<ロシアの朝>

これは、ロシアのテレビ局 “ロシア1“ で1998年から放送されている番組。

Dimashとイーグル・クルトイ氏が、この放送回に登場。

2020年3月8日の「国際女性デー」で披露した <Your Love> についても語る。

 

 

👩:もし 彼等のことをご存じない方の為にご説明しますと、彼は昨年(2019年)の

   “New Wave” でセンセーションを巻き起こした方々。

  独特な声を持つ歌手 Dimash Qudaibergen と作曲家のイーグル・クルトイ氏

  です。

👨:彼らがもうすぐここに到着しますよ。足音が聞こえてきましたね。

👩:みなさんがここにお揃いになったら 始めましょう。

👨:お迎えに行ってきます。(駆け出す)

 

👨:“New Wave” フェスティバルの出演者決定まであと一か月以上もありますが、

  今年の大会はカザンで開催され、ポピュラー音楽の最高の歌手が 世界中から

  集結することになるでしょう。

※ 2020年は不参加 ※

 

👩:さて、昨年の “New Wave” でセンセーションを巻き起こしたのは、作曲家の

  イーグル・クルトイ氏と カザフスタンの歌手 Dimash Qudaibergen がお届け

  したイタリア語の曲でした。

 

<Olympico>

 

  今朝は、そのDimash とイーグル・クルトイ氏がこのスタジオに来て下さい

  ました。

  おはようございます。

ID:おはようございます。

 

👩:この番組に初めてDimashに来ていただいて 嬉しいです。

  昨年の “New Wave” に、出場者としてではなく参加されましたが、このような

  才能を競う大会は、何度もコンテストに参加していらっしゃるDimashにとっては

  珍しいことではないのですよね?

  その時の印象をお聞かせください。

D:正直に言いますと、少し緊張しました。

  今でも毎回 ステージに立つ時は少しプレッシャーを感じます。

👩:どのコンサートでも ですか?

  でもあなた自身、自分が唯一無二な歌手であることは認識していらっしゃるん

  でしょう?

  いつ頃から自分が “独特な存在” だと認識されたのでしょうか?

D:う~ん、今でも自分が “独特” だとは思っていませんけど。

  僕はただ 心から歌っているだけで、好きなことをやっているだけですから。

👩:そんなに謙虚になる必要はありませんよ。

  イーグル・クルトイ氏にお聞きしましょうね。

(D笑う)

I:私は 自画自賛させて本人を変な感じに困惑させるようなことはしませんよ。

👩:もちろんですが、私達はただ知りたいんです。

I:我々の業界では 謙虚 というものが(才能を)埋もれさせてしまうことになるん

  ですけどね(笑)

  それでも Dimash は謙虚な人間なんですよ。

 

👩:歌手というものは、通常 “バリトン” とか “テノール” だとかに分けられますが、

  Dimashはどのカテゴリーに属するのですか?

D場合に寄りますね(照れ笑)

I:Dimash(というカテゴリー)だよ。

👨:気分によって ということですよね?

  それには 歌っているビデオを見た方がいいですね。

(<Love of Tired Swans> のビデオが流れる)

  素晴らしい!

  Dimashは楽譜通りには歌わないと言っていましたが、それは 同じ曲でも毎回の

  コンサートでは違うように歌うということなんですか?

👩:違ったトーンで歌うという?

I:もしオーケストラが同じトーンで演奏し続けたら 違うワイルド / 自由なトーン

  では歌いにくいでしょ?

  Dimashはその自由さを楽しんでいるんですよ。

(爆笑D)

 

👨:Dimash は9か国語で歌っていますが、韓国のミュージシャン以外には どなたが

  曲を書いてくれていますか?

  ウワサだと イーグル・クルトイ氏との共同の創作活動は終わって、これからは 

  他の作曲家と仕事をしていくんだ と。

Dなにをおっしゃっているんですか!そんなことはないですよ!

  イーゴル氏とお会いする前、一緒にお仕事をする前は、中国、アメリカ、

  ヨーロッパの作曲家さんたちと お仕事もしました。

 

👩:ロシア語でも歌われていますが、他の言語でも歌っていらっしゃる。

  ロシアの音楽はどうでしょう?

  ロシア語の曲、歌詞は他の国の音楽と比べてどう違うでしょう?

  難しい質問ですか?

Dいいえ…そうですねぇ…。

  ロシアの音楽は、僕たちの(カザフの)音楽と同じだと思っています。

  というのも、ロシアの音楽はカザフスタンでも人気がありますから。

  カザフスタンでは、大体の人が…大体の人ではないですね、全ての人が

  イーゴル氏の曲のほとんど全部を知っていますから。

  <モスクワの夜> とか…

I:それは私の曲ではないよ。

Dはい、知っていますよ、僕はただ…

👩:カザフスタンでは それがイーゴル氏の曲だと思っていると言うことですよね?

Dいえいえ、違いますよ。

  僕はただ、僕達カザフ人はこういう曲を聴いて育ったと言いたかっただけで…。

  そういう(ロシアの)曲が大好きってことをね。

  ロシアの音楽も、自分たちの音楽だと思っているって言うことなんです。

 

👨:もうすぐ “Yudashkin holiday show” という特別なイベントに出演する

  そうですが。

※3月7日 クレムリン宮殿でのコンサートイベント ※

  これに関してなにか お話しできることはありませんか?

  イーゴル氏との新曲が披露される とか?

I:準備はしていますよ。

  ただね、これがそのショーに間に合うかどうか、ってことになるとねぇ。

👩:でも 私達の放送局(ロシア1)が放送しますから、間に合って頂かないと。

I:ララ・ファビアンが英語で歌詞を書いてくれたんですよ。

  制作には取りかかっているんですけど、今はツアーの真っ最中でね…。

  ツアーの合間に 出来るだけのことはやっているんですけど。

👨:今回が間に合わなかったとしても、いずれは発表されるんですよね?

I:もちろんですよ。

👩:ありがとうございます。

I: “New Wave” ではないかもしれないですけれど、3月8日(「国際女性デー

  コンサート」)には出せるようにしたいですね。

👩:そうですか。

  イーゴル氏、本日はありがとうございました。

  Dimashも イーゴル氏も 私達のスタジオに頻繁にお越し頂けることを願って

  います。

Dありがとうございました。

 

👨:今朝は歌手の Dimash Qudaibergenと作曲家・歌手そしてプロデューサーの

  イーグル・クルトイ氏にお越しいただきました。

I:私は歌手ではないですよ。

(全員笑)