Dimash <Morning / 朝> 独占インタビュー

ウクライナのメディアサイト 2020年3月13日 放送

 

Ранок з Інтером 公式ビデオ ↓

   

https://www.youtube.com/watch?v=WkBWssSHvZk

 

YouTubeビデオの解説:

彼は 6オクターブという独特な特徴を持つことで  “宇宙人” と呼ばれています。

25歳のカザフスタンの歌手 Dimashは、5大陸でコンサートを開催しています。

我々は、ここ ウクライナでの Dimash のコンサートの前に、独占インタビューを行うことができました。

今回、ジャッキーチェン、ウクライナ料理、将来の家族などについて語ってくれました。

 

<Love is Like A Dream> のビデオ

      Dimash 公式YouTube ↓

   

 

ナレーション:25歳という若さながら、彼の世界中にある公式ファンクラブには1,000万人以上ものファンがいます。

Dimash Qudaibergen は、その超人的な能力を実際に見たいというファンで、キーウ(キエフ)のキエフ・スポーツ宮殿を満席にしたのでした。

彼はこれまで ウクライナでは 一度もパフォーマンスをしたことがなかったのです。

今回は、今までのステージ衣装の他に、ウクライナの伝統衣装 ヴィシヴァンカを纏い キーウの観客の前に現れ、更にはウクライナ語も少し披露してくれました。

 

(コンサートのビデオ)

D:(ウクライナ語):みなさん こんばんは!

(会場大歓声)

 

ナレーション:このコンサートの前に、Dimash にインタビューを行いました。

世界ツアー中ということで、このインタビューに30分だけ お時間を頂くことになりました。

忙しいスケジュールなので、一分でも惜しいところです。

 

👩(アナスタシア・ペレショク):コンサートの後の(疲れた)声はどのようにケアされるのですか?

 

Dコンサートの後は、できるだけ静かにするようにしています。

人と接しないようにして、喋らないようにしています。

声帯をリラックスさせるようにしています。

 

ナレーション:「キーウは、車窓からしか見たことがないんです」とDimashは言いましたが、ウクライナ料理は いくつか堪能できたようです。

 

D今日は現地の “ボルシチ” を食べましたよ、すごくおいしかったです。

 

ナレーション:このアーティストは、ウクライナとは少なからず関係があるのです。

Dimash のミュージックビデオには、ウクライナ人の監督の作品もあるのです。

(<Love of Tired Swans> のビデオ)

   Dimash 公式YouTube ↓

   

 

 

👩:Dimash さんは ウクライナ人のビデオ監督のAlan Badoev(アラン・バドエフ)さんに <Love of Tired Swans> のビデオの撮影を依頼されましたよね。

Alanさんを選ばれた理由をお聞かせいただけますか?

 

D彼は 今の時代の最も素晴らしい監督の1人だと思っていますから。

彼の発想は、他の誰とも違っていますしね。

(<Ti Amo Cosi> のビデオ)

  Dimash 公式YouTube ↓

   

 

 

ナレーション:Dimash は、あっという間に芸能界に入り込んでいきました。

ヨーロッパのスター達とも幾度となく一緒に歌ってきましたし、世界中のスタジアムでコンサートを行ってきました。

また、ハリウッドのスター達とも友情を結んでいます。(ジャッキーチェンとの写真)

 

👩:ジャッキーチェンがあなたのファンだということを、どうやって知ったのですか?

 

D3年前(2017年)に、僕の歌が初めて中国のテレビで放送された時です。

僕のマネージャーが「明日 ジャッキーチェンと会うわよ」と言いました。

最初は 彼女が何を言っているのか よく分かりませんでした。

ですから「今 何て言ったの?」と聞き返しました。

「なんで?」「ジャッキーチェンが?」「ジャッキーさんは僕の子供の頃からのアイドルだよぉ!」って叫びましたよ。

(お会いした)ジャッキーさんは、本当にシンプルな方でした。

4か月前(2020年1月:実際はコロナの為 放映時期は9月に延期)に<Vanguard> という新しい映画が公開されました。

ジャッキーさんのチームから、この映画のサウンドトラックを歌って欲しいという依頼があったんです。

その曲はテンポがすっごく速くて、母国語のカザフ語だったとしても 収録するのが大変なくらいに速かったんですよね。

でも…“あぁ、自分のアイドルの為なんだから、やらないわけないじゃん!”ってね。

 

※↓ 迪玛希のインスタグラムより <嗨皮一下/ハッピーになろう>

 

 

👩:Dimash さんがずっとおっしゃっていて、もう決まり文句のようになっている言葉で「アーティストであることは、一時的なこと」というのがありますが、これはそれほど長くはツアー生活をされない と受け取れますが、それはどうしてなのでしょうか?

 

D僕の考えを読んでいらっしゃる。

もし、新しい仕事やパフォーマンスをするのに十分なファンタジー性を持ち続けることができるのであれば、このクリエイティブな仕事や活動を続けることになるでしょうね。

でも、僕にはもう一つ、“教育活動をする” という願いもあるんです。

 

ナレーション:ステージ上では情熱的で開放的な彼も、実生活では謙虚で、沈黙を好む人なのですが、私達は更に質問を続けます。

 

👩:大成功を収めたアーティストが、そのキャリアと私生活を両立することに関しては、どうお考えになっていますか?

将来的に、新しい家族を作る(結婚する)予定はありますか?

 

Dえ~っ(照れ笑)

う~んっと…難しい質問ですねぇ。

ホントに難しい質問です。

物心ついたときからずっと ステージのことしか人生設計はありませんでしたから。

(新しい)家族はねぇ…勿論 考えたことはありますよ。

考えたことはあるんですけど、そこまででもなくて。

でも、考える価値はありますね。

 

ナレーション:仕事と音楽に生きている彼。

彼は なんどきでも 感謝を忘れません。

その為、今は 彼には(音楽以外の)自由な時間は全くないようです。

日ごとに増える 唯一無二の声を持つ この若き歌手を求めるファンの為に…。