朝８時に、フェズを出発♪
モワイヤン・アトラスを越えて、
サハラ砂漠の入り口にある、大砂丘の小さな村、
『メルズーガー』のホテルを目指します♪
この日からいよいよ、
未知の世界『サハラ砂漠２泊３日の旅』の始まりです♪
変わりゆく風景に心が踊ります♪
長い車移動の途中には、
素敵な街並や素敵な風景がいっぱいで、
感動の連続。。。
最初に休憩を取ったのは、
アトラス山脈中腹1650mにある『イフレン』の街。
美味しい空気。。。
キラキラ優しい～光。。。
鮮やかに揺れる木々。。。
モロッコには珍しい欧風の街並を照らす
澄み切った青空。。。
イフレンは、夏の暑さが厳しいモロッコの格好の避暑地。
モロッコがフランスの植民地時代に建設され、
今では国王や富豪たちの別荘地となっているそうです。
ここがモロッコであることが不思議に思える、そんな街並。
豊かな杉林が茂り、木々の隙間からは木漏れ日。。。
なんともゆったりとした爽やかなドライブ休憩♪
カフェのテレビには、
現モロッコの王様『ムハンマド６世』の姿。
そう、この日は１か月間続いた『ラマダン』が明けた日なんです♪
早朝からフェズの街も、賑やかなざわめきが響いていました。
今日からご飯も飲み物も解禁♪
ラマダン明けのお祭りです。
なんだか、日本の元旦みたいな感じ？
きれいなお洋服を着て、ファミリーが実家にご挨拶に集まるそうです。
テレビには、要人が王様に『ラマダン明けおめでとうございます』の
ご挨拶をされている様子が、ずっと放送されていました。
ムハンマド６世は、まだ４０代前半の若い王様。
国民から人気があり、とても愛されているそうです。
わたし達のガイドさんとドライバーさんも、
この日は朝から、と～～～っても嬉しそう～♪
初めて、お二人が食事をとったり、
お水を車の中で飲んでいる姿を拝見しました。
これでわたしも心おきなくお水が飲めます（笑）
８月～９月という暑い時期に重なるラマダンが、
一番季節的に一番きついと、おっしゃっていました。
『ラマダン後半はみんな疲れてるんだ』って。。。
そりゃそうですよね。
４０度以上ある気温の中で、
普通に昼間はお仕事もしているのに、
太陽が出ている時間は、
お水もご飯も口に出来ないんですから～～～。
ガイドさんの奥様は日本人だそうで、
ラマダンの間はいつも日本に帰っているそうです（笑）
イスラムの文化は規律が厳しいんですね。
さて、そろそろ、
居心地のいい～イフランの街を出発～♪
車窓からの眺めは、
ますます感動的な景色へと変わってゆきます。
その途中、思わず、ドライバーさんに、
『ここで車を止めてもらえますか？』と、お願いしてしまった景色は
わたしがもっとも大好きな風景です～～～♪
真っすぐに続く道。
広い、広い、空。。。
まるで、雲まで続く道のよう。。。
大きな群れで移動する羊さんたち♪
行き慣れたその道を、のんびり歩いて。。。
羊の群れの後方には、
穏やかな笑顔で、ゆっくり歩いてくる羊飼いのお兄さん。
その、あまりにも優しい～笑顔に、
『写真を撮らせて』とお願いをしたら、
心よく、カメラにスマイルをしてくれました♪
そして、先頭の羊が道路を渡り始めたら、
みんなが続くように、道を横断し始めて。。。（笑）
そんな羊たちの群れを守るように、
シープドッグが周りを見渡しながら走っています♪
お仕事中のシープドッグも、とっても穏やかです。
ただただ、そんな羊の群れの様子を、
道路に座り込んで、ず～～～っと眺めていたわたし。
向こうに広がる大きな青空、ふんわりと浮かぶ雲。。。
東京から引きずってきた、溜め込んでいたものから、
ふと解き放され、自分が浄化されていく感覚～♪
大自然の優しさに包まれて、ふわっと力が抜け、
シンプルになってゆく感じ。。。
『そうそう、そう～～～♪』って、
何度も，何度も、自分の心にうなずいたりして。。。（笑）
心のお洗濯が出来た、
ほんとうに、ほんとうに、
素敵なエネルギーに溢れた時間でした♪
左、旅の間ずっと日本語でガイドをしてくれたアラブ系モロッコ人の通訳兼ガイドさん。
右、モロッコの旅の間、ずっと運転をしてくれていた、ベルベル人のドライバーさん。
お二人のおかげで、すてきな旅はまだまだ続きます♪
モロッコの旅３日目は、
あまりにも移動距離＆移動時間が長いので、
写真がいっぱい♪
たくさん写真をアップしたいので、、
続きはまた次のブログで～～～♪
☆いつもナチュラルタイムに
遊びにいらして下さって、
ありがとうございます♪