こんにちは!


ナキのブログを訪れてくださり、ありがとうございます。



私は大好きだった夫を2017年6月に亡くしました。



夫の遺言で葬儀はせず、遺体は検体として大学病院へ送り出しました。



すべてが初めてのことで気持ちが追いつかず、私はただ事務的動いていました。



検体とは、亡くなった後、遺体を医学のために捧げることです。



遺体は医学生の解剖体となります。



私はすごく複雑な気持ちでした。



正直怖かった💦



夫の体が切り刻まれるなんて💦



夫は父親から亡くなったら医学の発展のために検体になるよう言われていたそうです。



検体に出すのは、怖くて不安で嫌でした💦



でも、入院していた病室で夫と義姉に検体の冊子を渡され説得され、了承するしかなかった💦



検体の冊子を読むと詳しい内容や医学生の感想と感謝のことばが載っていました。



知らない世界の話のようで、やっぱり怖くて泣いてしまいました。



夫は



親父が亡くなったとき、大学病院の改築工事で検体できなかったから、息子の俺が代わりに行きたい。



どうかわかってほしいと言いました。



わかった。。。と私。



それからひとつきほどで



夫は天に召されました(涙)



夫の亡き骸と帰宅してしばらくした後、大学から担当者が来ました。



検体の手続きの書類に記入しながら説明を受けていた最中、義姉が隣の部屋で騒いでいます。



驚いて見に行くと、義姉が棺の中の夫を見てすごい剣幕で怒っていました。



なんでこんな服着てるの‼️


普通は白装束でしょ⁉️


ナキちゃん、何考えてるの‼️



私は病院の看護師さんに好きな服を着せてあげてと言われていたことを義姉に話しました。



夫が着たいだろうと思う服にしたのです。



でも、義姉は怒り心頭💢



義姉はまわりの人たちに説得され、しぶしぶ納得💦



そんな騒ぎがあったせいで、大学の担当者に夫の髪と爪を切ってきてと言われていたのに時間がなくなり、髪しか切れなかった💦



遺体は2日後に引き取りに来てもらうことに。



連日ほとんど寝ていなかったので、どっと疲れました〜💦



検体に出すと2年くらい帰ってはきません。



詳しくはわかりませんが、解剖体になるまで冷凍保存されるそうです。



想像すると怖いので考えないように💦



2年後にお骨となって帰ってきた話はまた後日。



検体は嫌だったけど、ひとつ救いがありました。



私は夫が火葬されるのを見たくなかったんです。



幼少期に父方のおばあちゃんの火葬のお骨拾いがトラウマになっていたから。



骨になってしまった光景を見るのが怖かった💦



だから、それだけが救いでした。



いろいろなことがありすぎて、本当に辛かったです(涙)



まだまだお話はつきませんが今回はこの辺で。



ここまで読み進めてくださり、ありがとうございました。


心より感謝いたします。