• プログラム情報

人生で心が本当に楽で良かったことが どのくらいあったか?
いつも何かしなければならないという考えで、
どうにか一日を充実した生きなければならないという脅迫に苦しみながらも、
体は動いてくれないし、状況は思い通りに戻らないし...。
退屈な日々の繰り返し。別に大きな問題があるわけでもないのにどうして幸せなんだろうか。
だからといって問題がないとも言えない。問題があるわけでもないし、問題がないわけでもない。
 
正確に言えること一つのことは、幸せではないということ。
 
解放。解渇※1。喜び。
そういうのを感じたことがあるかな?
「あ、いいね。これが人生だ。」と心から言ったことがあったっけ?
長い人生を生きながら、そのような感情を一度も感じたことがないというのはおかしいんじゃないか。
こんなに遅々として生きていくのが人生であるはずがないじゃないか?
どうすればそんな感情を感じることができるだろうか?
 
もし何も計画せずに、 そのまま流れてみるのはどうか?
もし誰でもいいから愛してみたらどうかな?
関係で一度も満たされたことがないからこんなに無気力なのではないだろうか?
 
田舎と違うところのない京畿道(キョンギド)の果て、
片隅に住んでいる、平凡でも少し遅れている
3兄妹はある日、もどかしさの限界に達し、道を探すことにする。

それぞれの生活から解放することに!

※1 解渇・・・口の渇きを解消すること。

  • 人物紹介
■人物相関図



ヨム・チャンヒ (イ・ミンギ)
염창희 (이민기)

三兄弟の二番目

僕が何か言うと分別がつかなかったんだって。なぜ? 
言うことがないんだ。なんで何も言えないの?僕が正しいことばかり言うから。
嫌なほどに論理的で理性的なふりをして状況を分析して話す人間たち、狂ってしまえ。 
人間の感情と理性に論理があると思う? ない。
自分が好きで嫌いであることが論理だ。愛情が論理だ。
この世に愛情法以外には何の法則もない。
一気に核を突き破って話したら、僕に分別がつかなかったんだって。
分別がつかなかったという話は認められない。

心無く見えるという言葉は人情。
でも決定的に僕がでたらめなことはしない。
これを分かってくれる人がいないといけないのに…残念だ。
どんなこと(?)を経験して未練なく会社を辞める。
よし。やめよう。やめてもいい。
率直に言って、どこにも旗を立てるにいいところを発見できなかった。
お金、女、家、車…みんな、そういうのに旗を差して走るからつられて走っただけ。
欲望もなかったのにただ一緒に走った。
そもそも感じだけで知っていた欲望のない自分の性格について認め始める。
人柄が売ろうとした。この道をまっすぐ行くと幸せでもなく疲れるだけ。



ヨム・ミジョン (キム・ジウォン)
염미정 (김지원)

三兄弟の末っ子

愛される自信はないが、嫌われない自信はある。

自分を対話の中心に据えるのが上手な同年代に比べ、
ミジョンは、言葉で人々の視線を集めるのに才能がない。
私の言うこととみんなの言うことは違う。みんな同士で通じる愉快で騒がしい言葉は 
ある日一節もミジョンの心に染み込めずはじき出される。
それでも、いつも笑顔で聴いて、気さくに聞き入ってくれる。
きゃきゃっと笑って過ぎていく同年代のみんなを見ると、依然として見慣れない。

彼らは本当に幸せなのだろうか。私だけ人生がこんなものなのかな?
人生が騒然としている。

無表情でも目の前に人が入ってくると自動的に微笑む。社会的に適応した人間。
組織ではそのように動くのか、
幼い頃から生まれ育った町では、無愛想な表情を隠さない。
一人でいるときは深い顔になる。死んでもおかしくない顔。
くたびれることなく疲れる。
誰とも戦うことなく無難に生きてきたが、そぶりを見せずにいただけで、
人々に対する失望とわだかまりはきちんとと積もっていた。
もしかしたらそれが宇宙全体に私一人でいるような気分にさせたのではないだろうか。
疲れることなく疲れた原因ではないだろうか。
考えたらいいだけの人!そんな人が一人いるなら!
わだかまり一つなく、考えればいいだけの人がいたら!

作ってみよう。そういう人。
止まらないようにしよう。座り込まないようにしよう。これが人生であるはずがない。道を探そう。私は解放されるだろう。



ク氏 (ソン・ソック)
구씨 (손석구)

よそ者

一日を耐えるのにお酒ほど簡単な方法がさらにあるだろうか。
飲んでるうちに酔って、酔っているうちに夜でも...そのように一日が過ぎる。
この生活もいいね。
憂鬱な気分はちょっと。憂鬱ならまた飲めばいい。
近所の大人がちょっと手伝ってくれと言って手伝ってくれたら、その後暇な時に呼ぶ。
お金も払ってご飯もあげながら。一日に数時間じゃないけど、働きながらお酒を飲むと
そんなにゴミのようではない感じ。

ある日突然この村に入って静かにお酒ばかり飲む僕に、
人は下手に話しかけたり、自分たちの世界に引き込まない。
何か苦さを味わうのを見て休憩中だろうと思っているようだ。
人と話さず過ごすということがこんなに楽なことだったなんて。
その間、人々の間で自分をどんな人間に、どんな位置に置けばいいのか、
どんなに疲れきって計算しながら生きてきたかを改めて感じる。

そんなふうに暮らしているのに年寄りの娘が訪ねてきた。
この生活にすっかり浸っている僕を再び立て直して起こしたくない。
男女関係で、またどんな服を着て、どんな人間を演じなければならないのか。そのような意志も気力もない。
この女、生まれつき注目されない無彩色の感じがするのが、
社会生活が大変だっただろう、だから勿体ぶる感じを一度やってみたんだと思う。
あれ、この女、何気に頭が固いね。退く気配がない。

そう、ちょっとだからどうしよう
不安だ。
彼女と幸せになるほど不安だ。



ヨム•ギジョン (イ・エル)
염기정 (이엘)

三兄弟の長女

朝、目が覚めるや否や清々しくしながら裏切られて
家に帰ってきたら、清々しくしながら膝を打つギジョンを見て
お母さんは他のものが運命じゃないって、心遣いが運命だって、心遣いをきれいに使えって。
年を取れば洗練されて不埒に「セックス・アンド・ザ・シティ」を撮りながら暮らすと思ったが、
毎日道端に3、4時間ずつ捨ててソウルに通勤するために
ソウルのものより早く老いていく。
夜になると足の裏は裂けそうで、肩には誰かが乗り込んで座ったようで。
地下鉄の車窓に映った顔を見ると、あの女は誰かと思って。

私、こうやって暮れるのか。
その前に。
最後に。
誰でも。
愛してみます。
誰でも、一度だけ、熱く、愛してみます。

今まで人生に汚点を残さないために、
最初から最後の終着地になる男を探すために、味見して、見張って···。
それで過ぎ去った人生は何もなくただ退屈な時間だけでした。

もう、終盤だから、誰でも、本当に誰でも、愛してみます。突きつけてみます。

■その他の人物

ヨム・ジェホ (チョン・ホジン)
염제호 (천호진)

三兄弟の父

自分の存在価値を証明しようと言葉を使わない人。ただ生きている人。
朝起きて夜寝るまで一時も休まない。
多世帯住宅に入る安いシンク台を作る仕事をしながら、
少しでも暇があれば畑仕事をする。
コーヒーを一杯買って飲んだこともないし、一息つく時も座って休んだこともない。
20年前、義妹の事業に保証を誤ってしまったが、ふらつき、 
それを返すのに苦労しながら、依然として一日中働く羽目になった。それでもこの仕事を
していたので、その苦しい状況でも家も守り、土地も守ったと思う。
年を取ってこの一言は言いたい。
「迷惑をかけずに生きてきた」
年老いて誰にも頼らないためにはずっとこのように行かなければならない。
しかし、これは考えられなかった。こんなことが起こるとは。
すかっと拍子抜けするようだ。
なぜこの考えができなかったのだろうか。
こんなことが起こることもあるということをどうして知らなかったんだろう?
職場を辞めて失業者になった息子に毎日計画が何かと叱ったとき
息子の言ったことが思い出される。
「お父さんの人生は計画通りになりましたか。計画してここまでいらっしゃったのかですか?」



チョ・テフン (イ・ギウ)
조태훈 (이기우)

ミジョンの職場の同僚

妻と結婚する時最高の札を取ったと思ったが、
妻にはなかったようだ。
生きていくうちにだんだん失望する気配が見えたが結局海外に出て
勉強をしてくると言った時、コツを掴んだ。このままじゃ別れるよ。
たとえ離婚したが人生で一番よくやったのは結婚だと思う。
理由はただ一つ、愛らしい子供ユリムに会ったからだ。
でも、今は思春期に入った娘が 
あの母と同じ気配を俺に見せる。耐えざるを得ない。
娘の面倒を見て、姉の店を手伝うために会社、店、家、会社、店、家。
堂々巡りするのような人生を自任するのに...
あの女は何だ?無鉄砲ようなあの女…



チ・ヒョナ (チョン・ヘジン)
지현아 (전혜진)

三兄弟の近所の友人

チャンヒ、ヒョナ、ドゥファンは三銃士のように野原を歩き回りながら
蛙も捕食してボールも一緒に蹴った。その中でいつも大将になっていたヒョナ。
二十歳になって家族みんなでソウルに引っ越した。
その後もたまに会うけど、久しぶりに会っても
昨日会った人のように気兼ねがない。
こんなに自由でこんなに熱い女がいるのかな?
ヒョナの話は田舎っぽいこの町の友達には不思議で驚いた。
数多くの男に会ってみたから
ヒョナが語るエピソードは、彼らには役に立つ。
人間に対する愛情がすごいのに、自己嫌悪もすごい。
決定的な瞬間に立ち寄り、逃げる、めちゃくちゃにするのが得意。
いつも安定した生活を送れるタイミングで、あきれるほど避けていく。

※画像は全てJTBC公式サイトから引用、翻訳
閲覧ありがとうございました📖