おはようございます晴れ

今日からG7サミットが広島で行われるようですね。

 

そして今日は『教養としての世界史の読み方』本村凌二著を

半分ほど読み終えたので、自分の思ったことを記録しておきたいと

ふと思い立ちました。



この本の第1章は『文明はなぜ大河の畔から発祥したのか』。

 

著者曰く、

“文明発祥に必須なもの、それは「乾燥化」”

“四大文明など文明が発祥したとき、世界では大規模な乾燥化が進んでいた”

”少ない水資源をどのようにして活用するか、ということに知恵を絞るから”

”環境的に恵まれなくなったから文明が生まれた”

 

ほうほう、なるほど。

 

しかし、

“自然環境に恵まれ、乾燥化が起こらなかった日本では、人口の集中も起きず、

少人数の集落で安定した社会が長く営まれていたと考えられます。

実際、縄文時代は一万年もの長きにわたっています。”

 

と。

ここを読んだ時に、文明が進んだ今と、文明が生まれる前だったら

人々はどっちが幸せなんだろう…

ひょっとして、文明が生まれる前の方が幸せに暮らしていたのではないか…

と思ってはいけないことを思ってしまった。

 

でもそもそも、「乾燥化」が起こって

生きていくのにピンチになったから知恵を絞り出して

人間が生きていけるようにしてくれたんですよね。

 

文明が起こってなかったら、

今自分が生きていないのかもしれないのだし

比べられるものではない。

 

縄文時代に「幸せ」という概念があるかどうかもわからないし、

今も世の中にはたくさんの問題があるけれど

その時代にもきっと様々な問題があったよね。

 

著者も

“そのときどきに安定した生活文化を営んでいる社会を、

外の価値観で一概に判断することは慎んだほうがいい、

という視点は持っておくべきだと思います。”

とおっしゃっています。

 

承知いたしました。

 

生まれた時代を一生懸命生きたいと思います。

 

ただひとつ言えることがあるとするならば、

人が生きるために生まれた文明を

人を殺めるために使うことは、とても悲しいことだということ。

 

G7広島サミットのニュースを見て、そんなことを思いましたとさ。

 

後半も読み進めましょう。

 

Have a nice day花