主婦が神様と年収一億稼げるかプロジェクト！
【夫と向き合う事は自分と向き合う事】
この日言われた事がきっかけで
始まった日記です。
【48日目：好きなものを、素直に認める】
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「その瞬間が、あるかないかだ！！」
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あったよ、私にも。
バレーボールに、ハマった瞬間。
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中学３年間、
バレーボール部だった。
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なぜバレーを選んだかと言うと、
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心肺機能が弱く喘息気味で、
球技が苦手で、
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ひとり本を読むのが好きで
友達が少ない私を、
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親が心配したから。
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運動部で３年間がんばったら
内申点が上がる、とも言われた。
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だから私は、
「親を安心させるために」
バレー部に入り、３年間続けた。
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こんな私には、
「バレーボールが好き」だなんて
言う資格がないと思ってた。
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勝負ごとに熱くなれず、
勝った時の喜びの輪も
負けた時の仲間の涙も
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一歩引いた所から
どこかヒトゴトのように
見ている自分。
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真面目にやれよ！って
チームメイトから
責められたこともある。
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だから負けるんだよ！！！って。
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私のせい？
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練習は一生懸命やってたつもりだし、
試合だって手を抜いた事なんかない。
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けど、
泣けない私はおかしいんだろうか？
真面目にやってないんだろうか？
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まぁ、親に言われてやってんだし、
そうなのかもしれないな…
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って、思ってた。
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そして今。
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ハイキュー！！の
アニメを見るたびに、
何かしらが心に触れて、
びーびー泣いてる。
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ランチタイムは号泣タイム(笑)。
（宅急便とかこないで、マジで…）
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私は今、
あの頃の気持ちを。
押し込めてしまった悔しさを。
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解放しているんだなって感じてる。
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まだまだ泣ける(笑)。
毎日毎日、泣いてる(笑)。
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一体いつ飽きるのか！
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夏休みに入っちゃったから
しばらくお預けかなー(笑)。
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試合前の空気感
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エアーサロンパスの匂い
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試合前から始まっている駆け引き
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相手チームのスパイクを見てビビる私(笑)
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雰囲気に負けて集中できなかったり
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応援に喉をからしたり
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今の今まで同じように
必死でボールを追いかけていた
１２人を
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たった一回のホイッスルが
一瞬にして明暗を分ける
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めちゃくちゃリアルなくせに
どこか非日常な空間…
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そんな事を、
ありありと懐かしく思い出す。
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練習を休んだら
コーチに叱られるとか
みんなに迷惑をかけるとか
親を悲しませるとか
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そんなの、
正面切って「好き」って言う
勇気がなかっただけだ。
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好きだからこそ
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夏の練習でゲロ吐いても
コーチにシューズ投げつけられても
年の休みが一週間もなくても
ブロック見ろよヘタクソ！
って罵られても
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めげずに練習に出たし。
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うまくなりたかったから、
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「一日ボールに触れなければ
感覚を取り戻すのに三日かかる」
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という元セッターのコーチの言葉を
バカ正直に受け入れて、
毎日毎日、ボールに触れてたんだ。
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（あっ！
元セッターって設定、
鵜飼コーチといっしょだ
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あれ？
あの頃自宅にバレーボールあったかな？
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無かった気がする(笑)。
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まぁいいや、
練習には行ってた！(笑)
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でも、コーチの言葉は
ずっと胸に残っていて、
今もボールに触れてるよ。
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ほらね、
やっぱめっちゃ好きだよね(笑)。
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みんなみたいに
熱くはなれなかったけど！
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こんな私が言っても
信じてもらえないかもしれないけど！
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やっぱり
好きだったんだよぉー！！！
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それを素直に
認められるようになったら、
もう、泣けてきて泣けてきて。
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そうしたらね、
あったんだよ、私にも！
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バレーボールにハマった瞬間が、
ちゃーんと(^^)
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「その瞬間が、あるかないかだ！！」by木兎光太郎
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普段は、点数だったり
周りの声だったり
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そんな事に気を取られがちな
私だったけれど、
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点数なんか一切気にならなくなって、
すべての音が消えるような瞬間があった。
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体中が伝達神経の塊になったみたいな、
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指先までピリピリしてるのに頭は冷静で
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ただただボールに集中できた瞬間が。
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あの時は
「ワン・ツー・スリーで攻撃が来る」
なんて前提が一切なくて、
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目の前のボールに
電光石火で反応できる気しかしなくて、
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フェイントでもツーでも騙される事なく
当たり前のように身体が飛び出して、
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「今日の私、神がかってる！！！」
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って、自分で思えた(笑)。
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あれは最高に気持ちよかったな～。
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間違いなく私は、
またその瞬間が味わいたくて
バレーボールをやっていた。ㅤ
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そんなゾーンには、
滅多に入れなかったけど(笑)。
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だからまたバレーボールが
したいと思っているんだな。
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それはそれでいいのだけれど、
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「バレーボールでしか味わえない」
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という思い込みを、捨ててみようか…。
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