朝の眩しい日差しがカーテンの間から差し込む部屋、静かな暗闇の中チクタクと時計の音が鳴り響いている。その時計の針が6時を指すと同時にジリリと鳴った

「ん~・・・後・・5ふ~・・・・ん・・・おね・・・・ぃ・・むにゃむにゃ~ぁ・・・」
誰かと話している口調で寝ぼけている女の子
名前は「朝河愛華」、現在は白薔薇学園の高校一年生
「愛華~!!いい加減におきろよ!!今日は朝練があるんじゃなかったのか!?
部屋に入るなり耳元で叫ぶ男の子。愛華の双子の弟「朝河春季」同じ学園の生徒である
ぐぅぐぅ・・・」
汗まだ寝てるよ・・・ハァ・・・マジ世話を焼かせる姉貴だぜ・・・」

春季は再び愛華の耳元で囁いた
「姉貴・・・オネショ・・してるぜはてなマーク
ハッっと目を開け、布団を投げ、シーツを手探りで調べる愛華
「嘘ビックリマーク!!どこ!?
「嘘だよ」
ニヒヒと笑う春季それに顔を赤く染める愛華
「春季~~~~~~~~~~!!どういうつもりよ!?
「だってしょうがないだろうはてなマーク姉貴今日朝練があるって言ってたからこうして優しい弟様が起こしに来てやったんだろうはてなマーク
「はビックリマークそうだった。準備しなきゃ!!早く出て行って着替えるんだから」
「ヘイヘイ」
後ろを振り向いた春季を確認してから愛華は制服をハンガーからはずし、着替えを始めた
春季は食卓に行き、朝食をはじめようとしたら
「こら春季ビックリマークお姉ちゃんが来るの待ちなさい!?
一人で食事を済まそうとするのを叱る双子の母、「朝河里美」 [朝河法律事務所]の女弁護士
「姉貴なら多分もう食べないと思うよ。もう時間だしね」
「時間ってはてなマーク
「今日は朝練だってさ、卓球部の」
「あら・・・はてなマークそうだったの」
「・・・・母さん俺と一緒に聞いてたでしょ」
「ん~・・そうだったかしらはてなマーク
「・・・・(ふぅ・・姉貴の忘れっぽさは母さんに似たんだな)」
「お母さんオハョ!!
今に入るなり大きな声で母親に挨拶する愛華
「あら、おはよう愛華。ご飯はどのくらい食べるのはてなマーク
しゃもじと茶碗をもち炊飯器の蓋を手にとる里美
「今日は要らない!!急いでるの、このパンでいい。じゃぁ行って来ます」
春季のトーストパンを取り、口に加え、走って学校へ向かった
「お、おぃ!!俺のパン~~~~~~~」
「イッテラッシャイ。車に気をつけるのよ~?」

(はぁはぁ・・・急がなきゃビックリマーク遅刻なんかしたら神崎部長に叱られちゃう!!
学校へ行く道を角に曲がった瞬間目の前に男の人がいるのに気づく
(げビックリマークやば!!
男の人が振り返る
(あれ・・・この人って・・)
「って~~~~~~~~ヤバ~~~~~~~~~~~どぃて~~~~~~~~~~!!
    ドン!!
「あいたたた・・・・はビックリマークヤバイ、後10分で遅刻だぁ!!あ、あの人ビックリマークどこいったんだろ!?
「おぃ・・・上から・・・どい・・て・・・」
「へはてなマーク
愛華は下を向くとぶつかった男の人を踏み潰していた
「あ汗ご、ごめんなさい!!あ、あの・・・」
「平気だよ・・・ってあれ・・・君・・・」
「あ~~~~~~!!あ、あの私・・・急いでいるんで失礼します!!」(ペコリ)
誤った後急いで学校へ向かった、男の人は愛華の背中をずっと見ていた
「愛・・華・・ちゃん・・・・」

「ゼェゼェ・・・ま、まにあったぁ・・・ゲホゲホ」
「愛華~ビックリマークこっちこっち~」
「知恵ちゃん!!
体育館入り口で大きく手を振っている知恵ちゃんこと「高峰千恵美」双子の幼稚園からの幼馴染。同じ卓球部で愛華とダブルスを組んでいる
体育館まで走る愛華
「オハョ知恵ちゃん」
「おはよう愛華。遅刻ギリギリだよ」
「えへへ・・・あ、部長ははてなマーク
「未だ来てないわよ。ホラ着替えておいで」
「うんビックリマーク行って来る」
部室は体育館から100メートル近くにあるクラブハウスの2階にある一室だ
部室に入り次第自分のロッカーに向かい急いで体育着に着替えた
「よしっと」
クラブハウスから体育館に向かうまでに並木道が存在し、そこは生徒たちへの安らぎの場となっていて、まるで公園の様な美しさを持っている。
「ここ好きだな~・・静かで空気もおいしくて・・はにゃ~・・・おなかすいてきた~・・・・音譜あ、あれって・・神崎部長はてなマーク誰かと話してるみたい~・・」
(ま、いっか・・知恵ちゃんと練習しよう。台取られるのはやいしね)

愛華は体育館に戻った矢先千恵美と練習を始めた
その10分後神崎先輩が体育館にやってきた
全員集合の合図をいけた部員およそ30名が一列に並んだ
「皆おはようビックリマークもうすぐ関東大会が控えています。3年、2年は気を抜かずに練習に励み、一年生は上級生達のサポートをきちっとするように。以上ビックリマーク練習を再開して」
上級生の皆はラケットを手に持ち練習を始め、一年連中は玉拾い
こうして朝練の時間は過ぎていった
お昼休み、愛華と千恵美は屋上でお弁当を食べていた
「はぁ~・・当分まともに卓球できないね~。大会が近いと嫌だね~・・」
「しょうがないでしょ。私たちは一年なんだから」
「むーーー!!不公平だ~!!ムキーーーーDASH!
子供のように暴れだした愛華、そして二人の元には春季が友達を連れてやってきた
「あ、姉貴と千恵美じゃねーか・・ここで飯食ってるんだはてなマーク
「あら、春季。えぇ・・たった今すんだところよ。ところで元気?最近会わないけど」
「おぃ・・・・同じクラスじゃねーかよ・・・汗んで、姉貴は何してんだよ」
「だって・・卓球できなくてつまらないもん」
「ははてなマーク
「あ~私が説明してあげるわ」
千恵美は一通り春季に説明した
「そか、もうすぐ大会の時期だもんな。あ、お前もサッカーの試合あるんじゃねーのはてなマーク
春季は初めて一緒に居た友達に話しかけた
「うん。そうだね・・・でも・・メンバーからははずされるかもね」
「なんでまた。お前すげー才能持ってるじゃね~かよ」
「俺たちはね才能がいくらあっても、部活の規約を守らなきゃスタメンは無理だよ」
「は~・・・マジかよ。んではてなマークどんな規約があるんだよ」
「ん~・・・練習参加は厳守とか、遅刻とか欠席もご法度さ」
「面倒くせ~な・・・俺には無理!!でもお前にはその可能性はないだろう」
「それは・・・君のお姉さんがご存知さ」!!
流し目で愛華を見るのをつられ、春季と千恵美も愛華の方を向いてしまう
「・・・へはてなマーク
「姉貴~・・・お前何したんだよはてなマーク
「え・・・・えと・・・」
「俺の顔どこかで見覚えないはてなマーク
「・・・・・・・あ!」
ふふっと笑顔を見せる男
「どこかでお会いしましたっけ」
愛華の忘れっぽさで一瞬で肩の力が抜ける三人
「今朝の事なんですけど・・・」
「無理だよ・・姉貴はわすれっぽから」
「むー!!どういう意味よ!?
「そのままの意味だよ」
「春季~はてなマーク
「とまぁ・・この二人は置いといて、ちゃんと説明してくれるかしらはてなマークえと・・・」
双子の喧嘩を割り込む千恵美は男と話を進める
「あ、俺の名前は「大宮翔」君たちと同じクラスなんですけど・・・一応」
「あら、そうぅだったかしら」
慢心の笑顔で毒殺を食らわす千恵美
「コホン・・・とまぁ今朝俺は・・・」
「あ!!お前今日朝練だったはず・・」
翔の話を中断させた春季
「・・・・・あぁ・・・」
話を理解した千恵美たちは愛華の方を向く
「姉貴・・・」
「・・・またなのね」
「解ってくれたねお二方・・・」
きょとんとした顔で愛華は説明してと言う顔をしている
「未だ解っていないな・・姉貴」
「今朝君の可愛いお尻に敷かれてたのさ俺は」
「・・・」
にっこりと笑う翔に対し愛華は目を点としていたその瞬間
「えええええええええええええええええええええええええええ」
「やっと解ってくれたみたいね」
「あ、え、あの・・・・・ホントにごめんなさい」
「まぁいいけどね・・・これからの練習で挽回して、スタメンを奪還してみせるから」
「俺・・・・つくづく・・・お前が怖いよ翔」
「ふふ・・ありがとう」
翔は自分の才能は誰にも負けないと自信があるような口調で話していた
愛華達は失笑していたが、翔は気にも留めなかった
「でも朝河さんはこれからちゃんと前をみて走ってね。猪より君は危険だから」
「あ・・あはは・・・気をつけます・・」
   キーンコーン
予鈴が鳴り四人はクラスに戻った
この時彼女たちの出会いであり、運命を狂わす悲劇の始まりでもあった

                                    ~つづく~