原題直訳:今日も愛らしく

  • プログラム紹介
「私たちは二人とも変な人たちではなく、ただそういう人たちなんです」

異性とキスをすると犬に変わる呪いにかかった女と
子供の頃の記憶から犬を極度に恐れる男。
絡まってはならない2人の男女が絡まり、物事がこじれていく。

私の気持ちはこれじゃないのに、言いたいことがそうじゃないのに…
隠さなければならない秘密と露出したくない傷のために
お互いに壁だけが積もっていく。

けれど、
結局「他人」を抱くということは「私」という壁を越えなければならないことだ。
勇気を出して「壁」を壊して出てきた「彼」と「彼女」は昨日よりも愛らしい!
崩して崩して人と子犬という 「種」の壁さえ乗り越えて
ついにお互いの元へ行く、

今日も愛らしい二人の話が私たちを訪ねてくる!

  • 人物関係図

  • 登場人物

ハン・ヘナ (パク・ギュヨン)

한해나 (박규영)

カラム高校の国語の先生。

キスをすれば耳に鐘が鳴らなくても、
少なくとも犬になって逃げたくない! 
犬デレラの身の上を清算してそのまま「人間ハン・ヘナ」として生きたい、
人生と犬生の間に立つ危険な魂。

きれいで頭がよくて性格がいい。友達も多いし、
屈曲のない人生のバラ色な道を歩いているように見える女。
ところが、そのバラ色な道がなんとなく孤独だ。
その難しいという任用試験も一度に合格し、人生の花道を歩むことだけが残ったのに
なぜ花道に花がないのか?!

10歳にとって起こる大変なこととは、主に母親の手に引きずられて歯医者に行くこととか、運動会競走で凄まじく倒れること、まあその程度だ。

ところが彼女の年齢10歳、犬になってしまった叔父を目撃した。
人が犬になっただけでもう十分衝撃なのに、
これが家門の来歴なんだって。いや、家門の呪いだって!
愛する人とキスをすると毎晩12時から朝6時まで犬に変わって、
100日以内にまたその人とキスができなければ一生犬で暮らすようになる!

あなたは聞いたことがあるか。「キス」のない恋愛を。
プラトニックラブ?崇高で純粋な精神的な愛?NO!
ただ「キス」さえしなければいい。他のは全部OK!
キスだけスキップしようというのに全く理解してくれる男がいなかった。
それで私の人生に一生恋愛はないだろうと思った。

そうやって28年の人生をよく節制して生きてきたのに、
何の魔法に憑かれたのか...
普段からとてもよそよそしいチン・ソウォン先生にキスをしてしまった!

…犬になった。
小さくて、毛がもこもこして、足が四つ、しっぽが一つ、足の裏に肉球の匂い…
名前を3文字言えずにわんわん!言ってワンワン!
痛かったらああ!じゃなくてケケン!この出てくる い・ぬ。

この呪いを解くためには、チン先生と再びキスをしなければならない。
それも子犬の姿で。
ふぅ、いろいろと過程は少し険しかったが、結局彼の前に子犬の姿で立った。

「早く可愛い私をなでなでしてくれ!
じゃあ、その機会にジャンプして唇のハンコの方!ゲーム終わりだ!
私は嫌いでも、犬は好きだろう!」

ちょっと待って、でもチン先生の表情がおかしい。
私の後ろに幽霊でもいるのかな?
慎重に近づいてみると、やれやれ…! 
彼はおびえた表情でごみ収集箱に上がる!

何、今私を避けてるの?! 
シックな灰色の猫そのものであるそのチン·ソウォン先生が?!
落ち着いて...犬を怖がってるの?!
いや、違うと思う。誰かお願いだからちょっと違うって言ってくれ!!




チン・ソウォン (チャ・ウヌ)
진서원 (차은우)

カラム高校の数学の先生。

未婚の女の幽霊が来たら相談をしてくれて連続殺人鬼に会ったら静かに証拠を用意し、
落ち着いて理性的な、そしてとても高慢な「灰色猫」。
それに完璧に近い外見まで自慢するから、
カラム高校の生徒たちは「ソウォン先生」のオタ活のためアイドルのオタ活もしない。

しかしスーパーマンにはクリプトナイト※1が、アキレウスにはかかとがあるもの。
…彼にもそういうのがある。
有史以来、誰からも愛され愛される生命体。
「犬」、「わ・ん・ちゃ・ん」
彼は犬を怖がる!

「僕は実は犬が怖いです。他の人よりももっと」
この一言があまりにも難しくなったのは、辛い記憶のためだ。
彼の犬恐怖症を知った人々のからかいと嫌がらせ、
それで積もった自分に対する羞恥心まで…

『先生、どうして私が嫌いなんですか?』
ところが、ある日からかハン・ヘナ先生が心の扉をトントン叩く。
彼女といるとやむを得ずやたらと犬と遭遇する状況のせいで
やむを得ず避けただけなのに...ここまで誤解をしているとは思わなかった。

「僕はハン先生が嫌いなわけではありません。ただ...』
質問に答えるのがいつも好きだった。複雑で難しそうな問題ほど良かった。
絡み合った糸を論理と理性でじっくり解いていくことで喜びを感じた。
ところが、この質問だけは答えが容易ではない。
答えをはっきり知っているにもかかわらず、口が簡単に離れない。

『私たちは二人とも変な人たちではなく、ただそういう人たちなんです。』
犬を怖がっていることを知ったハン・ヘナ先生に
僕がおかしくないかと尋ねたとき、彼女はそう答えた。
あなたはおかしくないって、あなたはあなたのままで大丈夫だって。

おっ、ちょっ。
固く閉ざしてきた心に隙間ができる。
そよそよと春風が吹いてくるようだ。
なんとなくくすぐったて笑いが出る。

※1 クリプトナイト・・・スーパーマンの弱点として知られる人物




イ・ボギョム (イ・ヒョヌ)
이보겸 (이현우)

カラム高校の韓国史の先生。

カラム高校でソウォンと共に人気アイドルのポジションを務めている。
ソウォンがシックで高慢な冷美男なら、ボギョムは優しいムードメーカーだ。
誰にでも親切だが、また線を引く時は確実で相手を特に気遣って、
本当に必ず自分の彼氏にしたい人。

そうするうちにたまには憂愁に陥った目つきを見せる時がある。
ボギョムを慕う人たちなら多分その目つきに心がもっと揺れるだろうが、
実は彼には深く隠した秘密がある…

覚えてもいないはるか昔から山神として生きてきた。
昔は彼も人間に対する愛情と好奇心が旺盛だった。
苦労して峠を越える旅人のために山道を拭いてあげ、
ない世の中に苦労する家には密かに食べ物を入れてくれたりもした。

ところがある日、愛でまいた種が刃になって帰ってきて、
一瞬にして青い山神からすべての光を奪った。
苦痛に泣いていた彼とともに森も静かに息を殺した。
その後、ボギョムはその時の刃に似ていった。
ひんやりと鋭いが、日差しの下では美しく輝き、人々の目を欺く。

そうやって目が合うとにっこり笑って何を言われてもそのままやり過ごしながら
人の良いカラム高校の先生「イ・ボギョム」として生きていくこの頃だが...

ここにいる日ももうすぐだ。
数百年前の悪縁が回り、とうとう彼の前に現れた。
今度は彼が直接刃を取る番だ。




チェ・ユル (ユン・ヒョンス)
최율 (윤현수)

カラム高校のヘナ担任のクラスの生徒。

勉強頭はなくても気が利くし、猿知恵もよく回る。
ことある事にぶつぶつ言いながらも意外と優しくてセンスが溢れていて
「実は自分以外にもみんな密かに好きな」ポジションの男子学生。

母親が仕事でオーストラリアに行った後は、叔父のソウォンと2人で暮らしている。

可愛い子犬を一匹飼うのが幼い頃からの願いだったが、
叔父と一緒に暮らす限り、夢のまた夢だ。
なぜかおじさんは犬の近くに行くのも嫌だから。

ところが先日、とてもかわいい子犬と絡まることになった。
それが、その子犬が担任のハン・ヘナ先生だ!
とても衝撃的だが、目の前で先生が子犬になったから信じるしかない。
道端に捨てて来られなくて一応こっそり家に連れてきたが、
気づいたら寝てしまっていた。

ところが翌朝。
確かに子犬をこのベッドに連れて行って寝たのですが、朝起きてみたら
ヘナ先生に戻っている!
そしてタイミング良くおじさんが部屋のドアを開ける!
『あ、そうじゃないよ、おじさん!これは何とも説明できないんだけど...
とにかく本当にそうじゃないんだって!?』

気が狂いそう。
どうやらこの小さな子犬、いやヘナ先生とこれからもっと深く絡み合いそうだ。




ミン・ジア (キム・イギョン)
민지아 (김이경)

カラム高校の転校生。

転校するやいなやカラム高校の生徒と先生たちの
過去、現在、未来を見通す能力を示し
一気に「ジア様」と位置づけられた、不思議たっぷりの女子高生。

約3年前に病気を患ったが、結局神懸りを受けた。
かなりぎこちなかったけど、何もかもするならちゃんとやらないと。
どうせ神を授かったこと、一時代を風靡するほど世に立派な巫女になりたかった。

ところで、転校してきたこの学校何か尋常ではない。
神様が行けと言われて来たら
国語の先生、数学の先生、韓国史の先生...
それぞれの前世の事情が深く濃い。具体的に見えるわけではないが、そう感じる。

特に韓国史のボギョム先生が一番変だ。にこにこ笑顔の裏に何か隠している。
気になって周りをちょっとのぞいてみた。
さて、変なことが起こった。
占いを見る時もこっそりと言葉だけで教えてくれた神様が
直接私の口を借りてボギョム先生に話しかけたのだ。
『帰れ、何もしないで』
その言葉にボギョム先生の顔に涼しさが漂った。
あれが隠していた本当の顔なのかな?



○ヘナの家族

ハン・ユナ (リュ・アベル)
한유나  (류아벨)

ヘナのお姉さん。

『ヘナ、私と一緒にシングルで老いて死のう』
信じていた彼氏が犬に変わった自分を見たらうんざりして逃げるのを見て、
二度と男なんて付き合わないと決心した。
一人で孤独死するのはちょっと怖くて、ヘナと死ぬまで二人で暮らすつもりだ。

それでヘナが恋愛相談などをしてくると、実は適当に答える方だが、
ヘナが呪いにかかって深刻になった。
呪いを早く解かなければならないのに、相手が犬を嫌うんだ。
妹が永遠に犬になるのではないかと怖い。
しかし、表には出せないので淡々としたふりをするのに…わあ、どうしよう?



シン・ミソン (チョン・ヨンジュ)
신미선 (정영주)

ヘナのお母さん。

家の呪いにもかかわらず、自分を愛してくれた夫に出会い
目に入れても痛くない2人の娘を産んで育てた。

『寝ても覚めてもキスに気をつけて!』
もし二人の娘が間違ってキスして永遠に犬に変わってしまうのではないか、特に厳しく育てた。

しかし、万事がどう決心どおりに計画通りになるのか。
何年か前には長女ユナがすんなり彼氏を信じてキスして危機に陥ったが、
今は2番目のヘナが付き合っている間柄でもない男とキスをしたという。
あらら、頭が痛い!



ハン・パンドン (キム・ホンピョ)
한판동 (김홍표)

ヘナのパパ。

人がいいし、情が深い。
まだ愛を信じているという点で、2人の娘よりロマンチックな父親。
ユナが悪いやつに痛い目見たけど、
だからといって娘たちが一生寂しく暮らすことを考えると残念だ。
2人の娘ともに愛する男に出会って幸せに暮らしてほしい。



ソン・ウテク (チョ・ジンセ)
송우택 (조진세)

ユナの幼なじみ。

ヘナのの家族と家族同然の幼なじみ。
ヘナとユナよ家族の呪いに関しても知っているから話した。

その呪い、ただ知ったのではない。直接やられたから。
幼い頃、呪いが本物だと信じられないウテクを捕まえてユナがいきなりキスをしながら
彼のファーストキスを持って行ってしまった。 
呪いを解くために直後に再びユナとキスをしなければならなかったので、2回目のキスもユナが持って行ったわけだ。

その後、ヘナとユナに危機がある時には、ウテクもいつも一身のように出動する。



おじさん (キム・ヘジュン)
삼촌 (김해준)

ヘナのおじさん。

18年前、呪いを解くことができず永遠に犬に変わってしまったヘナの母方の叔父。
ギターとバイクさえあればどこへでも行ける浪漫家だったが、
恋に失敗して犬になってしまった。
そのぱさぱさしていた飼料がだんだん口に合っていき、
散歩のスリルに四足が先に反応するようになった犬生18年目。
恋愛や音楽のような人間時代の楽しさは忘れ去られて、なんとなく少し悲しい。



○カラム高の先生たち

ユン・チェア (イ・ソエル)
윤채아 (이서엘)

カラム高校の国語の先生。

世の中の中心に自分を置いて生きる大人しい人。
不足のない裕福な家庭で愛と関心をたっぷり受けて育ち、自分の欲望と感情を躊躇なく表わしている。

しかし、この女性、自ら考えるほど賢くはない。どこか中途半端で抜けてるところがある。
ソウォン先生のことが好きだが、高慢なふりをしてあれこれ考えて時間だけ流してしまった。
その間に、これはどういうことだ。急にヘナ先生がソウォン先生に突きつける。

時間がない!私も突きつけよう!



チョン・ソンイ (ソン・ヨンア)
천송이 (송영아)

カラム高校の音楽の先生。

きつい職場生活に苦労して疲れた顔、
世の中何も重要なことはないように無心な表情、
夢と希望よりは現実を語りながら事実で耳元を叩く素っ気ない先生。



教頭 (ユ・スンモク)
교감 (유승목)

一見、ただのしっかりした教頭先生のようですが、
実はボギョムと特別な縁がある。
それなりの事情でコンデ※2教頭を演じていますが 
後ろではそれなりに不満が多くて、うんうんと言ったりする。

しかし、誰よりもボギョムを大切にし、心配する人物。

※2 コンデ(꼰대)・・・若い世代が、偉そうに振る舞う年配者を馬鹿にするときに使う言葉



○ヘナのクラスの生徒たち

ソン・ダウン (チョ・アヨン)
송다은 (조아영)

生まれつきの数学放棄者として生まれたのにどうしろというのか?
数学放棄者のくせに数学の先生のソウォンにはまった悲恋の女子高生。



クォン・リエ (カン・スビン)
권리애 (강수빈)

修学能力試験でも試験でも役に立たない
ボギョムの雑談100%昔話授業の大ファンだ。
意外と数学も物理も得意な勉強派の少女。



チュ・ソヨン (キム・ミンジ)
추소연 (김민지)

嗅覚が敏感な方なので、いつでもどこでもくんくんするのが特技だ。
「どこかから犬の匂いがしませんか?」とヘナの肝を冷やしたりする。



チョ・ジュンソ (シン・ジュナン)
조준서 (신준항)

ユルといつも一緒にいる友達。
勉強もあまりしてないし、いつも遊んでると思うが、
意外と塾にも熱心に通い、各種校内大会の準備も着実にしている。



○そして…

カン・ウナン (キム・ミンソク)
 강은환 (김민석)

ソウォンの高校の同級生。
ソウォンが犬を怖がっていることを知って弱点としてとらえ、執拗に苦しめた。
今も人をいじめる仕事をしながら生きている。
あらゆるデマと偽ニュースを捏造してインターネットに広めるという点で、さらに巧妙で卑怯になっただけだ。

何か食い下がる事はないか、インターネットをさまよっているゴシップを探していたところ、
ユナの元カレ サンスが載せた「犬に変わる女」に関するエピソードに接する。
そして、その女性の隣についている男性がチン・ソウォンだと知った時、
正しいんだなと快哉を叫ぶ※3

新しい獲物ができた!

※3 快哉を叫ぶ・・・心が晴れやかになって思わず声が出る。



オ・サンス (イ・スンジュン)
오상수 (이승준)

ユナの元カレ。

ユナに愛の甘さ、そして震える裏切りの苦さを知らせて去っていったが、
本人は堂々としている。
なんてこった、犬に変わる女なんて。そんなことに耐えられる男が一体どこにいるだろうか?

※画像は全てKBS公式サイトから引用、翻訳

閲覧ありがとうございました🐶