- 企画意図
私たちは無人島に落ちることを恐れている。
そこは孤立、寂しさ、過酷な自然環境を抱いた
恐ろしい空間だからだ。
私たちは無人島に落ちることを夢見たりもする。
そこは日常、競争、人々から逃れることができる
理想的な空間だからだ。
私たちは無人島の反転に憧れる。
そこはお金より人と水、
ゴミの方が価値のあるところだからだ。
このドラマはこんな無人島に歌手を夢見ていた
一人の少女が漂流して始まる。
あ!誤解しないで。
このドラマは無人島で持ちこたえる生存ドラマではない。
無人島に耐えた少女が
15年ぶりに大人になって世の中に戻ってくる話だ。
波に押されていく夢を掴んで...
どんな災難の前でも毅然と耐えながら...
お金より人をもっと大切にする...
私たちが当然だと思うことが
当然ではないということを知っている人の話だ。
31歳が遅い年だと思う人々の中で...
誰よりも大切で嬉しい
31歳の毎日を生きる人の話だ。
その一日一日が過ぎて
たどり着いたそこがいつのまにか夢のあたりになる...
あるディーバ※1の話だ。
※1 ディーバ・・・成功した女性歌手、特にオペラ界で卓越した存在となっている者を指す表現で、広くは、演劇、映画、ポピュラー音楽などの分野にも拡張して用いられる。
- 人物関係図
- 人物紹介
ソ・モッカ (パク・ウンビン)
서목하 (박은빈)
女、 16歳 → 31歳 / ニート
『次に次が多くなりますね。こういうの、ああいうの、後悔もそれだけ多くなってしまいます』
チュンサム島で刺身屋を営む叔父の下で一人娘として育った。母はモッカが赤ん坊の頃に亡くなった。偶然の事故で無人島に15年間生きていた。現在は無人島から脱出し、縁故もなく一人ぼっちだ。チュムサム島で16年、無人島で15年...合計31年間島で過ごしたため、方言を使い、海の水泳に長けている。学生時代、ユン・ランジュのファンとして歌を歌っているため、歌の実力も高い。人々はモッカを気の毒に思い、運がないと同情する。人生で一番輝く青春を無人島で過ごしたから...もうモッカの年は何か始めるには遅い、折り返しの還暦だ。
しかし、モッカは彼らの心配とため息が聞こえない。無一文なのが心配じゃないかって?無人島ではお金一銭もなく15年間暮らした。険しい世の中怖くないかって?火を起こすのに半日使った世の中とライターで1秒で火を作る世の中の中で、果たしてどこが険しいのだろうか?夢を抱くには遅い年だって?座ってろうそくを炊くあなたよりは若い年のようだけど?
さて、モッカは15年前に抱いた歌手の夢を再び見始める。その夢は果たして犬の夢だろうか?それともスター誕生の予知夢かな?
幼い頃のモッカ
이레 (イ・レ)
ユン・ランジュ (キム・ヒョジン)
윤란주 (김효진)
女、 27歳 → 42歳 / 歌手
『こうすると...終わらせることができないじゃん。諦めるわけにはいかないじゃないか』
「比較体験極と極」という芸能番組コーナーがあった。ランジュの人生はまさにその番組に似ている。売れっ子の頃、百坪の別荘にグランドピアノを置いて暮らした。現在はファンクラブ会長の家の半地下に借りて住んでいる。ヘリまで乗って1日に5、6個のスケジュールを消化した時期があったが、現在は5、6ヶ月にスケジュールが一つあるかどうかだ。
自尊感が落ちたら、何でも頼いたくなるもの。酒とタバコを友達のようにそばに置いて暮らす。酒に酔うと、また別の自我が飛び出して普段言えない言葉を吐き出す。失敗が怖くて何も試せないまま沈潜し続けていく。誰よりも華やかな人生を体験したため、みすぼらしい現在に対する喪失感が大きい。たぶん宝くじを毎週買う唯一のセレブじゃないかな?もう40歳も過ぎてしまった年ごろ。何かをやり直すには遅い年齢だが、だからといって諦めるには曖昧な年齢。
ところが、ある日絶滅したと思っていたファンが無人島で生きていた。消えゆく自尊心の火種に風がそよそよ吹いてくる。その風は果たして火種を生かす風だろうか?消す風だろうか?
カン・ボゴル (チェ・ジョンヒョプ)
강보걸 (채종협)
男、 30歳/ YGN芸能局PD
『大丈夫じゃないです。そっちが怪我をしたじゃないか』
生放送「N番目の全盛期」の企画者であり共同演出。新入時代に提出した「N番目の全盛期」企画案がパイロットとして大成功を収めYGNの視聴率孝行プログラムになった。この番組に出演した歌手の歌は、毎回音源チャートを席巻し、再ヒットする。そのため、いつも事務所の前は出演を希望する歌手たちのマネージャーたちでごった返している。
美容室を運営する両親、そして同じ放送局の記者である兄ウハクと一緒に暮らす。裕福ではなくても睦まじい。兄弟たちが暇さえあれば美容室の仕事を手伝う。芸能PDらしくなく無口で物静かだ。好きで嫌な顔をせず、感情表現も鮮明ではない。そばを譲ってくれないので友達があまりおらず、職場内でも先輩後輩との関係がきれいだ。士人※2のようなボゴルを唯一感情の奴隷にする人物がまさに兄ウハクだ。まるでボゴルの言葉に背を向けるために生まれた存在のような兄ウハク!
ところが、彼の感情を揺さぶる人がもう一人現れる。15年間無人島で生きて救助されたソ・モッカ。モッカが登場すると、ボゴルのすべてのルーティンが壊れ始める。そばを与えなかったボゴルがモッカには自分の部屋を明け渡す。PDとして破らない原則さえ逆らってモッカの助力者になる。 モッカを見るボゴルの目にちらっと触れるのは懐かしさだろうか?恐怖かな?
※2 士人・・・学識を有して礼節を重んじ、儒教理念を実現させようとした身分階級の人。
カン・ウハク (チャ・ハギョン)
강우학 (차학연)
男、 31歳/ YGN報道局記者
『普通の人は過去を懐かしむが、俺はさらさらと振り払って忘れなければならないんだ』
弟のボゴルについてYGNに入社し、社会部記者になった。先輩であれ誰であれ、一言も負けず理解できるまで問い詰めて聞く。その反骨気質のため天生記者と言われるが、非常にめんどくさいとも言われる。人の服装を爆発させる憎たらしい顔ではあるが、ひたすら憎めないラブリーな憎らしい顔だ。 特技はお酒を飲んで帰ってきたら寝ている弟を起こして酔っ払うこと。 脱いだ体勢を推察させる服と靴下が散らばったベッド。食べる時さえも休まない口まで。家の中では壊れたひょうたんだが、外ではそれなりに使えるひょうたんだ。単独でもかなり噛みつき、刺さるアイテムは1週間以上伸ばして取材するほど根性もある。
無人島でボランティア活動をしていて偶然モッカを発見する。 モッカの失われた時間を取り戻す旅程に一緒に流され始めるウハク。その旅程の中でウハクは自分が知らなかった過去の接点を発見し始める。それは思い出かな?悪夢かな?
○RJエンターテインメント
イ・ソジュン (キム・ジュホン)
이서준 (김주헌)
男、27歳→42歳/RJエンタ代表
『花が枯れる前に早く次の花を植えましょう』
芸能人はタンタラ※3、マネージャーはそのタンタラのパシリだった時代があった。学閥、人物何一つ欠かせないソジュンが大企業を拒みエンターテインメント会社に入社した時がまさにそのような時代だった。人々は君のような人がなぜそんなことをするのかと数え切れないほど尋ねた。その質問がソジュンには答えになった。俺のように偉そうなやつがいない底辺なら、俺が簡単に塔になるんじゃないか?
ソジュンの答えは正しかった。当時、その底辺ではなかなか見られないマナーと学閥、それにスター性を見抜く先駆者のおかげで、ソジュンは当代最高のスター、ユン・ランジュのパートナーに選ばれた。契約金一つなしに契約書に統合アルバム販売量が2千万枚を越えれば持分の半分を与えるという約束一行を入れ、ユン・ランジュとの契約を成功させた。無一文で始まったRJエンターテインメントは、ユン・ランジュという心強い金の成る木のおかげで、他のエンターテインメント会社が体験する試行錯誤やデスバレーを簡単に越えることができ、売上だけで成長を繰り返し業界5位に入るエンター会社になった。
アルバム市場が音源市場に改編され、ユン・ランジュの統合アルバムスコアはそのまま止まってしまった。まもなくユン・ランジュとの契約は終わる。6ヵ月後には、RJエンターテインメントは持分の心配なく、完全にソジュンのものになる。それまではランジュに義理のあるパートナーとして残りたい。果たしてソジュンの義理は6ヵ月間無事に守られるだろうか?捨てられるか?
※3タンタラ(딴따라)・・・歌手やダンサー、楽団員、俳優など芸能人を下に見た言葉
ウン・モレ (ペ・ガンヒ)
은모래 (배강희)
女、 31歳 / 歌手
15年前、ソ・モッカがオーディションに来られなかったため、RJエンター1号の練習生になった。ランジュのプロデュースを受けて「第2のユン・ランジュ」と呼ばれ歌手デビューした。デビューからランジュを越える人気を集め、青出於藍のアイコンになった。2022年現在、ウン・モレがK-POP最高のディーバであることを誰も否定できない。
RJエンターテインメント最高の金の成る木としてソジュンさえもコントロールが難しい歌手に成長した。そんなある日、無人島で15年ぶりにソ・モッカが生還してきた。妙に気になるこの感じ...劣等感かな? 好奇心かな?
パク・ヨングァン (シン・ジュヒョプ)
박용관 (신주협)
男、 36歳/ RJエンタ所属のウン・モレマネージャー
ソジュンの右腕であり、現在一番売れている歌手のウン・モレ担当マネージャー。誠実で眠れず、記憶力が良く、センスがあり、運転実力が卓越しており、アーティストと会社から信任を受ける。目が回るほど忙しいヨングァンが自分の仕事でないにもかかわらず、ただでは済ませないことがある。ランジュ関連の問題処理。時代遅れの歌手に過ぎないが、ヨングァンはどういうわけか、ランジュのスケジュールなら何でも差し置いて駆けつける。ソジュンの味方のように見えるが、たまにはランジュにもっと格別に見える。ヨングァンは果たしてソジュンの味方だろうか? ランジュの味方だろうか?
〇N回目の全盛期チーム
ホン・ヨンギョン (キム・ボジョン)
홍연경 (김보정)
女、 27歳→ 42歳 / YGN芸能局PD
「N番目の全盛期」メインPD。
ラジオ時代に人気だったユン・ランジュに対する感情が良くはない。それでランジュの墜落が告訴までになった。ユン・ランジュが出演名簿に上がってきても落ちぶれだと容赦なく公開した。しかし、再ヒットの兆しが見えると、すぐオファーに飛びつく。ヨンギョンの態勢転換が浅はかだとにらまれるが、気にしない。態勢切替も能力だみんな!
アン・ドンミン (ユン・ジョンフン)
안동민 (윤정훈)
男、 28歳/ YGN芸能局PD
「N番目の全盛期」チームの助演出。
素直で迷いないMZ世代。先輩にも正論をつもりで言うべきこと、言わないことを躊躇なく吐き出す。すべての先輩が忌避する末っ子助演出だが、そのようなドンミンを唯一退けない先輩がまさにボゴルだ。そのため、ボゴルにべったりくっついて、信じて従う。もちろんボゴルにも正論を言うが、ボゴルはあまり気にしない。
〇チュンサム島の人達
정봉완 (이승준)
男、 40歳 → 55歳 / 警備
ギホの父。
チュンサム島時代。住民にとっては人のいい警察だったが、息子にとっては暴力的な家長だった。実際、ボンワンの妻は暴力に耐えられず、すでに去っており、息子のギホまで去ってしまう。家庭内暴力で職位解除され、現在は建物の警備として働いている。50歳になったボンワンはまだギホを探してさまよう。もしかすると消息が分かるのではないかと思って、ギホの友人であるデウンとも連絡を取り続ける。
ハン・デウン (キム・ミンソク)
한대웅 (김민석)
(学生時代: 정준 チョン・ジュン)
男、 16歳 → 31歳 / 保険設計士
チュンサム島時代のギホの友達。
同じ町に住んでいたヨンジュと結婚し、ソウルに新婚生活を始めた。チュンサム島の人の中でギホの行方を知っている唯一の人だ。故郷のおじさんだと言って着実に連絡してくるボンワンと仕方なく縁を維持している。
문영주 (오경화)
(学生時代: 김윤설 キム・ユンソル)
女、 16歳 → 31歳 / 主婦
チュンサム島時代のモッカの親友。
同じ町に住んでいたデウンと結婚し、ソウルに新婚生活を始めた。デウンとともにギホの秘密を共有している。
정기호 (문우진)
男、 16歳
チュンサム島交番の警察官ボンワンの一人息子。
チュンサム島交番の警察官ボンワンの息子。 (2023/11/5 変更)
父親についてチュンサム島に引っ越してきてから1年も経っていない。母は父の暴力を避けて逃げ、父と二人きりで暮らす。男ではない少年だが、眼鏡の後ろに隠れた鋭い目つきのせいでむやみにできない。暴力的な父親から逃げるためにお金をどんどん貯める。クラスメートのモッカの頼みでUCC※4撮影を手伝っていたが、モッカが自分と同じ痛みを持ったことを知り、モッカの脱出を積極的に助けようとする。
※4 UCC・・・User Created Contents(使用者製作コンテンツ)
動画共有や閲覧サイト、SNSやBlogなどとのユーザーが制作したコンテンツの呼称
ソ・ジョンホ (イ・ユジュン)
서정호 (이유준)
男、 43歳 / 船長、刺身屋の主人
モッカの父。
船から直接獲れた魚で刺身屋を経営している。海風の疲れと人を相手にしなければならない疲れを仕事が終わった後、酒で慰める。問題は、お酒が入ると暴力的に変わるということ。隣人には人情あふれる刺身屋の社長、娘のモッカには荒々しい父親だ。
〇ウハク&ボゴルの家
ソン・ハジョン (ソ・ジョンヨン)
송하정 (서정연)
女、 54歳 / 美容師
カン・ウハク、カン・ボゴルの母親。
兄弟美容室を運営している。夫と丁寧に接し、愛情あふれる結婚生活を続けている。客のアメの好みまで知っているほど細心だ。か弱い外見だが、一言、目つき一つにも密かにカリスマがにじみ出ている。昔の事故で右足を引きずっている。
カン・サンドゥ (イ・ジュンウク)
강상두 (이중옥)
男、 53歳 / 美容師
カン・ウハク、カン・ボゴルの父親。
妻の美容室での仕事を手伝うために美容師資格証まで取った愛妻家。ユーモラスな性格なので、サンドゥがいるところにはいつも笑いが溢れている。家事を引き受けている優しい父親で長男のウハクと馬がよく合う。
※画像は全てtvN公式サイトから引用、翻訳
閲覧ありがとうございました🏝