Nせんせー、この前のお見合い断られたのめっちゃムカつきます。こっちは朝から風呂入って化粧して、なんの時間やったんや!思います。はっきり言ってお見合い自体はクソほどつまらんかったのでいいんですけどね!とLINEコンサル生から言われてんけど、やっぱ、風呂は「おフロ」言いましょ?化粧も「お化粧」とか「メイク」言いましょ?クソとかもやめましょ?こういうのって、肝心要の時に限って言ってはならない時に限って、出てしまうもんなんよ。普段自分はブスとかババアとか言ってるくせに?それはあたしの言葉遣いが悪いのではなく、真実である。鏡見ろボケェ。ちなみに、オンラインお見合いでペットボトルでお茶を直飲みするのも禁止。野性味が溢れすぎる。やはりお見合いでお紅茶を頼むのは理にかなってんで。ソーサーを持ってカップを口に運ぶ仕草なんて、見た目ゴリラなあなたでも、もれなく人間どころか女性らしく見えます。
ゴリラが女性らしくはなかなかにミラクルだが、そういうちょっとした創意工夫をこらせばこの人グッと良くなるのに…というのはほんまによくある。代表的なものは、
顔である。
そんなわけがない。だいたいおまえらの顔などちょっとした創意工夫でどうにかなるのか大いに疑問。基礎からやり直すべきだろう。
ちょっと気を付けるだけで大きく変わるのは、
話し方である。
先述どおり、話す言葉は印象が強い。もう何度も出したネタで申し訳ないが、「風呂」とか「化粧」とか「お」を付けた方がいいものに付けない女性会員がいたので、「お」付けようか!言うと、その会員はお見合いで「お便所行ってきます」と相手男性に言いよった。というトラウマがあたしにはある。いまだに傷は癒えぬ。
やはり乱暴に聞こえる話し方は、モテない。と心底思うことが最近あった。
先日、兵庫在住のわたくしと、大阪、京都の友人と三都物語。と称してとあるワークショップというかトレーニングというか研修とやらに参加した。ひつまぶしが食べたいなどと微塵も思ってなかったがわざわざ名古屋会場のものを見つけて申し込んだ。これは肌感覚だが、研修やセミナーは、大阪会場なら西日本、東京なら東日本の方々が集まるが、名古屋会場だとちょうどよくバラけて地域も多様な気がする。きっとみんなひつまぶしかジブリが目的だと思う。
さてその研修中のこと。連想ゲームのようなものをしたところ、変なところでピュアなあたしは白熱してしまい、リーダー役だったのもあり、つい
はよして。
とグループに向かって言うと、
隣のグループの女子が顔を見合わせて、ひそひそっと
関西の人かな?
こわーい
しっかり
聞こえとるんじゃ
ボケェ!!!!!!
何がこわいゆうねん!!!!はよしてとか普通やろがい!!!!!!
おそらくは関東地方の、抑揚のないイントネーションの早くして。の方が100倍こわいっちゅうねん。むっちゃ怒ってます?言いたなるゆうねん。関東のイントネーションとかアクセントって、多くの関西人は違和感持つ思います。なんなんやろなこの西から東への対抗意識は。
でな。関西人でもそれはちょっとこわいんちゃうか思う関西弁もあるわけ。
三都物語。で参加した大阪の友人は、大阪もやや南のややヤンチャな地域の方なので、連想ゲームの時には
ちょお(ちょっと)
はよせえや
ゆうわけ。
こっわ。はよせえや。てのは、ちょっとこっわ。勢いもあるでな。声も野太いしな。
でも本人まったく怒ってないです。その言い方はやっぱここではあかんのんちゃうかこわくないかゆうたら、えっほんま?こんなんこわい思う?しんきくさいな。しんきくさいも別にディスってるわけではなく、めんどくさ~。くらいのニュアンスです。知らんけど。
こういう時アレですね。京都のイントネーションはやわらかです。ばあちゃんの代から住んでる京都女子はと言えば、
はよぉ
しよしぃ♪
はよぉしよしぃ。てのは、おだやかでかわいらしですね!でもこれは
めっちゃ
キレとるやつな。
おまえはのろまか。ゆうてんのと一緒です。
研修中、とあるゲームであたしのせいで負けてしまった時も、
かめへんかめへん♪
ゆうてましたが、
京都人の「かめへん」
かめへんかったことなんか
一度たりとも
ないやないけ!!!!!!!
※独断と偏見
そいでな。事件はその後よ。
研修の後、あたしと大阪友人はみんなでひつまぶし食べ行こ!ジブリとか行くのさすがにむり?!とかウキウキしてたら、
京都女子が知らん男と
暮れなずむ名古屋の街に
消えよったんや!!!!!!
後で聞いたら、
仕事(美容関係)のことでちょっと聞かれただけやでほんまに。
友達も誘っていい?って聞いたら、
「あの人たちずっと怒ってなかった?
話し方が怖くて苦手な感じ」
やて?そんなことないのになぁ?
ずるい!!!!
ではない。断じてない。既婚の身である。だいたい知らん男に苦手とか怖いとか言われる筋合いねぇ!!!!!!どうせブサイク!!!!!!と思ったらしかし、聞けば相手は研修中一番我々と仲良くしていた男性グループのひとりのイケメンではないか。名古屋を案内しますとか言われて、京都女子はしれっと我々を置いて名古屋の夜を楽しんだらしい。くっそ。さすが男余りと名高い名古屋だぜ! ※独断と偏見
名古屋イケメンは京都の言葉が新鮮だったようで「美味しい時はなんて言うか言ってみて?」とか「カッコイイなって思ったらなんて伝える?」とか「連絡先聞きたい時はなんて言えばいい?」とか盛り上がったそうだ。京都女子の、それ完全にのろけじゃねぇかよ。てな報告を聞きながら、
あたしが、
女はグループでいるとナンパしにくいって言うやん。うちらは邪魔やったんやろな!
そないに京都の言葉がええんかっちゅうねん
と悪態をつくと、
嫌やわじゅんこさん
いけずやわぁ
いかん。
京都人の「いけず」は、
「消す」と同義語
ってこと忘れてた。
※独断と偏見
さて前置きが長くなったが今さらそんなことはどうでもいい。あたしがモテなかったこともさることながら、やっぱ話し方は大事やっちゅうことや。方言は、人によって受け取り方さまざまですが、婚活では良い方に転ぶというよりは「バカにされた」「おばちゃんぽいと言われた」という報告の方がやや上回りますかね。でもほんまは方言そのものがどうかというより、おそらく声量とか勢いとか速さで印象が決まると思います。声が大きすぎてもダメですけど、小さいといちいち聞き直さなあかんくて相手はストレスフルです。勢い良過ぎるのは元気な証拠だが、元気がいいけどガサツは嫌って男多いんで落ち着いて。とはいえ棒読みはアカン棒読みは。そして早口は論外ですが、ゆっくり過ぎもアホそうに見えます。いったいぜんたいどないせえゆうねんな。