※赤字は表現を分かりやすくするために付け足したものです。
- スタートアップとは？
■企画意図
スタートアップ
空のように高い就職の入り口を越えるために
学資金融資と親の小言に耐えながら
孤軍奮闘する青春たちに…
南東向き※1の漢江(ハンガン)の見えるマンションに住むことを夢見るより、
考試院※2に入る一握りの日差しに満足する
小確幸※3を選択する青春たちに…
私一人食べて生きることも大変だよ
結婚と出産をあきらめる青春たちへ...
ハングリー精神をあれこれして
『私の時は…』で始まる小言はお願いだからもう言わないで
その昔、私たちの青春時代は川の水が望む場所に流れて
舵をよく切るだけで行こうとする所にたどり着けたが
今は意地悪な川の水が流れを変える
頑張って舵を切って行こうとする所に
逆らえない時代だから...
責めるより応援をしてあげた方がいいんじゃないかな？
私たちはもう時代の恩恵を受けただけなのに...
川の水を遡らなければならない厳しい青春たちに
丈夫な船を作ってあげる話をしようと思う。
その船に乗って初めて夢を見始めて
その夢を現実にする青春たちの話をしようと思う。
ものすごく疲れたが、この上なく輝かしい時代..青い万丈青春(파란만장 파란：青い)！
波が高くて波瀾万丈のものではなく、
青くて青い！万丈になることを祈りながら..
私たちが見たい彼らの始まり(START)と
成長(UP)を描いてみようと思う。
※1 南東向き･･･ほかの方角に比べて朝から光がはよく入る
※2 考試院(고시원)･･･受験生向けの小さい部屋
※3 小確幸(소확행)･･･小さいけれども確かな幸せ
■人物関係図
※4 VC･･･ベンチャーキャピタル(venture capital)とは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社。
■人物紹介
ソ･ダルミ (ペ･スジ)
서달미 (배수지)
カフェ、宅配、ゴルフ場、書店、コールセンターなど様々なアルバイトをしまくった多彩な経歴の持ち主だ。その経歴から習得した英語、日本語、中国語の実力も高い。
大学の代わりに早くから社会生活に飛び込んだため、多彩な経歴を得たが、学歴が貧弱で正規職ではなく契約職を転々とすることになる。現在はルカ･ザ･ティー本社で契約職として働いている。
嫌味を言う人にもいつも笑顔で接する。悔しくて腹が立つ状況でもまずは我慢してみる。普段は髪をほどいているが、危機や機会の前では髪をぎゅっと結んで闘志を燃やす。負けず嫌いでプライドが高いせいで見栄を時々張るが、嘘は言わない。吐いた言葉は頑張って回収してしまう。
チェ･ウォンドク (キム･ヘスク)
최원덕 (김해숙)
│ダルミの実の祖母、信仰心が深いカトリック信者。
40年前に夫と死別した後、ホットドッグを商売しながら息子を大学に送り、結婚させた。現在は孫娘のダルミまで一緒に暮らしている。
ホットドッグを売って客と目を合わせながら真心を伝え、雨の日には必ず傘を貸して店を訪れる人たちを豊かな人情で抱いた。その人情を抱いてた人の中で15年前の孤児だったハン･ジピョンがいる。未成年と成人の境界で迷っていたジピョンが、安全に大人の世界に渡れるように手を取り合って導いてくれた。
一度懐に入った人はどんな状況でも信じ、必ずに見てくれる。
チャ･アヒョン (ソン･ソンミ)
차아현 (송선미)
│ダルミとインジェの母
事業をやりたがっているチョンミョンと離婚し、インジェとともに去った。置いてきた次女のダルミがいつも心に残っていたが、未練がましく生きるのが嫌で、あえてそっぽを向いた。離婚後、財閥の元会長と結婚してアメリカに移住した。結婚するやいなや浮気をする元会長はひどく嫌だったが、彼が与えたさまざまな恩恵を諦めたくないため、離婚はどうしてもできないまま別居しながら暮らしている。
ナム･ドサン (ナム･ジュヒョク)
남도산 (남주혁)
サムサンテックの創業者で天才的なソフトウェアエンジニア。趣味は編み物、毎日同じ(本人はディテールが違うと主張する)チェック柄のシャツを着ている。母体ソロのエリートコースと呼ばれる男子中、男子高、工科大を踏んできた。星座や血液型などで運勢や性格を決める行為を嫌う。
幼い頃、数学オリンピアード最年少大賞を受賞し、一躍天才として世間の話題になった。両親の誇りで、ナム氏一族の誇りだった。そしてその輝かしい時期は刹那のように短く過ぎ去った。
15年が経った今、ドサンの現在は家門の恥をかく直前の状況だ。大学時代、サークルで会った友人たちと、犬猿の仲がやっても止めなければならないというスタートアップを始めた。創業3年目、これといった成果もなく両親の投資金だけを忘れている絶望的な状況。そのため、飛び抜けたコーディング※5の実力を持っているにもかかわらず、人々と目を合わせることができないほどプライドが底をついている。
※5 コーティング･･･プログラミング言語を使ってソースコードを作成すること
ーサムサンテックの人達ー
キム･ヨンサン (キム･ドワン)
김용산 (김도완)
│ソフトウェアエンジニア
ドサン、チョルサンと共にサムサンテックの共同創業者でソフトウェアエンジニア。同じ学校、同じサークル出身の友達た。大企業に勤めていたが、両親に内緒で辞めてサムサンテックに合流した。
ジョブズやマーウィンのような成功した企業家や偉人たちの名言をふせんに貼り付けて引用することを楽しんでいる。適切なタイミングで取り出しておく名言ふせんはヨンサンの署名だ。ドサンとチョンソルが挫折するたびに名言を引用して励まして、慰める。
イ･チョルサン (ユ･スビン)
이철산 (유수빈)
│ソフトウェアエンジニア
カプサアオノリ※6養殖場の次男。全羅道(チョンラド)方言を使う工学部出身のソフトウェアエンジニア。男子中学、男子高校、工科大学のコースを踏んできた母体ソロだが、大学だけはその過去から脱するために編み物サークル｢パターン｣を作った。後日、そのサークルで会ったとドサン、ヨンサンとともにサムサンテックを始める。ドサンのコーディングの実力を誰よりもよく知っているため、代表として認めて従う。
※6 カプサアオノリ･･･韓国の南海岸の方で採れる海藻。
ードサンの家族ー
パク･クムジョン (キム･ヒジョン)
박금정 (김희정)
│ドサンの母
物静かで強靭な母。息子の現在が残念だが、だからといって、ソンファンのように頑なに文句を言うわけではない。ソンファンの苦しさが線を越える時、静かなカリスマでソンファンを制圧する。
ナム･ソンファン (キム･ウォネ)
남성환 (김원해)
│ドサンの父
ドサンの幼少時代、神童と言われていた息子への期待が大きかった。少なくともフィールズ賞ぐらいは受賞すると思ったが、今は家門の恥をかくドサンが情けない。
それでも一人の息子が再び過去の栄光を取り戻すと信じている。ドサンの事業に関する記事を密かに切り抜きさせ、親戚に密かにドサンに対する自慢を繰り返して話したりする。
カリスマのある家長だが、妻であるクムジョンには特に弱い。
ナム･チョンホ (チャン･セヒョン)
남천호 (장세현)
│ドサンの従兄弟
半ニート暮らしで苦しめられているが、芯が強くて毅然としてそのいじめを受ける。撮影、編集、字幕などすべてを一人でこなす映像編集会社｢チャクトゥスタジオ｣を運営している。
ハン･ジピョン (キム･ソンホ)
한지평 (김선호)
SHベンチャーキャピタル首席チーム長。高級車、漢江ビューの高級マンションを自家として所有し、億単一の年俸をもらって男性雑誌のグラビアまで撮る、まさに成功した男性のお手本だ。
ニックネームが投資界のゴードン･ラムゼイ※7だ。第一に、お金の流れを読む幽霊のような投資実力のせいで···。第二に、創業者たちが傷つく言葉だけを選んで言う幽霊のような毒舌のためだ。
毒蛇のような彼が限りなく純粋になる人が一人いる。15年前保育園で自立した時、誰も頼れる人がいなくて留まるところがなかった時代。条件なしに彼を引き取った唯一の大人、ホットドッグ屋をやっていたウォンドクだ。ウォンドクのおかげで、彼は無事に大人になり、大学に行くことができ、成功できた。ウォンドクの前でジピョンはただ素直な｢スンディン｣※8だ。
※7 ゴードン･ラムゼイ･･･スコットランド出身の3つ星シェフ。ヨーロッパでも人気がありロンドンにある3つのレストランで、合計7つのミシュランの星を持つ。
※8 スンディン･･･とにかく大人しい子、純真な子
ユン･ソナク (ソ･イスク)
윤선학 (서이숙)
│SHベンチャーキャピタル代表兼サンドボックス設立者
いわゆる、なる人、なる事業を探る先駆け案がある。人を見る目のおかげで事業として成功し、事業を見る目のおかげで投資家としても成功した。スタートアップの初期段階に優れた目で果敢な投資をし、そのうち3社はユニコーン企業※9に成長した。その3つのユニコーン企業とともに出資し、初期創業者を支援する｢サンドボックス｣を設立する。
※9 ユニコーン企業･･･評価額が10億ドル以上で、設立10年以内の未上場のスタートアップ企業･ベンチャー企業
パク･ドンチョン (キム･ミンソク)
박동천 (김민석)
│ジピョンの会社の後輩。SHベンチャーキャピタル代理
誰も分からない土の中の真珠のようなスタートアップを発掘するのが夢だ。言葉は気難しいが、能力だけは業界トップのジピョンを大変尊敬している。
チャン･ヨンシル
장영실
│チッピョンジョンテックのAIスピーカー
ジピョンの会社で投資を検討しているチッピョンジョンテックのAIスピーカー。質問にまともに答えたことがなく、いつも同文の返事だ。しかし、故障した時計が1日に2回は当たるかのように、時々賢い返事をすることもある。
ウォン･インジェ (カン･ハンナ)
원인재 (강한나)
スタートアップネイチャーモーニング代表。学歴、美貌、財力のすべてを持っている。創業後、父親であるウォン会長の財力と人脈のおかげで、短期間で市場を掌握し、勢いに乗った。そのため、人々はインジェを見て話す。最初からスタートラインから違っていたので、不公平だと。若くして収めたインジェの成功は完全に財閥の父のおかげだと…。
｢完全に｣と言うのはちょっと悔しい。平穏で孤高の白鳥のようなインジェの両足は成功のために水面下で誰よりも慌ただしく動いてきた。知らない人は財閥の父親が与えた恩恵が甘いだろうとうらやむが、その財閥の父親にインジェの成果は血筋を越えるほどではない。
ウォン･ドゥジョン (オム･ヒョソプ)
원두정 (엄효섭)
│アヒョンと再婚したインジェの継父。
財界43位のモーニンググループ会長で、ファッション、流通、レジャー、外食、建設などに進出している。外見は豊かに施すような柔らかくて優しい印象だが、内心は冷酷で野卑な事業家の爪を隠している。インジェをならず者の実の息子より大切に思い、愛しているように見える。ネイチャーモーニングを創業する際も、大株主として人脈と資本を惜しみなく支援した。
ウォン･サンス (ムン･ドンヒョク)
원상수 (문동혁)
│ウォン･ドゥジョンの実の息子
学生時代、事故を起こして米国に逃げるように留学に行った。韓国に帰ってからも居場所が持てずにさまよっていたが、妹のインジェの会社に入ってインジェの秘書を務める。心なしでずうずうしく見えるが、父に似て見かけは優しいが内心野卑なところがある。
■その他の人達
ソ･チョンミョン (キム･ジュホン)
서청명 (김주헌)
│ダルミとインジェの父
会社で営業社員として働き、代表に殴られる事件を経験した後、創業を決心し、会社を辞める。この事件でアヒョンと離婚することになり、アヒョンは長女のインジェを、チョンミョンは次女のダルミを育てるすることになる。 時代を先取りする先駆け案が優れているが、彼を認めてくれる投資家に会えず、夢をまともに広げることができないまま目をつぶる。
アレックス (チョ･テグァン)
알렉스 (조태관)
│トゥストのディレクター
世界的なポータルサイト｢トゥスト｣のグローバルパートナーシップディレクター。サンフランシスコに住んでおり、在米韓国人2世として韓国語も堪能だ。洗練されたマナーが身についたイケメン。強力な資本で可能性のあるスタートアップを発掘し、ビジネス成長を助け、協業またはM&A※10を進めシナジー効果を狙う。 韓国と中国市場で多くのスタートアップとパートナーシッププロジェクトをリードしていた。
※10 M&A･･･Mergers(合併)andAcquisitions(買収)の略。
企業の合併買収のことで、2つ以上の会社が一つになったり、ある会社が他の会社を買ったりすること。
チョン･サハ (ステファニー･リ)
정사하 (스테파니 리)
│デザイナー
｢八方美人｣あるいは｢詐欺キャラ※11｣という言葉を人と定義すればすぐにサハだ。外見は普通の俳優顔負けなので、街頭キャスティングの提案を数え切れないほど受け、美術を専攻し、ロースクールまで卒業した才女。英語同時通訳士資格まで持っている。そのため、プライドが高く、多くの人々が自分の眼下に見える。
※11 詐欺キャラ(사기캐)･･･相手を配慮せずに一人で飛んで跳ねる。元はゲームで主に使われる用語で、初心者が使用しても圧倒的なパワーを誇るキャラクター。
シン･ヒョン (カン･ユソク)
신 현 (강유석)
シン･ジョン (チュ･ボヨン)
신 정 (주보영)
│人工知能ソフトウェアエンジニア、双子の兄妹
人工知能ソフトウェアエンジニア、双子の兄妹、そしてハンター。ハンターとは、さまざまな公募展やハッカソン※12 などに支援し、さまざまな賞金を手にするかのように受け取る人を指す。
サンドボックスハッカソンも賞金を狙うために参加したが、そこでハンターの生活をやめ、創業の道に進むことになる。華やかなファッションとスタイリッシュなヘアスタイルで人々の注目を集めている。
※12 ハッカソン･･･hack(ハック)+marathon(マラソン)からの造語。ソフトウエア開発者が、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催し。
※画像は全てtvN公式サイトから引用、翻訳
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