大雪(たいせつ)・二十一節気

12月7日ー12月21日頃

 

 前回の小雪の時も書いたような気がしますが・・今年は暖かい日と寒い日の寒暖差があるような気がするのですが・・でも去年はどうだったかと振り返ると・・・・・案外覚えていないものです😅二十四節気にまつわる話を・・とも思いましたが、やはり今回もこの季節に活用できる養生の工夫をまとめてみました。

 

 

 寒い日は気温が10度以下、日中も7度前後と徐々に冷蔵庫なみ・・、大気が冷たいな、と感じた時は関東周辺のどこかの地域で雪のお知らせがテレビから流れてきます。そんな日は「頭や首」を冷やさないようにするのがおすすめです。頭も👀!と思うかもしれませんが、頭も冷やすと体調を崩します。心身健康を維持する「脳内最適温度」は38.5度、最近では40度とも言われています。神経系統の伝達は脳から行われ、脳が冷えると伝達速度も鈍くなり、気持ちも塞ぎがちになります。冷えは万病のもと、臓器だけではなく、脳も冷やさない工夫が必要です。

 

 首については頭を支えている首だけではなく「4つの首」。聞いたことがある人もいると思いますが、私たちの体には「4つの首(首・手首・足首・腰)」があり、中医などではこの部分を冷やさない工夫が寒い冬を元気に過ごすためのアドバイスとして紹介されています。野外で練習していると、襟巻、手袋、厚手の靴下(腹巻まではしていませんが・・)、これらを着用しているといないでは、体の温まり方が全く違うのがよく分かります。

 

 また首には「風門(ふうもん)」と呼ばれる「寒気・風邪(ふうじゃ)」が入る門と言われるツボがあります。そして手のひらには「労宮(ろうきゅう)」、足の裏には「湧泉(ゆうせん)」、頭頂には「百会(ひゃくえ)」という「気が出入り、交わる」ツボがあります。つまり寒気も入りやすく、全身が冷えやすく、風邪にまでは至らなくても、気持ち的に塞ぎやすくなったり、体のあちこちに痛みを感じやすくなったり、やる気も低下しやすいです。

 

 そしてこの季節、気になるのは「鼻をすすっている」・・鼻水や痰にはウィルスが付着しています。それをきちんと体外に出さず、すすっていたり、体内に入れてしまうと、自分から風邪になるようにしていると言ってもいいほどです。鼻をかむこと、痰を出すことが「恥ずかしい行為」であるのは日本だけ、他の国ではきちんと体外に出しています。練習中でも鼻をかみたいときは鼻をかむことを優先してくださいね!

 

 

 

冬は腎の季節、簡単にできる虎戯の動作をふたつご紹介しています👇

 

体が縮こまりやすい冬の季節はつまづきやすいので、足を動かす練習もいいですよ👇

 

ここ最近 イベントが重なり更新が遅くなっていますが💦・・お教室の詳細はこちら👇です