留守電を聞き終わると同時に

 

母親からのLINE。

 

 

父親のことが書かれていた。

 

「笹かまから電話を入れてあげて欲しい」と。

 

 

電話をすると、

 

少し苦しそうな息遣いで出る父がそこにいた。

 

 

留守電から聞こえてきた時と同じ内容を

 

父は並べた。

 

「今日で仕事を辞めました。」と。

 

 

 

「これまで本当お疲れ様でした。」

 

私はまずそう言った。

 

 

いつから体調悪かったの?

 

動けてるの?

 

車乗ってるの?

 

矢継ぎ早に質問を挙げてしまう。

 

 

どうやら入院はすることなく通院にて治療をするそうだ。

 

家族全員が認める、無口で生真面目な父。

 

元々陸上自衛隊員として働いていた。

 

54歳での定年。しかも皆勤賞。あっぱれ。

 

その後は第二のステージで、准看護師として

 

福祉施設勤務。65歳で退職。

 

その後は、アルバイトでトラックの運転を続けていた。

 

今日の今日まで。

 

 

そんな父は今年で77歳を迎えようとしている。

 

免許返却もせず、

 

仕事以外では、毎日毎日脳トレやら運動やら

 

出来上がったルーティンをこなす生活。

 

 

 

そんな父が、急に弱々しく感じた。

 

私の覚悟がまた1つ増した気がする。

 

 

 

ブログを始めて、ウハウハしかけている矢先の出来事。

 

ある意味、私にはこの場所が必要なのかもしれない。