太極拳の練習をはじめて、来月で9年目・・散歩の途中に見かけた野外太極拳の練習がきっかけでした。

 

長年 ずっと探して、どこにも見つからずだったのに、こんな身近にあった!!

 

とワクワクしながら見ていて、土手を駆け下り、声をかけると、ご一緒にどうぞと体験することになったのですが、見た目、ゆっくりとした簡単そうな動作も、いざ行ってみると、なぞらえる事すらできず💦・・でも外で体を動かす気持ちよさに、続けることを決め・・

 

屋内のお教室に参加をした時は、ちょうど年に一度の交流発表会の練習の最中で、何を練習しているのかな、来年は私も参加できるかな・・・と思いながら、私はそばで動作の練習をしていました。とてもシンプルな動きでしたが、はじめての私にはこれでいいのか感覚もよく分からず、何よりも下半身が安定せず、気が付くと太腿がぶるぶると震え出して・・・💦💦

 

今では支える筋力が備わっていないためだったと分かりますが、当時は「どうしたら安定するのだろうか・・」「足幅が広すぎ?、狭すぎ?」「姿勢が高すぎ?、低すぎ?」「力み過ぎ?」、そもそも「太極拳って何???」と図書館へ通い、調べようとしたら、(今思うとかなり失礼な感覚ですが💦)「陳だの、楊だの、24とか、48とか・・・」たくさんあって、とりあえず入門という本を手にして・・

 

本を開いて写真を眺めると・・自分が練習している動作がなんだかよく分からなくて、「しまった先生に確認をしてからにすればよかった・・」と思う一方で、「こんな質問を先生にしてもいいのだろうか・・」なんて、かなり緊張しながら質問をすると、先生はいくつもテキストを持ってきてくださって、さっそく紹介してもらったテキスト資料、映像資料を求めに中華街へ行ったのを覚えています。

 

9年目をむかえる今も、相変わらずに「どうしたら安定するのだろうか・・」「足幅が広すぎ?、狭すぎ?」「姿勢が高すぎ?、低すぎ?」「力み過ぎ?」の繰り返しですが、自分と向き合い、手探りをしながら、試行錯誤して、動作ができるようになったり、理解を得られた時の喜びが、太極拳を9年も続けられたひとつだと、この感覚はいつまでも大切にしたいと思っています。

 

成澤先生の指導では覚えることを強要せず、各々のペースを大切に、何度も何度も指導をしてくれたことにも感謝しています。

 

筋力や体力は人それぞれなので、軽々と足を高く上げることができる人もいれば、力強い拳を打つことが得意な人もいます。その逆になんど行ってもうまくいかないと、頭を傾げてしまう人もいます。9年前の私は後者でした。でもコツコツと積み重ねていくうちに少しずつできるようになってくるものです。気が付けば、筋力も体力も身に付き、体質も変わり、たくましくなりました。

 

動作を覚える事よりも、その背景にある「太極拳文化」の面白さを教えてくださったのも先生でした。中国武術と呼ばれる「導引(健身気功)・武術・太極拳」この3つは「歴史、文化、思想哲学」と切り離しては成立しないと・・

 

まだまだ知らないことも、解釈違いもたくさんあり、本来こんなブログをまとめていいのか💦💦💦なのですけど、このブログを通して、私も多くを学ぶきっかけになっています。みなさんにも練習することの楽しみ、学ぶことの楽しみ、続けていくことの楽しみ、生長することの楽しみ・・さまざまな楽しみを感じていただければと願っています😊