何回かに分けて、「五禽戯」についてご紹介させていただきました。簡単ではありますが、習い始めて最初に感じる「五禽戯って何?」「伝統?健身気功?」「華佗って?」「「なんでお教室で練習するの?」についての理解に繋がればなぁと思います。

 

ここからは先生のレッスン中の解説やブログ、そして私自身が学んできた中医養生、薬膳と介護予防運動の知識などと合わせて、少しずつ「五禽戯の理論」について、ご紹介していこうと思います。ですが、何分 私自身も学びの最中なので、理解不足のための間違いなども出てくるかと思います。私もみなさんと一緒に練習に参加しながら「あれ?勘違いしてた??」「なるほど!そう言うことだったのか!!」となったときには、その都度 記事内容を編集していこうと思っています。

 

過去の投稿記事は「神奈川気功太極拳倶楽部・横浜武術院 お知らせサイト」のミニシリーズでも紹介しています👇

 

🐅🐅🐅

 「五禽戯(ごきんぎ)」英語では「Wuqixi 5 Five Animal Frolics」は1800年の歴史を持つ中国発祥の体力増強法です。古代から民間に伝わっていた健康法より5種類の動物の動作を選び、陰陽五行思想や中医学の哲理をふまえ五臓六腑を活性化できるようにした気功体操(動気功・動功)のひとつです。

 

「五種類の動物」

●虎:虎戯(hǔ xì)

 関連する季節は「冬」、五臓は「腎」、五腑は「膀胱」、五体は「骨」、五行は「水」

 虎のような「猛々しさ」と「虎視眈々(狙いを定める)」といった眼力を重視します。

 

●鹿:鹿戯(lù xì)

 関連する季節は「春」、五臓は「肝」、五腑は「胆」、五体は「筋」、五行は「木」

 鹿の軽快なステップとしなやかでのびやかな動きが特徴です。

 

●熊:熊戯(xióng xì)

 関連する季節は「土用」、五臓は「脾」、五腑は「胃」、五体は「肉」、五行は「土」

 穏やかにのっそりとした動作の中にある熊の力強さを意識することを重視します。

 

●猿:猿戯(yuán xì)

 関連する季節は「夏」、五臓は「心」、五腑は「小腸」、五体は「脉」、五行は「火」

 猿の身軽に躍動する様、機知的に素早い動きが特徴です。

 

●鳥:鳥戯(diǎo xì)

 関連する季節は「秋」、臓器は「肺」、五腑は「大腸」、五体は「皮」、五行は「金」

 鳥の中で一番長寿なのは鶴。翼を広げ、空中を旋回する様子が特徴です。

 

 

 「五禽戯を練習することで、体の働きを高めることができるだけではなく、体の仕組みや働きについて知るきっかけにもなるので、より自身の健康維持に役立ち、健やかに過ごすことにつながる」と成澤先生はよく練習の際に話しています。ここ数年の間は多少の不調で病院には来ないで欲しい・・という経験を私たちはしました。その中で「健康は日々の生活の上に成り立っている」という事に気が付き、生活習慣を見直した方も少なくはないのではないかと思います。「未病」という東洋医学の考え方も多くの人が知る機会にもなりました。この経験を喉元過ぎたら終わりにせずに、得た経験から「自分の健康は自分でコーディネートする」そんな形で生かしていきたいものですね😊

 

 

2023年10月から始まった 金沢区野島公園野外教室のご紹介映像です👇自然の中でのびのびと身体を動かく事をテーマに、参加者の筋力や体力に合わせて華佗五禽戯の動作を2つほど選んで練習をしています。

 

サイトを手直ししているため、準備中のところも多々ありますが、詳細はお知らせサイトで👇