Dimash、Shoqan Uslikhanov 学校を訪問 2023.11.20

 

 

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Shoqan Uslikhanov学校のSNS ↓

 

 

 

 

 

1:35

※子供達とドンブラを弾くことになって、Dimashが 「“Balbyrau”( Kui:キュイの曲名)はどう?」と言って始まった曲の演奏 ※

 

1:52

D先生方、教員の皆さん、子供達、こんにちは!

みなさんとお会いするのは 特別な印象を受けています。

君たちのキラキラ輝く笑顔を見ていると 本当に元気になって 嬉しくなります。

今 僕はすごくいい気分ですよ。

ご招待いただき、本当にありがとうございます。

若い世代、小さな子達と会って こんな大切なお話ができることを 光栄に思います。

と言うのも、アラーの思し召しのもと 君たちは我々の祖国を輝かせる 未来の大統領、素晴らしいアーティスト、科学者、スポーツ選手となる人達ですからね。

だから 君たちには休むことなく高みに上り、世界における祖国の威信を高めて欲しいと思っています。

(会場拍手)

 

3:06

スィリンちゃん:私の願いは叶いました。

この本をDimash agaにも読んで欲しいと思います。

この本は私のお母さんに読んでもらったものです。

今は自分でも読んでいます。

今度はDimash agaにも読んで欲しいのです。

(本を受け取りキス&ハグのD

 

3:18

(子供達と一緒に鉢に植物を植えるD

※ Dimashが植えたこの植木と共に、ここの子供達が成長していく というコンセプトで この植木が行われた ※

 

4:03(先生からペンダントを受け取るD)

👩:これは 私たちからのプレゼントです。

これは あなたを あらゆる禍から守ってくれるペンダントです。

 

4:28

(子供が持ってきたドンブラや紙にサインをするD)

 

4:43

👩:(Dimashは)この若さで カザフの言語や文化を世界に広めていて、もう “世界の人” となりましたが、今でも尚 謙虚なままでい続けていて、国民を元気づけています。

更なる成功をお祈りしています。

そして 更なる高みへ登って 私達を喜ばせてください。

伝統として、シャパン(カザフの人が 尊敬する人に贈る上着)をご用意しました。

(会場拍手)

(シャパンを着せてもらいハグ&キス)

(生徒との質疑応答の様子)

 

ビデオはここまで

 

 

番外編

(女の子の司会)

👩:私達はみんな、今日の集いを楽しみにしていました。

みんなが聞きたいと思っている質問です。

Dimashさんは どんな子供だったのですか?

こんなビデオを見つけたので、一緒に見てみましょう!

(ミニDがテレビでインタビューを受けた時に歌っているビデオ)

 

D僕が11歳くらいの時のもので…

(その後、その曲を子供達がみんなで歌う)

 

D今の時代は簡単に情報を記録 保存できるから、もっと言葉を学んだ方がいいと思います。

創造力を高めるために いろんな努力をするべきです。

君たちの歌を聴いて思ったのは、君たちにはもう才能がある ということです。

神様の思し召しで、将来 Dimash よりも良い歌手になって、僕を引退に追い込むような人が出てくるだろうと思いましたよ。

この中には もうそうなっている人もいるかもしれませんね。

君たちの健康を祈っています。

なによりも、年長者を尊敬してください。

敬意を持って年長者に接してください。

そして若年者に注目してください。

君たちは もうそんなことは分かっていますよね?

 

子供達:はい

Dもし自分よりも年下で、弱い子が近くにいたら、愛をもってハグをして 助けてあげてください。

これは、人生で一番大事な義務の一つ…言い換えると 生きていく上で成すべきことを始めることでもある と思っていますよ。

年長者を尊重することは 当たり前の事です。

大勢の人がいる中で、自分よりも年上の人が 座る場所がなかったら、自分の席を譲ること…これは義務でもあります。

君たちは こういうことを言われなくてもできると願っていますよ。

だって 君たちはこんなに素晴らしい学校で勉強して、有名な先生方から教育を受けているんですからね。

君たちの中には誰も悪い子なんていないと思っていますよ。

大切なことは、お互いを尊重し合うこと、温かく接すること、そしてそれを若いうちからそういうことを率先してやることで 良い例を作っていく ということです。

 

👩:私はアイゲリムと言います。

私の最初の先生は アヤナ・アシムカノワ先生です。

Dimash agaの最初の先生は誰だったのですか?

 

D僕の最初の音楽の先生は Dina Niyazova先生です。

5歳の時から音楽学校に通い始めましたけど、その先生とは今でも連絡を取り合っていますよ。

良いことがあると 先生に報告しますし、先生もその度に祝福してくださいます。

Dina先生は、僕に最初にピアノのことをいろいろと教えて下さった方です。

 

Dina先生のエピソードは ↓ (DJFC版)

 

 

 司会ちゃん:人からはなんと呼ばれたいですか?

ニックネームは何ですか?

 

D家では “Dikonay(Dikoちゃん)” とか “仔馬ちゃん” とか、“ラクダちゃん” とか…いろいろですね。

僕は 大家族で 祖父母や両親に大事に育てられました。

そういう風に育てられると、自分の考えを上手く表現できるようになるんですよ。

ですから、祖父母に大事に育てられると 悪い子には育つことはない と思っています。

 

司会👩ちゃん:ありがとうございます。

Dimash aga、おじい様やおばあ様について教えてくださいますか?

 

D簡単にお話ししますね。

僕の祖父は 最近亡くなりました。

それまでは 僕のことを育て、守り、助け、気にかけてくれ、また 励ましてくれていました。

“父と過ごせば矢を作れるようになり、母と過ごせば毛皮のコートを作れるようになる” ということを言いますよね?

この諺の意味を深く理解できれば、成長期にある子の父親や母親の特別な役割というものが分かるはずです。

そうすれば、祖父母の役割がもっと大事だと わからないといけない。

それが僕の願いです。

「どうして?」と思うかもしれませんね。

祖父の祝福と祖母の愛に包まれて育つ子供が、悪い人間になり得るはずがないんですよ。

祖父母達は、自分の子供が仕事で忙しい時には、その子供(孫)を24時間体制で育て、教育してくれます。

だから 僕たちは おじい様、おばあ様、父、母を尊敬しなければいけないんですよ。

 

司会👨君:Asel Imangaliさんは、おばあ様に愛されていました。

彼女は おばあ様が読むおとぎ話を聞いて育ちました。

僕のクラスメートのSirinもこのおとぎ話を聞いて育ちました。

 

・・・

 

司会👩ちゃん:観葉植物を一緒に植えたいと思います。

これには意味があって、Dimash agaが植えた植物が 私達と一緒に成長していくというものです。

素敵なアイデアですよね!

 

Dもちろん!

じゃ、一緒に植えましょう!

 

・・・

 

D君たちは正しく、規律を持った、行儀のよい、模範的な生徒です。

これから大人になっていきます。

今は成長期にあるので、自分で正しい道を選んでいかなければなければいけません。

良いマナーを身に着けられるかどうかは 君たち次第なのですよ。

それには ご両親の育て方によるものもありますが、どのように育っていくかは 最終的には自分次第なのです。

そして君たちが大人になった時に、次の世代から「これが私の父です、祖父です」と誇りを持って言われるようになること。

君たちにとって一番大事なことは、“良い人間に育つこと” なのですよ。

みなさんが 長寿で健康でありますように。

祖国が平和で調和のある国でありますように。

Shoqan Uslikhanov小学校が長く続きますように!

(会場拍手)

 

・・・

 

👩:子供の頃はどんなお子さんだったのでしょうか?

また、Dimashのアーティストとしてのキャリアに直接影響した方はどなたでしょうか?

 

D実のところ 僕の子供時代は、自由な時間はありませんでした。

というのも、全ての時間を 勉強と練習に費やしていたので。

以前 学生とこの話をしたことがあります。

これは僕の個人的な意見なので、正しいかどうかはわかりませんが、“子供はあまり自由な時間を持たない方がいい” と思うのです。

朝から晩まで いろいろな方向性を持って成長していくべきだと思っていますので。

当時、僕は 朝7時に起きて 音楽学校で8時から13時まで学び、その後 中学校で18時とか18時半まで勉強して、それから プールへ行って泳ぎ、テコンドーやドンブラの授業を受けましたが、それでも友達と外で遊ぶ時間も持てていましたね。

その頃は 一日 24時間では時間が足りませんでしたけど、自分が勉強をすることで 成長しているとは思っていませんでした。

今思えば あの当時は 自由な時間はなかったんだな と思いますが、それは正しかったと思えます。

 

・・・

 

👨:世界のステージに立った時、祖国の伝統や文化がどれほど役に立ったかを 子供達に話してくれませんか?

 

Dこの家族の中で育ってきた 僕の個人的な経験から お答えしますね。

ですが、それを深く考察するには 先ず僕が結婚して 僕の子供を年長者に育ててもらって、それを見守っていくことが必要かと思います。

でもそれは 正しい伝統であり、子供を育てる正しい方法です。

多くの人は 祖父母のことを “お父さんとお母さん” と呼ぶことは 間違っていると思っていますよね。

もちろん、母親と子供の間にある愛情というものは みんなが持っている共通のものなので、それを失うことはありません。

それと同時に、僕の祖父母は 両親と同様に 僕がティーンエイジャーになるまで 僕を教え育ててくれました。

年配の世代になると、大抵は24時間 家にいることが多いですよね。

そして 僕の両親は まだ若かったので、仕事で忙しくしていました。

(両親が家にいない間に)子供が外の悪い影響を受けてしまったら、祖父母がそれを正してくれるのです。

僕は 今言った考えを言える理由と権利があると思っています。

僕達90年代に産まれた子供たちは、外(ストリート)で育ちました。

今はそんな時代ではないので…(街で育つという)もうそんな必要もないと思いますが、

僕がこの学校にやって来た目的は、皆さんよりもちょっとだけ 人生経験があるので、僕の考えを君たちに話をする為です。

そして(この経験談が)君たちの役に立てればいいと思っています。

自分の両親、祖父母 そして 自分の周りにいる人達を尊敬してください。

人はお互いを必要としているのです。

今から君たちは 自分に厳しく、自分で学んでいってください。

君たちはご両親に育てられていますが、自分でも向上してください。

今でもそうですが、良い資質を吸収していってください。

これは全部 親からの躾なのです。

言語、宗教 または国によって人を区別(差別)しないで下さい。

ご両親、親戚 そして 自分の周りにいる人達を尊敬してください。

そうすれば 祖国、世界が平和になることでしょう。

 

・・・

 

👨:僕は10年生です。

2つ質問があります。

Dimashさんのカザフ語の曲を 世界中のいろいろな国のファンが歌いますね。

それは、その人たちが Dimashさんの曲を通してカザフ語を学んだということですよね。

そこで質問なのですが、歌詞はどのくらい重要でしょうか、そして その歌詞がリスナーの心に届くには 何が必要なのでしょうか?

 

D歌詞は 才能ある作詞家の方々が書いてくださいます。

それをパフォーマンスする僕は、曲を聴いてくれる世代の人達がどうやって成長していくか ということを大切にしています。

もちろん 今のトレンドを取り入れたり 手を加えることもありますよ。

だから 今の時代に合うような曲を創る様にもしています。

僕が思うに、ステージに上がるようなアーティストは みんなリスナーを満足させようとしなければいけないんです。

(ステージ歌手が)そんなふうに考えないのであれば、歌は誰でも歌える ということになってしまいます。

僕たちは できる限りの努力をしています。

若い人たちにも好まれるような曲も歌いますが、僕の多くの代表曲は 複雑な構成になっているんですよ。

深い意味を持つ歌詞、哲学的な意味を含んでいる 難しい曲です。

もし 曲の構成や意味がシンプルだったら、哲学的なことを入れるのが難しくなるんですよね。

そういうわけで、僕は歌詞にはとても注意を払っているんです。

君たちも、自分が聴いている曲の歌詞をしっかりと聴いてほしいと思います。

大切なことですよ。

 

・・・

 

D僕たちはお互いに親しく、同情し、親切に そして尊重し合って生きていかなければいけません。

いい子でいてください。

ありがとう、みなさんに会えて嬉しかったです。