今回は五禽戯 発祥の地「亳州市」のご紹介をします。

 

猿猿猿

 安徽省の西北に位置する亳州市は約3,700年の歴史があり、亳州と名付けられたのは唐の時代で、それ以前は「亳」、三国志の時代 後漢末には「譙(しょう)/譙郡」と呼ばれていました。

 

 1996年に発見された亳州市蒙城県の「尉遅寺(いちじ)遺跡」によって中国最古の村落とされ、殷の時代(商朝)にはすでに経済や文化が発達していたと言われています。そして「老子、荘子、曹操、華佗」といった多くの偉人も輩出しています。

 

 亳州市の気候や地質は薬草栽培に適していて、昔から「薬都」と呼ばれていました。市を代表する花は芍薬、そして「亳菊花」の栽培地としても有名です。中国の各都市から生薬が集まり、取引がされ、現代も中国薬材交易センターは、中国最大規模を誇っています。

 

   ※華祖庵とその一角にある薬草園の芍薬の花

 

            ※中国薬材交易センターの上階に五禽戯本部の伝習基地(練習場)があります。

 

 亳州市の駅の改札口を出るとまず初めに大きな曹操の像が出迎えてくれます。町の建物や橋などの柱には偉人たちの残した漢詩が刻まれ、薬膳レストランのお店に入ると華佗の像が祀られています。そして華佗が創始した「五禽戯」は今もなお町の人々の健康体操として大切に伝承されています。

                ※曹氏公園での早朝 練習は毎朝行っています。

 

 

 亳州市と友好都市である京丹後市の公式サイトでも詳しく紹介されています👇

 

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