お母さんの癌の容態が、ゴールデンウィーク中に悪化するも、主治医の先生がお休みだったから行けなくて。
ゴールデンウィーク明けの、9日から入院したのだけれど。
昨日、入院病棟へ荷物を渡しに行った時、未だ面会禁止だけれど、お母さんが部屋から出れたから10分だけ話せて。
「明日大丈夫だったら退院する」って言っていたのに。
今日、病院から電話がかかってきて。
更に悪化して、腸閉塞になってしまったって。
末期癌の腸閉塞は、癌が良くならない限り治らないって。
もう食べることも薬を口から摂取することも難しいって。
今後自宅で訪問医療に移行するために、明日は点滴用のポートを作る手術になるって。
主治医の先生から「お母さん本人から言ってなさそうだから」と、癌で衰弱の場合は最終の心臓マッサージはできないという事や、酸素を外したら心肺が停止するときの判断が必要になる事、そろそろ余命が近いから心の準備を…などの話もされた。
先生が悪いわけでもないのに、話しを聞いてると涙が止まらなくて、声が出なくて、うまく返事ができなかった。
お母さんと弟と、退院後に食べたいものの話や、行きたいお店の話もしてたのに。
もう何も食べられないなんて。
こんなに早く進行するなんて。
一番大切で大好きで、いないのなんて考えられない人が、私にとってはお母さんだったのに。
腸閉塞は末期症状みたいで、調べれば調べるほど苦しくて、ずっと涙が止まらなくて。
卵巣癌の転移後に20-40%が腸閉塞になるそう。
その後の余命は数週間〜1.2ヶ月程度になるそう。
現実が受け入れられなくて、どうしたら良いのかわからない。
とりあえず病院行って、母の日で買っておいたソープフラワーのオレンジのカーネーションボックスと、ガンに効くとされるフランキンセンスの精油と、爽やかな香りのおしぼりと、入院中に足りないもの補充して。でも面会禁止中で病棟内に入れないから、顔も見れなかった。
昨日までは普通の相部屋だったのに、電話のあとに個室の部屋に移されてた。
延命のために何もできなくて辛い。
お母さんと弟と一緒に病院後にネモフィラを見に行く前に喫茶店へお昼を食べに行ったときの4月20日の写真。
ここの喫茶店は、お母さんが学生の頃から来ていて、その後も私たち家族で来ていて。
でも、なんやかんや来たのは13年ぶりくらいだった。
この日来ていて良かったなって思う。
また何度も来たかったのになって思う。