穀雨(こくう)・六節気

4月20日~5月4日

春の土用

 

 春の最後の節気、「穀雨」穀物を潤す雨が降る季節・・天気予報もここ数日は雨マーク続きですね☔この季節に降る雨のことを「春雨(はるさめ)」と呼び、ひと雨ごとに緑が深さを増していきます。「山が笑う」と言うのよ・・と会員さんが教えてくれました。梅、桃、桜が咲き、木々に新芽が芽吹き始めると、山々も色づきき、まるでその姿が笑っているよう・・と言った中国の画家 「郭煕(かくき)」が著した書物の一節を由来とした言葉だそうです。

 

「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如し、秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く」

 

 金沢八景に引っ越して一年目、自宅の窓からは多くの里山が見えます。緑や赤の新芽から山桜のピンクや山藤の薄紫が所々に顔をのぞかせ、春の訪れを喜ぶ鳥たちのさえずり・・確かに「山笑う」だと感じます。

 

 

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 穀雨の雨はしとしと長雨、気温は徐々に上昇しますが、どこか薄っすら寒さも感じます。このところ「黄砂」についての話題を耳にします。私もここ数日黄砂による影響なのか、喉に痛みがあり、鼻水が出続ける状況で、夜中には少し熱を出しました。このような話を耳にすると、怖くなって外出できない・・という話を耳にすることがありますが、過度にガードをしてしまうと、紫外線からの殺菌効果が減り、逆に皮膚の抵抗力を弱めてしまうこともあります。肌をカバーしてくれるクリームを塗り、時折、顔や手を洗う・・必要な時はメガネやマスクを使用したり、眼や鼻を洗ったり、うがいをしたり・・、髪をとかしたり、衣服の付着物を払い落としたり、シャワーを浴びたり・・・とさまざま工夫ができると思います。


 太極拳をはじめて、だいぶ体も丈夫になったお陰で、以前はいったん体調を崩すと1週間は寝込んでしまうこともありましたが、最近では風邪をひくことも少なくなりました。すると面白いもので、自分の体調を崩すパターンが見えてきます。私の場合は疲れがたまっていたり、寝不足が続いたりすると、「のど」が痛くなります。軽い場合は鼻うがいをするとおさまりますが、喉の炎症が少し強い時には、鼻うがいと一緒に、喉周辺を冷やすと熱が散り、夜中に発熱という事があります。この発熱は悪化した・・と言うよりは、体の免疫機能が働いているため・・のような気がしています。水分をしっかりとり、排尿と一緒に熱を体外へ出し、鼻うがいをして、痰や鼻水が気道の奥へ入り込まないように出し切って、また水分をとる・・を繰り返していると、朝方には熱は下がり、体調も落ち着いてきます。

 

 人にはそれぞれに体質があるので、私のケースが誰にでもいいとは言えません。しかしながら、風邪であれ、アレルギーであれ、人はそれぞれに体調を崩した時のパターンというものはあると思います。そのパターンが分かって来ると、初期症状で体調のバランスを立て直すことができるかと思います。例えば、私の場合は「疲れが溜まり、寝不足が続く」と体調を崩しやすいので、日頃から睡眠時間は十分にとるように心がけています。どうしても夜中までかかってしまう場合は、とりあえず寝て、少し早めに起きて行うようにしています。落ち着いてから行った方がいい仕事などは、このブログのように落ち着いてからまとめたりしています😅

 

 雨降りの町中で、柵にとまっている燕を見つけました。いつもは飛び回っている燕も雨宿りでしょうか😊結構 人が行きかう中で、警戒することなく一休み・・邪魔をしてはいけないので、遠くから写真を撮らせてもらいました。

 

 

長雨続きで、運動不足と言う方には「健身気功 シリーズ」がおすすめです!

 

サイトは少しずつリニューアル中です・・💦