- ②特異性の原理
筋トレの効果は筋力。ロングランでは心肺機能。スピードトレーニングでは瞬発力。各トレーニング内容で得られる能力には特異性があるという原理です。
人間の筋肉は大きく分けて速筋と遅筋に分類されます。速筋は瞬発力や筋力が優位で遅筋は持久力に優位性があります。
また、人間は遺伝的にこれらの筋線維組成のどちらかが優位なタイプもあり、競技スポーツで超一流レベルとなると、トレーニングの特異性の原理では補えきれない種目もあります。
しかし、プロサッカー選手の筋線維組成を調べた結果、ほとんどのケースで、速筋も遅筋も同じ位の割合、筋組織組成的には普通の人が多いそうです。
サッカーの特異性は脚を随意的に使うこと。「脚を手の様に扱えなければならない!」事になります。しかし、これは脳科学的には至難の業になります。
下の図はペンフィールドの運動の小人と言い、大脳皮質における全身の運動神経と感覚神経の場所を示しています。手と脚を見比べてみると神経の面積の差は歴然です。この脚の領域を少しでも拡大させれば?いいかもしれません。
「サッカーは頭のスポーツ」は間違った表現ではないかもしれません!
https://physio-fukuoka.jp/startle/archives/1762から引用