雨水(うすい)・二節気
2月19日~3月4日
立春を迎えて二週間が経ちます。春一番も吹き、季節は「雨水」を迎えました。雨水という呼び名の由来は・・寒気が弛み、降っていた雪が雨に変わり、積もっていた雪や氷が溶けたその水のこと・・その名の通り雨水を迎えた2月19日からの天気は雨予報が多く、横浜では22日あたりは雪の予報が出ています。
この季節は3日ほど寒さが続いたあとに、暖かい日が4日ほど続く・・徐々に暖かい春へと向かう「三寒四温」の時期でもあります。ですが、今年は晴れの日の日中は気温が20度近くまで上がるほどの日もあり、2020年の成澤先生のこの時期の資料「気温が朝の6時で7度、最高気温の予測は13度」と比べると、5度近く暖かく、そしてその次の日は最高気温11度と冷え込み・・寒暖差が大変厳しく、体調管理に気をつけたいものです。
三寒四温の時期はその寒暖差から筋肉のつっぱりが起こりやすい時期でもあります。また五気は「風」、その特徴は症状が風が散らすようにあちこちに痛みが現れやすいと言われています。「肝」を労わる季節でもあり、肝気が強まり過ぎると「気うつ」に、弱まると「気だるさ」になりやすいそうです。日頃から適度に体を動かし巡りを良くする習慣を取り入れることをお勧めします。そしてやたらと眠気が生じるのもこの季節にはよくありますが、体が睡眠を求めているサイン、十分に休息をとることも大切ですね。
成澤先生のブログから・・
「インフルエンザをはじめとするウイルス性の風邪は(湿度が40%を下回る)空気が乾燥し、最高気温が上がりにくい環境で起こりやすい。「感冒によって五感が冒される順番・・①嗅覚(鼻)、②舌覚(口 味覚)、③聴覚(耳)、④視覚(眼)、⑤触覚(悪寒)」そして発熱が起こり風邪と呼ばれる症状となる」
つまりこの感冒によって五感が冒される順番を知り、意識して生活をすることで未病の段階で対処することができるわけです。こうしてみると「鼻水」の段階は感冒の初期、常日頃から鼻をかみ、鼻水を体内に取り込まなければ(鼻をすすり飲み込んだりしなければ)「風邪になる確率は限りなく低い」・・先生のレッスントークでよく言われることに繋がります。
この五感を鍛錬する健身気功が「六字訣」
①嗅覚(呼吸)、②舌覚(発声)、③聴覚(発生した音を聞く)、④視覚(視線は手指先の動作を追いかける)、⑤触覚(手指先で体を按摩する)
「養花雨(ようかう)」とも呼ばれるこの時期の雨は大地を潤し、草花に生命力を与えると言われています。その恩恵でしょうか、野外練習場所の野島公園のあちこちには野の花がかわいらしい花を咲かせていました。まだまだ寒い日は続きますが健身気功に、太極拳、武術を通して元気に過ごしていきましょう!
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