると言うのだ
Erlan:<Samal Tau>は面白い形で作られたんですよ。
僕たちは空港でレコーディングをしたんです。
Dimashはずっとこの曲をやりたかったんです。
でも、ツアーのスケジュールで忙しくて、スタジオレコーディングの時間がなかったんです。
それで、中国での番組出演の後、空港で、パソコンを開いてヘッドフォンを付けて…。
これが、僕たちが使っているキーボードなんですけど、それでこの編曲の準備したんです。
曲の始めは風の音と狼の遠吠えだったので、中国にいるカザフの友人にこの音を頼んだんです。
彼らはすぐに録音してくれましたね。
この曲はまるで収録されるのを待っていたかのように進んでいきましたね。
これは中国で最初にパフォーマンスされ、次にTokyo Jazz フェスティバルでも歌われました。
聴衆の最初の反応を見ていました。
多くの人々は歌を通してその痛みを感じていましたね。
多くの人が泣きました。そしてファンからの手紙もありました。
みんなDimashの才能と、人々の心に語りかける技術について語っていました。
歌詞を理解しているのは僕達です。
海外のファンやカザフ語を話さない人々もDimashのメロディと歌の表現を通してその意味を感じ取るのです。
D:彼はすごいんだよ。Erlaminatorだ!(Erlanとターミネーターをひっかけ)
(ナレーション)
Ramirのお父さんは サウンドプロデューサーで、恐らくDimash の一番近い友人であろう
彼らはスタジオ、コンサート、それに休日も
いつも一緒だ
Kanat&Sveta Aitbayevは16歳のErlanと一緒に仕事をしだした。
彼はこの一家とは気持ちよく仕事ができた
Erlan:いろいろなところで僕たちは似ていました。
例えばKanat agaは哲学的ですが、僕の父もそうなんです。
Sveta apaはアコーディオンを弾いていましたし 歌も歌いますが、僕の母も歌うんです。
たくさん似たところがあるんです。
でも一番は育てるということ。これが大切だと思います。
そして生まれたころから染み付いた家族の価値観。
みんなそうなんだと思いますね。
僕も彼も両親の愛によって育てられてきました。
(ナレーション)
ErlanがKanat & Sveta Aitbaevに出会った時、彼らの長男であるDimashはまだ10歳であった
その時から彼らは兄弟のようになったのだ
“兄” としてErlanはDimashの世話をするようになり、彼へのアドバイスもするようになった
Erlan:コンサート前の二人だけの時、彼はものすごく緊張しているんです。
時には不眠になったり。
だから僕は彼の部屋に行って「ベッドに行って、携帯の電源を切って寝なさい」って言うんですよ。
僕達もそうなんですけど、ボーカリストにも職業病があるんです。
アレンジャーやサウンドディレクターは耳の障害があるので、それにとても気を付けています。
ちょっと冷たい風が吹いたら耳が痛くなるんです。
歌手も同じかどうかはわかりませんが、僕はいつも彼には暖かく保てるように心がけています(笑)
(ナレーション)
ErlanはDimashのクリエイティブプランを全て細かく把握している
新曲が生まれる時、彼が頭の中でどんな音楽を聴いているかを。
Erlanは少し前に結婚をした。
Dimashのバックコーラスをしている彼の妻は、曲の創作にも加担している。
<Give me your love>は彼女が作ったもののひとつだ
彼らがマイケルジャクソンのコンサートを観ていた時に、誰ともなくこのアイデアが浮かんできたのだ
そこで彼らはこの曲のコードを書き始めた。
Erlan:僕たちは数時間かけて、僕はドラムとハーモニーを書いて、Dimashはメロディを書いたんです。
そして短時間でフルバージョンができました。
多くの人はまるでマイケルジャクソンの曲みたいだって言いましたね。
それこそが僕たちがやろうとしたスタイルだったんで。
それからJordanがスタジオに入ってきてこの曲のデモを聞いて、カッコイイ曲ね。歌詞はこんな感じがいいんじゃない?って言ったんです。
数時間でアレンジしたメロディと歌詞を付けてレコーディングしたんですよ。
この曲は僕達クリエイティブトリオから生まれたんです。
実はDimashと僕は最初の音からお互いを理解しあっていることがよくあるんです。
(ナレーション)
更に、Dimashは感謝することを知っていのだ。
我々が見聞きすることは、チームのものすごいハードワークのたまものなのだ。
多くのアーティストはそのチームにはあまり関心がないのだが、Dimashは違う。
Zarina:私の最初のパフォーマンスはソチのKrasnaya Polysanaアリーナだったんですが、その時からコンサートの最後で、Dimashはこんな大きなチームメンバーの紹介を怠ることは決してありません。
ソチで私を初めて紹介してくれた時はびっくりしました。
彼は私の名前を呼んで、これが私の彼のチームでの最初のステージだって紹介してくれたんです。
「彼女に拍手」「彼女はとってもよかったよ」って言ってくれたんです。
それまで誰もそんなことは言ってくれなかったので。
<Zarinaはじめメンバーを紹介しているD>
Crazy Maks:特に最初の頃は 俺はたくさんの人に嫌われていたんだよね。
「お前は彼の友達じゃないのか?」「どんな友達なんだ」「お前は彼の傍にいて、彼の周りをビデオを持ってついて回って、ちょこっと有名になりたいだけなんだろう」って。
俺は彼の最初のソチでのコンサートのことを忘れないね。
思いもかけなかったが、Dimashが突然Hizriと俺の名前を呼んで俺たちの仕事、友情、職業意識に感謝したんだよ。
俺はカメラを持っていたのに、あんまりびっくりしたんで録画するのを忘れていたんだよね。
後でDimashに連絡してあの時の瞬間のビデを送ってくれって頼んだんだよね。
ホントに感動したよ。めちゃくちゃ驚いたさ。
Rassul:コンサートの最後の時間は本当に貴重です。
僕たちの名前を呼んでステージの前に出てくるように言ってくれて…。
あの瞬間の陶酔した感じを共有できたんです。
言葉では言い表せませんよ。
彼が僕たちを信じてステージの中央に連れてきてくれたからみんな100%を出し切りました。
Jordan:彼はとてもいい友達です。
一番大事なことです。 とても良い人、優しい。
こんな人はめったにいませんよ。
彼はいつも “他人が先”、それから自分自身のことを考えるんです。
…そうですね、難しいんですけど…私達は彼の傍にいる…何て言ったらいいか…友達とだけ言おうかな。
私達は世界中に知られているDimash Kudaibergenのファンなわけではありません。
私達は彼の違う面も知っています。
本当のDimash Kudaibergenを知っていて、それは有難いことですね。
Erlan:どのコンサートでもDimashは「兄弟であり友人であり、サウンドディレクターのErlan Bekchurin 有難う!」って言ってくれるんです。
僕も感動がこみ上げてきますよ。
僕の両親にとっても自分たちの息子の名前を聞いて光栄だということです。
Dimashには特に感謝していると言いたいです。
それに彼のご両親にも、こんなに素晴らしい友人、兄弟を連れてきてくれて感謝したいです。
僕らみたいなサウンドプロデューサーやアレンジャーは昼も夜も仕事をするんですけど、それにつて言ってくれるアーティストはそんなにはいなんですよ。
皮肉を言っているわけじゃないんですよ。
みんなそれぞれの仕事をしていて、誰も気にしていないんで。
でも、Dimashは僕についての良いことや一緒に仕事をしているってことをいつも言おうとしてくれるんです。
僕の事だけじゃないです。他のアレンジャーについてもですよ。
彼は他の人のことを語ろうとしてくれるんです。
彼はみんなのことを知って欲しいんです。
(ナレーション)
Dimashの心の中にある友人達の写真やビデオでの証明となるものは少ししかない。
彼らの持っている価値は彼が信用しているという事だ。
Meyrambek(クラスメート):今はDimashと一緒にどこかに出かけたりって言うのは難しくなってしまいました。
個室とかVIPエリアとかカラオケとかの所だけです。
そうでないとファンから抜け出せなくなるんです。
だから僕たちは静かな所を探すんです。
僕たちはSNSとかには出さないし、誰にもタグを付けたりしません。
だた会って語り合うだけで十分なんです。
Serik(クラスメート):Dimashには体に気を付けて欲しいですね。
悪いこと、悪魔の眼や病気から守って欲しいです。
彼は世界中の多くの人の心に愛と温もりを与えてくれます。
それは大変な事ですが、僕達はいつでも彼を応援しますし、彼も僕たちを応援してくれます。
僕達の友情は一生です。
Nursultan(クラスメート):彼には祝福は要らない、応援が必要だと思いますよ。
Dimashはアメリカでコンサートをして、今では彼のレーベルを推す会社とも契約をしました。
すごいニュースです。
僕たちはすごく喜びましたよ。
全世界がDimashのことを知るんです。
彼は僕達のカザフスタンを称賛しています。
そして高いレベルまできました。
今彼に必要なのはこのレベルを維持して更に上ることです。
だから彼自身の目標を越えて欲しいと思っています。
Aybal(クラスメート):祖国を最高に称賛し、世界の素晴らしいステージやアリーナで国旗をはためかせる彼は、アンチがいてはいけないんです。
彼にはたくさんの 彼を好きになる人たちの応援があるべきなんです。
僕は彼を信じています。
彼の幸運と人生の明確な道が安定することを祈ります。
Vera(ピアノ教師):ちょっとおかしいかもしれませんが、母親的な感覚としては彼が可哀相な気がします。
彼は自分自身を限界以上に出そうとしています。
ちゃんと体には気を付けて、いつも彼が授業中に(ぶつぶつ)言っているみたいに声を制限してね、と心から言いたいですよ。
「大丈夫、OKよ」私達は手と心なんかで仕事をしているから。
勿論、彼の健康と声の手入れ、それにご両親にもご加護があるように祈っています。
Aisltan(友人、ドラマー):自分のことと同じように彼のすべてのことを祈ります。
彼の翼がいつでも広がることを。
彼とご両親、愛する人達、友人の健康を祈ります。
彼の人生が順調で幸せでありますように。
彼の長所が益々伸び、僕達のカザフスタンが世界で輝くことを願っています。
Nursultan(友人、クラスメート):いつもDimashの傍にいて助け、アドバイスをしてくれた彼のご両親に感謝します。
彼の努力と優しさ、人間性を見て、人はあんな風になりたいと願うものです。
僕の友達でいてくれて有難う!
君みたいな何でもできる友達がいて、有難いことだよ!
君のご両親のご健康を!
安全で!(Stay safe)
マイケルジャクソンの人気を越えて欲しいよ。
君のどんなゴールも嬉しいよ、友よ!
(ナレーション)
それぞれが豊富な内面を素晴らしい志を持っている
しかし、彼らは何かを必要とした時、Dimashが必ず彼らの元に手を差し伸べてくれることを知っている。
そして銀のチェーンが繋がっているように彼らもいつでも彼を応援し守ってくれるのだ。
それは彼がただ彼らの友人だということだけではなく、彼が非常に素晴らしい人間だからである。